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時事問題、趣味、思いついたことについてのべていこうというブログ

人生充実していることだろうな

2014年02月28日 | 社会

 ちょっといい話を産経新聞が書いていた。

【記事引用】

 ■文武両道、幸せな日々

 83歳の女子高生球児が3月1日、卒業式を迎える。川崎市立高津高校定時制4年の上中別府(かみなかべっぷ)チエさんだ。夫の死をきっかけに学生に復帰、勉学に励みながら、全国を目指して10代の仲間と白球を追いかけた。「温かい仲間に囲まれ、勉強も野球もできて本当に幸せだった」。文武両道の充実した日々を今、しみじみと思い出している。(西尾美穂子)

 全国大会出場をかけた昨年6月23日の高校定時制通信制軟式野球の神奈川県予選決勝。1死満塁のピンチを迎えた六回裏、出番がやってきた。背番号12をつけたピンストライプのユニホーム姿で、ベンチから伝令としてマウンドに向かって駆け出すと、球場は大歓声に包まれた。

 「いつも通りいこう」。孫よりも若いエースの尻をポンとたたき、気合を入れた。試合には惜敗したが、泣き続けるナインに「人生にはいろいろある。1番だけがいいわけじゃない。これをバネにがんばって」。涙をこらえて励ました。

 ◎精神的支柱に

 野球部に入ったのは3年の秋だった。「必要な存在なんです」。野球部監督で担任の中島克己教諭(45)やクラスメートの部員から熱心に誘われたのがきっかけだった。華道部と書道部も掛け持ちしながら、週3回の練習に参加。キャッチボールや球拾い、グラウンド整備で汗を流した。

 帰宅は午後11時ごろ。「ほかの人より忘れやすい」と復習、予習は欠かさず、就寝が午前2時になる日もあった。

 ほかの部員は10代。大人に心を開かない部員も、祖母のような存在の上中別府さんには素顔を見せた。最後の大会前にけがをして不安そうな表情を浮かべていた4年生エースには、練習後にグラウンド整備をしながら「大丈夫だよ。間に合うよ」とさりげなく声をかけて励まし続けた。

 激しいメニューは一緒にできなかったが、いつの間にかチームの精神的支柱に。昨年のホワイトデーには部員から感謝を込めて赤いグラブが贈られた。

 連帯感が高まったチームで臨んだ昨春の県予選。初戦でコールド勝ち目前の五回裏に、そのグラブを手に左翼を守った。ボールは飛んでこなかったが、人生初の経験に「心臓が飛び出そうになり、寿命が3歳縮まった」と笑う。

 ◎年は関係ない

 学生に復帰したのは夫の死から2年たった76歳のときだった。悲しみに暮れ、漠然と過ごす日々に区切りをつけようと、平成19年4月に地元の市立西中原中学校の夜間学級に入学した。卒業のときに「このままでは中途半端」と79歳で女子高生になる決意を固めた。

 飽くなき探求心の原点は、戦争の真っただ中で満足に勉強できなかった少女時代にある。昭和5年に鹿児島県曽於(そお)市で7人兄弟の四女として生まれた。8年間通った地元の国民学校では、空襲に備えたバケツリレーやなぎなたの訓練で十分に学べず、農家だった家の手伝いを優先させて進学はしなかった。

 24歳で結婚、夫の転勤で川崎市に移り住んだ。中学生になった長女(57)の英語の宿題を見たときに「理解できない」とショックを受け、家族に内緒で参考書を買って勉強を始めたが発音も分からず、断念したこともあった。

 アルファベットや「マイナス」の数字-。「この年になっても、何もかもが新鮮」と心が躍った中学1年から7年。「分からなかったことが、分かるようになるのは本当に楽しい。年なんか関係ない」と勉強に励んだ。オバマ米大統領の演説が読解できたり、微分、積分の計算ができたりするまでになった。

 高校最後の試験を終えた今、「無事に卒業できるのは恩師や野球部の仲間がいたから」と言葉を詰まらせた。「生涯現役」がモットー。「人生は驚きと発見の連続。まだまだ知らない世界を知りたい」。卒業後は水墨画や水泳を習う


  この人の人生は充実していることだろう。

 こういう話を聞くと心が温かくなるし、自分も負けてはいられない「がんばろう」という気持ちが湧き上がってくる。

 しかし、この人物の英語、数学の実力は、どう考えても私より上だろう。


 この人は今、充実しているし、新鮮な驚きに満ちていることだろう。人生に意義を見出せない人が多い中で、この人のような人生は非常にすばらしい。これかえあもこういう人にはがんばってほしい。

  


よくわからん選挙ですね

2014年02月16日 | 政治

 大阪市の市長である橋下氏の辞職に伴う大阪市市長選挙で、各党が候補者を出さないことについて、橋下氏が不満を持っているらしい。

【記事引用】
 大阪市の橋下徹市長(日本維新の会共同代表)は15日、出直し市長選(3月9日告示、23日投開票)について「自民、民主、公明、共産各党は僕が横暴だと言うなら、誰か1人(統一候補を)立てれば向こうが勝つ。なんでやらないのか」と述べ、改めて候補者擁立を見送った各党への批判を展開した。大阪市内で記者団に語った。

 橋下氏は、大阪府と大阪市を統合再編する「大阪都構想」に関して、「(都構想を)止めたいなら(市長選で)落としてください。止められないなら手続きに従って進める」と強調。再選すれば、都構想実現へ向けた作業を加速させる考えを示した。

 都構想の制度設計案を決める法定協議会では、橋下氏が率いる大阪維新の会と他会派の対立が激化し、橋下氏が目指している来年4月の都制移行は困難になっている。橋下氏は今月27日付で市長を辞職する。

 

 大阪市に住んでいない者にとっては何の関係もない選挙なのだが、ちょっと疑問点があるので書いてみようと思う。

 まず元々、なぜ橋下氏は市長を辞職する必要があったのだろうか?

 確か、橋下氏は公約というかその政治目的に、元々「大阪都構想」を掲げていた。そして見事、当選した。これは大阪の有権者が「橋下氏の大阪都構想」を支持した結果ではないのか?ということは、この選挙一体何のために行うのだろうか?

 各党が候補者を出さないことについて、そんなに不満を持つことなのだろうか?

 確かに橋下氏には橋下氏の不満、焦りなどがあるのかもしれないが、今回の大阪市市長選挙は大部分の有権者にとって「え?なんで?」といった感じでは無いだろうか?


 
 私が、大阪市在住で選挙権があった場合に果たして、この選挙に行くかというと思いっきり疑問である。

 嫌な言い方をすれば「白々しい」という印象がどうしても拭い去れないし、自分の一票が利用されているような気がするからだ。

 本当に何のために行うか理解できない選挙だ。