彼方の青空

目指した空は、「こっちだよ~」って笑ってた。理想のようなもう一人の自分はあの空の下にいる。追いかける!彼方の青空へ!

又、会おう!!

2005-04-29 | 旅日記と心の詩
マリンディーは物静かな海辺の町だ。ほげ~と砂浜に寝そべっている、頭はとてつもなくさえている、何度も何度もチーさんとのひと時を思い出してる。あの人は凄い人だ!!僕たちはチーさん達と一緒にマダガスカルへ行けなかった、僕等二人で進めと言うことだ、行ってやるって言うわけだ!!

あなたの背中は追いかけない
僕は僕で突き進む
必ず交わる時がやってくる
その時は少しでも大きくあるように
瞬きをせず握手した
無言のまま、長く、長く
『マサっ、又会おう!』
「はいっ!又会おうは必ず会うことですよっチーさん!!」

マリンディー、チーさんとの出会い・2

2005-04-28 | 旅日記と心の詩
海は綺麗だな~、鯵さんが僕の前を泳いでる、その先は竜宮城か?夕暮れまでチャプチャプ&ボー。
さー、カジノへ。初めて入ったカジノ、キンキラシャンデリアにマフィアのような店の人たち、渋いBARでマティーニを飲みチップを手にルーレットへ、そして赤にドカンと十万円分のチップを置いたらみんなびっくり!そして偉そうな人が丁重に何か言う、各テーブルには賭け金の上限があるのだ、知らなかった。そしてなんと奥のVIPルーム、しかもとてつもなくゴージャスな個室に通される。超綺麗なバニーちゃん、超マフィアっぽい黒服、ひげをはやしたドボルザークのようなディーラー。僕は言った『I play just one game!』何回かルーレットを回してもらい、玉もころがしてもらいPM10時11分、赤に賭けた。
ディーラーは僕に言った『楽しめたかい?』
           『もちろん!!』
見事な負けっぷりだろ!僕もタマもすっきりしてる、そしてチーさんに報告『ほうか~、残念やったな~』『はいっ』。カジノはプレイ中ならば飲み放題、チーさんにブラックジャックを教わりガンガン飲みながらやる。1枚200Shのコインで最低2枚賭けなので一勝負ホテル2泊分。やってるうちに感じ掴んできて酔いも回って絶好調!今だ!!と思ったときに2万円分賭けたらブラックジャックがきて2.5倍の5万円!!ヤッターてタマと大喜びしてたらチップ引っ込めるの忘れてそのままベットされちゃたけど、また勝っちゃって10万取り戻したー!!やめりゃーいいのに調子に乗って周りのお客さんにチップあげて、ビール浴びるほど飲んで、隣でチーさんハーモニカ吹いてるし『バケツでビール持って来い!』って叫んでる。どれだけ飲んだかな?どれだけ笑ったかな?チップなくなっちゃったよ!あーーーったのしーーい!!フレイカ サーナ!!(ベリーハッピー)

あんたに言わせりゃ空など「シンバリ!」
おいらに言わせりゃ「シンバリ」空など
只今マリンディー、お次はマダガスカル
っでもってモーリシャスっでぱっとクレタアイランド
・・・ンゴジャキドゴ!
チーさんや、チーさんや、今宵語り明かそうよ
裸の言葉で馬鹿笑いすりゃ時は止まる
・・・シシラフィキ!
チーさんや、チーさんや、そりゃーあんたは最高!!
何処までも行けよ、何処までも行こう!
チーさんや、チーさんや、今宵カジノで勝負さ
セオリー通りにビッと攻めれば時も笑う
はっはっはーチーさんや、チーさんや,行けっ!レッドに1000$
何処までも夢よ、何処までも夢を!

