日本・フランス・アメリカ 3つの国をくらべてみたら

アメリカでの生活を中心に、6年半暮らしたフランスや母国日本との違いに触れながら、気の向くままに書いていきます。

おりがみ

2019-10-30 20:58:00 | 文化
日本人なら誰でも1度はやったことがある、おりがみ。多分、幼少のころ幼稚園や自宅で教えてもらい、人によっては小学校でも何度か作る機会があるかもしれない。その後は、趣味で折り紙をやっている人以外はなかなかおりがみをする機会はなくなり、自分に子供や孫ができたころに、また思い出しながら作る人もいるだろう。

私も小学校以来、おりがみをする機会が無かった1人なのだが、海外に住むようになっておりがみを作る機会が増えた。ボリビア(スペイン語)、フランス、アメリカと引っ越すたびに新しく言葉を覚えなければならないので、最初の数年はいつも、大人なのに片言しかしゃべれず、大人同士の会話の仲間入りをすることは難しい。こんな時、音楽や絵などができると言葉の壁を越えてコミュニケーションが生まれるのは知っているが、私にはどちらもできない。

そして思いついたのが、おりがみだった。先述のようにおりがみは、日本人なら誰でもやったことができるので、ちょっと手を動かせばすぐにおもいだすことができた。そして最初は、鶴や小箱など簡単なものを思い出しながら折って見せていたのだが、日本文化が大好きなフランス人などには思いのほか反響があり、大人でも楽しめるようなモチーフをインターネットで検索するようになった。すると、幼稚園や小学校の時には見たこともなかったような素敵なデザインや実用的なおりがみモチーフがたくさんあることがわかった。

そうして、これらのおりがみを知り合いに披露して、一緒に折るようになると、ボランティアとして働いていた地元の図書館や学校からおりがみ教室をやらないか、というお誘いが掛かるようになった。1人で大人数を教えるのは難しいので、まずボランティアの同僚や友達数人に折り方を教え、その後参加者を募って折り紙教室を何度か開くまでになった。そして今、アメリカに来てもうすぐ1年4カ月が経とうとしているのだが、またもや、地元の図書館で折り紙教室が開けることになった。こちらに来て、友達がなかなかできずに悩んでいたのだが、またもやおりがみが私を助けてくれることになりそう。

今回は、クリスマスが近づいているので、クリスマスツリーやツリーにつけられる飾り、プレゼント用の小箱などのモチーフを準備している。そして、いままでいつも準備していた3Dの説明書のほかに、参加者が家に帰ってからもおりがみ教室で習ったモチーフを作れるように、YouTubeにビデオも準備している。海外に住んでいる人はもちろん、日本で外国人の知り合いがいる人などは、ぜひ1度一緒におりがみをしてみては?

↓いつも作っている3Dの折り方説明書



↓クリスマスツリーの折り方動画



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