万華舎

宗家藤間流日本舞踊「万の会」と藤間勘舞恵の活動記録です。

かつら合わせ

2011-11-18 22:31:34 | 日記
今日は高輪区民センターでの稽古でした。
今帰り道です。

今日は本当は稽古の前に一月五日の新春舞踊大会のかつら合わせと打ち合わせがありました。(時間の都合で伺えませんでしたが…)

かつらというと日本髪が結ってある状態のものを思い浮かべる方が多いかと思いますが、かつら合わせとは、地金の状態で毛はまだなく、薄く伸ばした金属を小さな金属の鋲で留め張り合わせていき、頭の型に合わせていくのです。それに人毛を植えた羽二重を張り結う前段階までの土台を作るのがかつらやさんのお仕事です。
そして、結うのは「床山」さんのお仕事になります。(歌舞伎では床山さんは各々役者さんごとの専任制になっています。これはその役者さんの好みや顔かたち体型などを把握して注文通りに結い上げる為です)
日本舞踊でも芝居でも、役によって様々な髪形がありますが、先ず大きく分かれるのは「金(かね)」のかつらか、「網(あみ)」のかつらかです。
これは生え際の違いで、歌舞伎舞踊などのかっちりとした時代なものは「金」、素踊りなど柔らかい自然な感じの出したいものは「網」と使い分けられています。

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