ンゴジャキドゴ!チーさんや、チーさんや
我が心の和尚様
心のタンスに詰め込んだ夢、整理もせず
クエンダワピ?チーさんや、ちーさんや、彼方の青空へ?
誰かの希望に、穏やかな風に、流れる音符に押されて飛んでく・・・

シンバリ=遠くない ンゴジャキドゴ=ちょっと待って シシラフィキ=僕達は友達さ
クエンダワピ=何処へ行くんですか?

マリンディー、チーさんとの出会い・1

2005-04-28 | 旅日記と心の詩
海を眺めていた、ボーっと。BARへビールを飲みに行くと日本人が二人いる、お話をすると、チーさんというおじさんは、地球環境保護団体ガイアの隊長さんで、ものすごいオーラがある。疑いようのない目、何だろう、話しをするうちに、聞いてるうちにどんどん吸い込まれていく、あっという間に尊敬?ファンになっている。こんな人に会ったのは初めてだ。彼の口から出る言葉が突き刺さる、その話し、言葉が僕を覆し未熟さを突きつけられる、それでも気持ちいい。チーさん達はこれからマダガスカルへいく、一緒にと誘われる、マダガスカルへ行くには僕等には色々条件があり、更に航空券を買うとか、お金が足りないのだ。ひょんなことからカジノの話しになり、僕とタマは明日夜、ルーレット赤黒10万円一発勝負して勝ったらご一緒願いますということに。

人に感動したのは初めてだ
人から世界を感じたのは初めてだ
自分と照らし合わせて見たくない
あまりにも自分が小さすぎて
でも大丈夫、僕は進み続けている
ありがたいことに沢山の凄さに出会えている
『全て』は凄い!
『全て』を知ると僕はどうなっちゃうんだろう
道はどこまでも続く
扉は無限にある
僕の旅路は振り返れば一つ、その先には無限
でも決まっているのだろう、偶然なんてないのだから

ハゲタカくん

2005-04-27 | 旅日記と心の詩
天気は晴れ、そして高い雲と低い雲が散らばっている。パイナップルの産地、そして綺麗な海の待つマリンディーを目指す。大型バスでポレポレでサバンナをすり抜け、だんだん暑くなってきたと思ったら休憩。食堂の裏にハゲタカがたくさんいる、ごみをあさっているよ、サバンナへ帰りなさい。時計が止まって時間が分からない。モンバサに着くと乗客はほとんど降りた。空いてほっとしていたらすげー形相で沢山乗ってきた、席取り戦争だ!!のんびりムードのマリンディーに到着。海側は暑いねっ、ホテルもすぐ見つかり、そこのレストランでミートスパゲティーとチップスをたのむ。かなり時間が経ってキッチンを覗くと、少年が汗を拭きながらメモを見て一生懸命作っていた。そうだっ、時計はこわれたままだ、潮風が心地よい。

ハゲタカくんははげている
考えすぎてはげている
一度甘汁吸っちゃったから
サバンナへは帰れない
それでも帰ろか悩んでる
悩んでいるからはげてゆく
カタカタくちばし音立てど
グーグー鳴く腹満たせない
『人間様、毎日こんな旨いもん食べてるの
残り物でこれならば・・・
翼をあげるから食べさせて』

その笑顔はそのままで・トゥエンデ!!

2005-04-25 | 旅日記と心の詩
始まりは好奇心、ただ行ってみたいだった。やってくる全ての事を受け入れよう、なるべく裸で。タマの熱も下がった、ケニアの海が見たいって、『おっしゃー、トゥエンデ!!』

あんたの笑顔もいいけれど、俺だって中々じゃないの
はじけ飛びそうな感動、あなたの優しさ
宝は胸の奥にしまって
まだまだ僕の好奇心満たないからトゥエンデ!!
新しいまだ見ぬ地を求めて

旅は少しずつ僕を強く変えてゆく
別れはいまだに泣いちゃうけど
また会えるからさ
忘れないからさ
約束さ、その笑顔はそのままで
約束さ、その笑顔はそのままで
必ず行くよ!!

