万華舎

宗家藤間流日本舞踊「万の会」と藤間勘舞恵の活動記録です。

紅葉

2011-11-22 21:56:07 | 日記
こんばんは
新百合ヶ丘稽古からの帰り道です。

今日は寒かったですね。
その変わり、いいお天気で行きの中央線の市ヶ谷四谷辺りは桜の木が綺麗に紅葉していました。
水辺の方が記憶差もあって鮮やかなのでしょうか…。
今年は桜の開花も遅く、もしや咲かないのかとハラハラしましたが、秋にもう一度、こんなに華やかな姿を見せてくれるとは、嬉しくなりました。

日毎の、また昼夜の気温差に体調を崩す方が多いように思われます。
桜の木を鮮やかに染める気温差も人間にはきついもの。ご自愛下さいね。

衣装調べ、かつら合わせ

2011-11-21 10:58:43 | 日記
おはようございます。
今朝も三味線稽古に向かっています。今年最後の稽古になります。(師匠が京都南座顔見世に出演のため、今週末には京都入りだそうです)

その後、新富町へ衣装調べに、八丁堀へかつら合わせに参ります。

そして、人形町の稽古…。一日中、動きまわっていますね(笑)

吉祥寺

2011-11-20 12:36:22 | 日記
おはようございます。
今日は四谷で三味線の稽古の後、吉祥寺の産経学園カルチャースクールの稽古に向かっています。

お教室は月二回。第一、三の日曜日は吉祥寺に参ります。
同じ総武中央線沿線とはいいながら、全く足を踏み入れた事のない地域…。田舎者の私には、人の多さだけで目が回る思いです。

雑誌などでは素敵なお店がたくさん紹介されていますが、駅と駅ビルから離れると絶対迷いそう…。

もう少し慣れたら、探検してみようかとただ今下調べ中です。

時雨

2011-11-19 21:07:26 | 日記
こんばんは
今日は高輪の師匠宅の稽古でした。
朝からずいぶん強く降りましたが、皆さん雨は大丈夫でしたか?

今の時期にザッと降ったり止んだりする雨の事を「時雨」といいます。

長唄に「時雨西行」という曲があります。謡曲「江口」から題材をとり、先日、都鳥でお話した杵屋勝三郎の作曲、作詞は河竹黙阿弥です。
西行法師は元は佐藤義清という鳥羽上皇の北面の武士でしたが若くして出家します。
西行法師が江口の里で時雨にあい、遊女の家に一夜の宿を請い、お互いの身の上話や歌を詠みあううちに、いつしか遊女は普賢菩薩に変じます。
人間の、我が身の上を歎く遊女から、人間ではない仏への変容…、素踊りに近い簡素な舞台ですがかえってドラマチックな展開を盛り上げます。
いつか演じてみたい役の一つです。

かつら合わせ

2011-11-18 22:31:34 | 日記
今日は高輪区民センターでの稽古でした。
今帰り道です。

今日は本当は稽古の前に一月五日の新春舞踊大会のかつら合わせと打ち合わせがありました。(時間の都合で伺えませんでしたが…)

かつらというと日本髪が結ってある状態のものを思い浮かべる方が多いかと思いますが、かつら合わせとは、地金の状態で毛はまだなく、薄く伸ばした金属を小さな金属の鋲で留め張り合わせていき、頭の型に合わせていくのです。それに人毛を植えた羽二重を張り結う前段階までの土台を作るのがかつらやさんのお仕事です。
そして、結うのは「床山」さんのお仕事になります。(歌舞伎では床山さんは各々役者さんごとの専任制になっています。これはその役者さんの好みや顔かたち体型などを把握して注文通りに結い上げる為です)
日本舞踊でも芝居でも、役によって様々な髪形がありますが、先ず大きく分かれるのは「金(かね)」のかつらか、「網(あみ)」のかつらかです。
これは生え際の違いで、歌舞伎舞踊などのかっちりとした時代なものは「金」、素踊りなど柔らかい自然な感じの出したいものは「網」と使い分けられています。