図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
講座の資料 その1
平成25年6月22日午前10時30分から11時まで説明しました。11時からは「紙芝居」「絵本の読み聞かせ」「ストーリーテリング」について、それぞれ関係者に説明してもらいました。
以下は11時までの私の説明です。
気軽にやるための情報 (各情報を利用して試してみましょう )
情報1 よみきかせ(絵を見せて語る歴史)を知る
物語の記録媒体の進化。途中で絵本と紙芝居に分化した。(大型絵巻物で説明)
情報2 ボランティアの環(和) 多様な価値観を認めて平和にやるコツ。
【始める】↓
【誰でもできる】→ 【自分から進んでやる】
↑ ↓
【自ら山を下りて気楽にやる】 【約束を守って一生懸命やる】
↑ ↓
【山(高み)に上る】 【相手のニーズに合わせる】または
↑ ↓ 【自分の表現重視】
【スキルアップ】 ←【互いに学びながら】 ←【社会活動】 ↓
【自己表現活動】
情報3 語り・演じ方
① 気持ち・・・聞き手を神輿に乗せて下で支える縁の下の力持ち
イラスト
② 基本スタイル・・・ 絵本、紙芝居、ストーリーテリング( 口頭で説明 )⇒ 情報6へ
③ 実際・・・集団向け→読み手選書型: プログラムを決めてその通りにやる。
聞き手選書型: 聞き手のリクエストに応じてやる
混合型: ポイントの本だけ決めておく。
個別→ 個別に読み聞かせるスタイル。
読み方・・・朗読発表ではないので、相手に合わせて自分の今のありようを出す。
自分で失敗と思えても、それが利用者の「情報」になり、 利用者の学
び になるので,貴重な情報である。短所と長所は表裏一体。
情報4 活動のいろいろ
よみきかせの場所:
① 家庭で ②図書館で(個別・集団) ③子育て支援センターなどで
④高齢者施設で ⑤ 学校で ⑥ブックスタートで
⑦その他、各種イベント・ 地域の茶の間などで
よみきかせに使うもの:
① 絵本 ②紙芝居
③その他(歌、わらべうた、おはなし=ストーリーテリング、
小道具を使った話、手品、短いトーク、楽器、など)
情報5 本や紙芝居を探す時の気持ちについて
① 「図書館資料」はすべて「情報」です。ボランティアは多様な情報を提示して、
利用者の自立した学びを助けます。児童サービスであれば、学ぶ主体は子ども
であることを大切にします。(リテラシー教育 )
② 良いものは一人ひとり違って当たり前で、良いかどうかは受ける側が決めるの
が民主主義、という考えに立ちます。大人が「選び抜いた本だけ与える」「上手な
読み手だけで聞かせる」というのは, 相手にとって「情報遮断」にあたり
人権侵害に通じます。
③ 自分好みの本も相手にとっては情報の一つだと思うと気が楽です。
結果としてのびのびとした語り方ができます。
④ ボランティアは自分の主体性を大切にすると、相手の主体性を尊重できるように
なります。そのためには、講師依存型から、個人が自立して考えていくことが
重要です。
⑤ 情報(本や紙芝居)をジャンル分けしてつかんでおきます。
(内容による分け方)
参加型:「画面展開や言葉を楽しみ、聞き手との交流に重点があるもの」
物語型:「話の展開を楽しむもの」
知育型:「科学絵本など知識を得ながら楽しむもの」
(長さによる分け方)
短い(1~3分)、中くらい(~5分)、長い(6分~10分程度)
情報6 自分たちがやっている演じ方などの説明
新潟かみしばいクラブ、絵本の会がらがらどん、おはなし日和
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以下は後で参考のため読んでみてください。
情報7 ボランティアの原則 (新潟市社会福祉協議会HPより)
① 自主性(主体性):個人の自由な意思で行う活動
② 福祉性(社会性):お互いに支えあい学びあう活動
③ 無償性(非営利性):見返りを求めない活動
④ 先駆性(創造性):必要に応じて工夫し、よりよい社会を市民の手で創る活動
情報8 図書館の自由に関する宣言 (日本図書館協会HPより)
ほんぽーとロビーのガラス面に印字されています。
第1 図書館は資料収集の自由を有する。
第2 図書館は資料提供の自由を有する。
第3 図書館は利用者の秘密を守る。
第4 図書館はすべての検閲に反対する。
図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。
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