(トゥエンデ=レッツゴー)

ナイロビは大雨

2005-04-25 | 旅日記と心の詩
ボブは日本語がうまく気軽に話しかけてくれる、でも最後はサファリへ誘う。ボブは僕の事を友達だと言う、その心を開いてみたい、何かガードを取り払えない自分、ぎくしゃくとボブと接する自分。まー少なからず色んなトラブルや苦痛、難題を乗りこてきた、対人間ってのはトラブルの打ち出の小槌・・・。
銀行のおばちゃんは一度ファックスを送っただけで知らん振り、そのファックスは今になって届いてないことに気付いた。久々に激怒してしまった、その場でインターペイメントに電話させたら『明日、再発行されます』・・・なんだったんだ!!また文句怒鳴りまくり。
翌日ナイロビは雷ゴンゴンの大雨。TCは再発行された。先夜飲んだ後体調崩したミサちゃんは元気になり、『西へ~行くんだ~ニンニキニキニキニン~』と歌いながらモロッコへ向かい、久美ちゃんは日本へ帰った。タマは発熱でダウン、ポツリと僕は一人、様々な対人間との思いや出来事に心やられてる。約2ヶ月が経った、ナイロビは都会だ、欲しい物は手に入る、持った物は守らなきゃいけない、ドロボーが沢山いるから、なんて不自由なんだ!

ナイロビは大雨
僕はその雨に打たれてる
物が僕に様々な感情を与える
物を守る為に今、人を怒鳴りつけ、人を疑い
雨に打たれて落ち込んでいる
雨に打たれてビショビショでも何とも思わない
何故何とも思わないんだ?

ナイロビは大雨
ヒントの雨
僕はまだまだ止まらない!

ビルという名の大木

2005-04-23 | 旅日記と心の詩
まーじーでーすーかーーっっ!!この~!銀行のくそばばぁ~!もう一週間も待っているんだ!これは怠慢か?ポレポレか?TC再発行してくれ~。
断水!ここはほんとに首都かい?ヒルトンホテルのプールでリッチにチャプチャプ。都会の真ん中、高層ビルに囲まれ、太陽の光もまばらにプカプカ浮かび、刻まれた空を見ている。井戸の中のカエルみたいだ。

ビルという名の大木
太陽がガラスにいくつも映る
本物はどれ?
ヒルトンのプールに浮かぶ僕
ギザギザな空
いらぬサービス
ナイロビの木はでかい
でもバオバブ程物知りじゃなさそうだ

ハラヒリラリホ~~ポレポーレ

2005-04-22 | 旅日記と心の詩
小学校5年の最後の夏休み、8月31日のようだ、眠れるかな、寂しいな、明日・・・。
眠りから覚めてしまった。こんなときにかぎって迎えの車は時間どうりにやってくる。
ナイロビに戻ってきた。ノースイースタンに宿をとると日本人女性二人と会い、下のレストランでお話しでもっとそこには久美ちゃんが!!!あらら~、みんなでBARへ行き、旅のお話しで時は意地悪なほど早く、そしてポレポレ。突然、ひとりの女の子が体調崩し、僕が背負って宿まで連れてく。彼女はとても軽かった、あんな女の子が一人旅だなんて・・・。再びBARへ戻り、ビールをガバガバ飲む。僕の価値観は誰かがあってのことだ!結局くらべてる。あーーちくしょうっ、ナタカ ポンペ!!(ビールくれ!)。

時の流れが見える
時が踊ってるのが分かる
ハラヒリラリホ~
いつでも酔ってればポレポーレ
いーじゃないか
前向け!俺!
旅は人と競うものではない
ポレポ~レ
そこだよ
見えない所に」価値はある
この酔いかげん
やってるってことじゃないか
そーだろー
ハラヒリラリホ~

あの僕を追いかける(トゥタオナナ、マサイマラ)

2005-04-21 | 旅日記と心の詩
心打たれる、心洗われる、太陽の光が僕を包む、サバンナが朱色に染まる、明日へ向かう太陽はとてつもなく大きく、ゆっくり沈んでいく。

