マンションの耐震診断を行うにも、なにせ素人集団であるマンション管理組合には、どのように設計事務所や診断業者のいうことを理解したらいいのでしょうか?昨年からの姉歯偽装問題により、素人にもわかる書籍が販売されるようになりました。・・・「自分でできるマンション診断」という本を読み、ああ・・初めてわかりやすい本だなぁ~。なんかマンションの耐震診断が少し、わかったような気になりました。・・・ただ、これでもまだ足りない気もしますが
★すみません写真の本なんですが、すでに品切れのようです。以下、思いつくままに
1.東海地方といわず、日本全国の7割で今後30年以内に震度5弱以上の地震に見舞われる予測です。
※震度5弱→つり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。座りの悪い置物の多くが倒れ、家具が移動することがある。鉄筋コンクリートでも耐震性の低い建物では、壁などに亀裂が生じるものがある。
※現在供給されているマンションは、建築基準法の定めによって基本的に、「震度5程度の地震に対しては、建物の機能を保持することができ、震度6程度の大地震については、建物にある程度の損害が発生しても人命を確保できること」という前提で設計されています。
★ただ人命が守れたとしても、建物の損壊が大きいと住めなくなりますよね。
2.「設計図書」には建物の全ての情報が詰まっている。
《 設計図書の主な内容 》
①仕様書→以下の図面を保管する重要資料
②建築図面→建物の配置、平面、立面、断面、各部詳細図、別名「意匠図面」ともいう。
③構造図面→別名「強度計算書」という。杭、基礎、柱、梁、壁、床、階段等、各部材の構造詳細
④★構造計算書→、★構造図面を作成する根拠となる計算書のこと 一本、一本の部材(柱、梁等の断面寸法、鉄筋の本数当を計算している)
⑤構造計算概要図→ 構造計算方針と構造計算書の要約
⑥設備図面→給水、排水、衛生、喚起、電気、通信等の設備の図面