またかよと思った・・・
というよりも、1年の通過儀礼のようなものなので、国民の皆さんは何も気にしなくて良いのだが、まだ国民を騙そうというさもしい根性には、哀れみを覚えてしまう。
【記事引用】
国の借金が過去最高更新、1人当たり750万円
財務省は10日、国債と借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」が、昨年12月末時点で9月末より4兆2205億円増えて958兆6385億円に達し、過去最高を更新したと発表した。
今年1月1日時点の推計人口(1億2773万人)で割ると、国民1人当たりの借金は約750万円となる。
「国の借金」全体の約7割を占める普通国債の残高は5兆8201億円増えて662兆3594億円となった。東日本大震災の復興策の財源とする復興債の発行などが影響した。
しかし、このフレーズに騙される人はもはや少数派ではないのか?
ネットの発達により、情報の発信が限られていた時代なら効果はあっただろうが、いまやこの論法は少しずつだが確実におかしいと言うことに気づいた人が増えてきている。
なんで日本政府は国民から金を借りている債務者の分際で、債権者である国民に対し、「おまえたちの借金は750万だ!!払え!!」と偉そうにいえるのだろうか?
なんで、「政府の借金=国民の借金」という論法になるのだろうか?
中学校の社会で習ったが国の経済主体は①政府、②企業、③家計(国民)の三つだそうだ。常識レベルのことだが、財務省は中学校で習うこの経済主体についてどれほど理解しているのか疑問に思う。
「国の借金」はあくまで政府の借金だ。
政府の借金を返す義務があるのはあくまで「公務員」だろう。なんで国民に責任を擦り付けているんだ?
私はこの種の記事は間違いなく単なるこの時期の風物詩ととらえている(風情も趣きも野暮以外のなにものではないが・・・)
こんなフレーズに踊らされることなく「へぇ~そうなんだ~公務員は大変ですね」ぐらいに捕らえてほしいものだ。
まぁ・・・また来年もこの時期になると財務省がこの発表を行うことだろう。
ある意味、日本は平和な証拠だ(笑)