それはそれは遠い道のりでした
ポレポレ文化に慣れて僕はここまで来た
とてもとても遠い道のりでした
いつまでも色あせることなくこの心に
遥か、彼方の空を指差して「待ってろよっ!」と吠えた
やっと掴んだこの自由は、穏やかで、時間もなく、色、形無く
沢山の犠牲もあった
それでも飛び出したその勇気に「ありがとう」

それはそれは大きな夕日でした
インパラを赤く染めて「頑張れ!」と励ました
とてもとても強い感動でした
いつまでも色あせることなくこの大地よ
遥かEast,故郷の空を指差して「げんきだぜっ!」と吠えた
抑えられないんだ、胸の高鳴りを
『ドックドック』と『バッキバッキ』と訳も無く騒ぐ
その命が燃えている!生きるって、生きるって、そういうことなのか

風が吹く、マサイの肩に
小さくて弱くて何も出来ない自分がいる
『その先』に何がある?止まるな!忘れるな!この命の勇気よ
立ち上がれ!ガゼルのベビーよ
すぐそこにヤツはいる、今すぐ立ち上がれ
明日の朝僕も行く
ゆっくり、ゆっくり、あの僕を追いかける
ゆっくり、ゆっくり、あの僕を追いかける


太陽の光が僕の身体の中をグルグルまわりすり抜ける。サバンナでずっと昔の姿の無い自分を見た。色んな所にいた、なんだろう、前から知っていたような懐かしさを感じた。僕が笑って立っていた、「こっちだよ~」って手招いていた。なんなんだろう、強く、あたたかく、オーラに包まれているような、そんな自分をサバンナで見たんだ、歩いていた、たしかにいたんだ。それから近づくことなく、遠ざかることなく、もうひとりの自分は僕の前にいる。
君は誰なんだ・・・僕は誰なんだ・・・
明日、ここを離れる。離れたくないよっ、、でも僕はここでは生きれない。思い出の場所に留まりたい、その先へも進みたい・・・。トゥタオナナ(また会おう)!マサイマラ!

ゆめ’S

2005-04-21 | 旅日記と心の詩
サバンナの朝は寒い、目覚める度に自分の両手を見る、そして隣のタマも。毎夜夢を見る、動物達の声を聞きながら、様々な出来事を回想しながら、いつしか夢の中へ・・・

ライオンと喧嘩して
バブーンと悪さして
ゴリラに怒られて
ヌーとマラソン
チーターとダッシュ
ヒョウと木登り
イボイノシシと穴掘り
えーとー、それから・・・
***************

飛べない鳥ダチョウ、自ら飛ぶのをやめたのか?
空の広さに魅力を失い大地へ降りたのか?
きっと空は一度制覇したんだ
大地の二本足最速目指して翼を封印したのだろう。
安息の空を捨てるなんて、なんの悟りを開いたのか?
明日さー、あの岩山のてっぺんへ行こう、何か思い出すかもよ
僕とハイラックスが付き合うよ、おーそうだ!行こう!
何か思い出した・・・あーー!!飛んだーー!!
やっぱり飛べるんだー、えっ、いいの?背中乗って
やっほー、ライオンのば~か!ここまでおいでー
行けー!あの太陽のなかへ
あちっ、あちっ、ちょっと近づきすぎだ
えーい、もう行っちまえ!灰になっちまえ!いけ~!
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振り返れば道がある
言いかえれば道は無い
けれど道は無限にある
命をけずれ、熱く、熱く
目に頼れば道は見えず
背後にシンバ、自分の意志、本物かを知る
そんなもんだ友よ、ヤリを持て
そして楯となる強気心を
さぁ、マサイの星を一つささげよう
マサイの誇りもひとつ授けよう
星は見てる、志しを裏切るな
みなつながっている
さらば、友よ
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《色んな夢を見た、もっと眠ってもっと色んな夢を見たい。『明日』来るかな?》