彼方の青空

目指した空は、「こっちだよ~」って笑ってた。理想のようなもう一人の自分はあの空の下にいる。追いかける!彼方の青空へ!

分かれ道

2007-12-31 | 旅日記と心の詩
それは自ら早足で進んで行った。
家を出た。タマの実家に転がり込んだ。それはとても良いことだと思ってた。これは旅の延長だと思ってた。勝手に思ってた。
タマの両親とは仲良くやってる。いや、仲良くしてくれてたのかもしれない。タマとはすれ違っていく。
分かれ道がやってきた。

勇気、君はその実をしぼりきって別れを言った
勇気、その勇気を壊さぬよう別れを受けた

心にぽっかりと穴が開いちまった
何日も飯が喉を通らなかった
大丈夫、耐えられる、君はもっと辛かった
道は続いてる

馬鹿で行こう

2007-12-29 | 旅日記と心の詩
肩身を狭くして息をしている。夢や希望、人生計画の無い僕には、今、ここの時間の流れに溺れ続けている・・・。

馬鹿で行こう
馬鹿で行こうぜ
適当に利口ぶるよりも
ちっぽけなプライドにすがりつくよりも
否定するよりそれ、やってみよう
“壁を作り自分の殻に閉じこもり”これやめよう
その先には必ず何かがある
旅は国々を歩く事だけじゃぁないっ
それ、ちょっとやってみよう
やっぱり失敗して『馬鹿だな、俺っ』って笑ってよう

おかしなもんだ

2007-12-27 | 旅日記と心の詩
『老けたって?』、気にするなよ
そこの皺、塗りたくって隠すなよ
何も隠す事は無いだろう
ここまで頑張ってきたんだ
髪の毛に白髪も見えりゃぁ体力も落ちるわな
人間歴重ねてるんだ、おかしなもんだろう
短気もだんだん馬鹿らしくなってさ
そんなことが経験と知り、あんな馬鹿が知恵となる
色々俺やってきたんじゃぁないのっ
たかがそんなことさ
たかがそんな俺さ
でも、俺、今も生きてるってのわさ、凄い事なんだよ
おかしなもんだろう・・・ハッハッハァ~~

彼方の青空へ

2007-12-18 | 旅日記と心の詩
それぞれの地に暮らす人々、それを眺める僕
動けない・・・まだ動けない・・・何をどう思えばいいんだ、
微笑んで、手招きして、『飯でも食ってけ』なんて
僕は心に何を持ってる?無限の心に、
 ただあなたに心打たれて
 『今日から君らも家族だよ』って
 嬉しくて、恥ずかしくて、嬉しくって
   その形のない“思い”を僕にください
   都会の風に吹かれてもすれぬように
   どこかに誰かがいて、そして僕もいるんだね
   遥か彼方の我が兄弟よ、元気かい?

あの日見た彼方の青空は、あの日以来見ていない
でも、それと同じような感覚をあなたの気持ちに見た
感じた・・・、
旅は、人と会うこと
旅は、人が人だと気付くこと
旅は、そして自分の心との戦い
旅は・・・
旅は・・・、わかんねーやっ
でも遥か彼方にはまだ知らぬ僕がいる、

手を取り合い歩いていこう、愛する人よ
遥か彼方にこの青空あるかぎり
遥か彼方に、この青空があるかぎり。

     彼方の青空Ⅲ、Fin.


レツィーナで乾杯

2007-12-17 | 旅日記と心の詩
イラクリオの空港に
『ジャンボー』と言って君は現れた
好奇心の地図を手に、二人は
今、赤土鉄道出発!!

ムサカの美味い店を教えてもらったんだ
ギリシャの地のワイン“レツィーナ”も
飯屋はタベルナって言うんだ、面白いな・・・

さぁ、レツィーナで乾杯しよう
そして旅が始まるんだ
タマ
レツィーナで乾杯しよう。


いい笑顔だ
握手しようぜ

ラスト

2007-12-16 | 旅日記と心の詩
ラストは、お気に入りのパーナ貝料理、ホーイメンプーオッを食べにあそこへ行こう。美味い!!美味いんだけど今宵はみんな言葉が少ない。メコンを小瓶で2本飲んでカオサンへ戻る。
カオサンは眠らない。バーでシンハービールを飲む。行く人来る人を見てきた。今度は僕らが行く人だ。今度は僕らが行く人なんだ。



瞳閉じれば僕が歩いてる
君と一緒に影を地球にならべてる
暖かい陽射しに照らされて
夕方は夕日に向かってオカリナを吹く
夜は砂浜で星を眺める
果てしない地球(母)の手の平で限りない夢を僕は見た

行き詰れば誰かが手をさしのべる
とても温かく、強く、優しい
不思議なくらいに、もうだめだと思うと
僕は誰かに助けられてた
果てしない地球(母)の手の平で
限りない優しさに僕は包まれてた

エフハリスト
アサンテサーナ
ショクラン
テシェッキュレデリム
モタシャッケラム
タンネバード
シュークリヤ
コップンカップ
トゥリマカシー
サンキュウ・・・
こんなにも
こんなにも、友よ、ありがとう
こんなにも
こんなにも、タマ、ありがとう

タマ、ありがとう。