心打たれる、心洗われる、太陽の光が僕を包む、サバンナが朱色に染まる、明日へ向かう太陽はとてつもなく大きく、ゆっくり沈んでいく。
それはそれは遠い道のりでした
ポレポレ文化に慣れて僕はここまで来た
とてもとても遠い道のりでした
いつまでも色あせることなくこの心に
遥か、彼方の空を指差して「待ってろよっ!」と吠えた
やっと掴んだこの自由は、穏やかで、時間もなく、色、形無く
沢山の犠牲もあった
それでも飛び出したその勇気に「ありがとう」
それはそれは大きな夕日でした
インパラを赤く染めて「頑張れ!」と励ました
とてもとても強い感動でした
いつまでも色あせることなくこの大地よ
遥かEast,故郷の空を指差して「げんきだぜっ!」と吠えた
抑えられないんだ、胸の高鳴りを
『ドックドック』と『バッキバッキ』と訳も無く騒ぐ
その命が燃えている!生きるって、生きるって、そういうことなのか
風が吹く、マサイの肩に
小さくて弱くて何も出来ない自分がいる
『その先』に何がある?止まるな!忘れるな!この命の勇気よ
立ち上がれ!ガゼルのベビーよ
すぐそこにヤツはいる、今すぐ立ち上がれ
明日の朝僕も行く
ゆっくり、ゆっくり、あの僕を追いかける
ゆっくり、ゆっくり、あの僕を追いかける
太陽の光が僕の身体の中をグルグルまわりすり抜ける。サバンナでずっと昔の姿の無い自分を見た。色んな所にいた、なんだろう、前から知っていたような懐かしさを感じた。僕が笑って立っていた、「こっちだよ~」って手招いていた。なんなんだろう、強く、あたたかく、オーラに包まれているような、そんな自分をサバンナで見たんだ、歩いていた、たしかにいたんだ。それから近づくことなく、遠ざかることなく、もうひとりの自分は僕の前にいる。
君は誰なんだ・・・僕は誰なんだ・・・
明日、ここを離れる。離れたくないよっ、、でも僕はここでは生きれない。思い出の場所に留まりたい、その先へも進みたい・・・。トゥタオナナ(また会おう)!マサイマラ!