カンレの日記

還暦の年から始まったブログ、いつの間にか古希そして喜寿を迎えた日々のこと。思いのままに。

丹前(たんぜん)

2007年12月15日 | 思い出話

押入れを片付けていたら

30年くらい年前に、今は亡き夫の母が作ってくれた

丹前が出てきました。

Photo_4 中には綿が入って、防寒用に

風呂上り(今で言えばガウン代わり)とか

夜寝るときにかぶって寝ると

肩が冷えなくてとても暖かいものです。

その頃、毎年夫の母は、手作りで縫って送ってくれていました。

しかし

明治生まれの義母も歳をとって、送ってくれなくなった最後の丹前でしたので

記念っていうか、形見にもなるのでずっと、しまっていました。

それが出てきたのです。

夫は、懐かしさのあまり、昨夜から使って寝ています。

「これだよ」

「これは肩が冷えなくていいんだ」 

と、30年ぶりに、満足そうです。

生前の父や母の年齢に近づいてきた今、夫(64歳)は

いろいろと思い出にふけることもあるのでしょう。

機能的にはとてもいいことはわかるのですが

洗い張りなど、クリーニングの方法が面倒なので

どうしても、丹前やどてらなどを

今使っている方は、ごくごく少ないでしょうね。

多分若い方は知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

どてらは、丹前よりも綿の量が多く

一回り大きくできている物ですね。

いくつになっても、父の思い出、母の思い出は

受け継がれていくのを、改めて感じた日でもありました。

子育て中には、そんなことを考える余裕もありませんでしたが・・・・

あ~私(61歳)も・・・

忘れられない思い出いっぱいありますねぇ・・・

子育てが如何に大切か?

改めて思います。

現在子育て中のお父さんお母さん

いい思い出をたくさん作ってあげてくださいね。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
昔の方は、お裁縫が達者で何でも手作りできて (サザエさん生活)
2007-12-15 21:14:20
昔の方は、お裁縫が達者で何でも手作りできて
素晴らしいですね。
肩が温かくて、いいんですよね。
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☆サザエさん生活さんへ (カンレ)
2007-12-15 21:49:28
☆サザエさん生活さんへ

明治、大正、昭和初期頃生まれの人は、着物が縫えなかったらお嫁にいけない、そんな時代だったようです。
その流れで、私も和裁も習って、羽織まで縫ったことがあるんですよ。ですが、ぜんぜん活用していません。
あ、仮装大会の衣装作りには多少役立っているかも(笑)

歳をとると、肩の冷えは苦しいですからね。
返信する
こんばんは。 (ガストホフ夢木香)
2007-12-15 21:55:16
こんばんは。
南国育ちの僕も冬の厳しさは堪えます。
そうなんです。肩が冷えて風邪ひきやすいのです。
丹前、理にかなった寝具ですね。
ご両親のこと、心打つお話です。
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☆夢木香さんへ (カンレ)
2007-12-15 23:00:57
☆夢木香さんへ

丹前世代の方には、わかっていただける話かな?
あ、でも、南国のほうでは使ってなかったのではないでしょうか?昔の東北では必需品でした。
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爺も掻い巻きと袢纏の愛用者、その掻い巻きから亀... (田舎の爺)
2007-12-16 08:16:05
爺も掻い巻きと袢纏の愛用者、その掻い巻きから亀のように首だけ出して寝床で読書を。湯上がりにはパジャマの上に厚手の袢纏を。そして元旦には母が仕立ててくれた大島紬の着物とネルの襦袢を30年以上も着て福の神?を迎えます。裾や袖口が痛んではきましたが、あと数年の爺の寿命までは着られると大切にしまってあります。
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☆田舎の爺さんへ (カンレ)
2007-12-16 19:44:03
☆田舎の爺さんへ

そうでしたか?愛用者がいらっしゃいましたか。
綿が入ったものは、ほんとに暖かいですから、一度使ったら離せなくなりますね。

丹前って、ネット検索してみましたら、ありましたありました。
120歳まで長生きしても大丈夫ですよ。
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