森から考える暮らしのデザイン!!

森の癒しの小屋・フォレストドームプロジェクト

屋上ハーブガーデン+α

2011-07-28 | その他
屋上ハーブガーデンの施工終了から3週間が経ち、だいぶ緑が豊かになってきました。7/26時点での写真を掲載します。

都会でも”土のある生活”を目指し、自然の恵みを住まいの中に取り入れることを提案しています。


屋上ハーブガーデン全景。中央広場部分に水場がある。ここを中心に水まきをするので便利である。全体にたっぷりと水をやるのに30分もかかった。
レンガ積みガーデンの中はミニトマトとバジルが植えられている。そろそろ支柱を立てないと。


少しこんもりと盛り上がった芝生広場。奥は屋上庭園へのアプローチ階段。


コンクリート平板と芝生の広場の周りにハーブガーデンが取り囲む。もっともっと緑豊かになる予定。


屋上庭園北側の部分。ここも陽当たりは良い。土を踏まないように、手入れの範囲を考慮して飛び石を配置してある。三角支柱のはブルーベリー。


スイスチャードがここ3週間でぐんぐんと大きくなった。左奥の円形の金網は雑草などの有機ゴミ入れ。いっぱいになったら別の場所に移動する。


2階の屋上庭園。ここのテーマは野草ガーデン。またの名を雑草ガーデン、あるいは、ほっとけガーデン。特に何を植える訳ではなく、ほったらかしにしておくと何が生えてくるのかを観察してみるのも面白いかなと思った次第です。
とりあえず、クローバーの種を撒いてみたら一面の緑になりました。すでにシソとか生えています。


1階の室内から母屋の庭を見る。この庭には梅の木が何本か植えられています。


母屋の庭から建物を通して奥の庭を見る。もう少し緑が豊かになって、”森の中の住まい”になる計画です。


敷地奥の庭です。南側に2階建ての建物が迫っているので、ここは日陰の庭として計画しています。耐陰性のある植物たちを植えてゆく予定です。とりあえず、アオキ、アジサイを移植。


母屋から見た中庭です。モミジ、キンモクセイは既存樹木を使っています。
庭園の手入れがし易いように石を並べ替え通路をつくりました。
ここの中庭は明るく、適度な囲まれ感があって良い感じです。


駐車場の屋根に降った雨を集め、鉢の中に溜めておく仕掛けをつくりました。オーバーフローした分は雨水浸透桝に流れるしくみ。自然エネルギーの”見える化”、大切です。


駐車場の屋根の一部を蔓植物で覆う計画です。蔓棚用ワイヤーを張っています。
写真はとりあえず、ゴーヤを植えてみたところです。すでに小さなゴーヤの実がついています。

屋上庭園などにご興味ある方は、7/31のお披露目会にお越し下さいませ。
お待ちいたしております。
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ツリーハウスをつくる、から

2011-07-23 | その他
気分は夏休み!日常を離れた世界へ!と思いながら「ツリーハウスをつくる」を読んでいて、気になる写真をみつけたので掲載しておきます。


この写真はかつて「ナショナル・ジオグラフィック」誌に掲載されたことがある。パプア・ニューギニアの”天空に浮かぶ家”である。地上46m、常識を超えた造形物にだだ驚くばかりである。さらに驚くことにここコロワイ族の人々は実際にツリーハウスで暮らしている。ツリーハウスは周囲の環境に完全に溶け込み、森から切り出した柱を、採取した蔓で巧みに組み上げ、屋根は細い竹と葉っぱで葺いている。


アメリカ、ワシントン州にある円形のツリーハウス。
綿密に設計され、洗練された作りで見た目も美しい。
ツリーハウスに登る梯子は取り外しができる。ちょっとした隠れ家になる。


アメリカ、ニューヨーク州マンハッタンにある柳の木の下にあるツリーハウス?
なんとも涼しげな鳥の巣のようなテラス。この不思議な造形にわくわくする。高さわずか2mのこの「鳥の巣」が、住民たちのこころを癒してくれる。


ドイツにあるダンシング・ライム・ツリーハウス。
そもそもは1760年頃に建てられた。ニレの木の周りにオーク材でつくられたホールが内蔵されている。一見、それとは分からないが、木陰のホールには200人もの観客とバンドを収容する広い部屋がある。この場所は、音楽を聴いたり、ダンスを踊ったり、昼寝をしたり、軽食を食べたり飲んだりする憩いの場として使われている。


アメリカ、ワシントン州ベインブリッジ島にある。
樹齢150年の米松につくられた7角形平面の印象的な外観である。
太さ1mのすっと伸びた幹に合ったデザインである。

身近なところにツリーハウスのような日常からしばし離れられる場所があるといいですね!と思いました。
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屋上庭園お披露目会します

2011-07-20 | イベント案内
どうも長らくお待たせを致しました。
ようやく屋上庭園&建物のお披露目会を開催することになりました。
みなさまのご来場をお待ちしております。

都会でのパーマカルチャーを目指して、屋上庭園をデザインしました。
暑い季節での開催ですが、屋上庭園の緑の力によって、夏の暑さが和らぐことなど感じていただければと思います。



「ときわ台小山邸」内覧会のお知らせ

■日時:2011年7月31日(日)13:00~19:00
■場所:板橋区常盤台
■交通:東武東上線「ときわ台」駅より徒歩5分

見学希望者には地図と当日連絡先などをお送りさせていただきます。
kamioproject@gmail.com
までご連絡をお願いいたします。

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造園屋さんマジック

2011-07-14 | その他
別にマジックって訳でもないのですが、
造園屋さんの石配置の技術には驚かされます。

重い石を動かすだけでも大変なのに、それらを適所にきっちりと配置してゆきます。しかも手際よく。現場で試行錯誤などほとんどしません。
石配置の設計図面がある訳でもなく、石の形、大きさはすべて異なっているのに、
それらをそうなるべく位置に違和感なくぴたりと設置してゆきます。


飛び石通路の曲がった部分には三角形の石を使ったり、立ち止まる位置には大きめの石を使ったりと、石の個性を生かして適材適所に石を使います。
石の高さをそろえるため、ガイドの糸を張り、高さを整えるという技も使っていました。


さすがに重い石が多いので道路側の石の移動にはクレーンを使いました。ここでも石移動の技術と石配置のセンスが要ります。水平な面が石の上側にあるように置くと石が安定して見えるそうです。

敷地内に無造作に集められていた石がひとつひとつ在るべき場所に収められてゆきました。そして、ひとつの無駄もなくすべての石を使い切りました。
石がすべてそれぞれの場所に収まると、その空間が生き生きと輝いて見えて来るので不思議です。

石の配置は庭園内の土を踏むことなく庭園を手入れ出来るように配置を考えています。土の高低差は水はけを考えてつくっています。
植栽は落葉樹を建物周りに植える計画ですが、この時期に植えても暑い夏に枯れてしまうので、涼しくなる10月頃までお預けです。

今回の作業は石を並べて整地するところまででした。
しかしながら、ただ石を並べ変えるという行為で空間がこんなにも劇的に変化するとは。
今回の作業で敷地内外の物の移動は在りません。石の配置(=デザイン)によって、空間が見た目に美しく、使いやすくなりました。デザインという意味で面白い体験でした。
今後、この空間配置をきっかけに場所が活性化され、豊かになってゆくような予感がいたします。

まさに造園屋さんマジックを見せていただいたようでした。
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屋上パーマカルチャーガーデン

2011-07-09 | その他
昨日(2011.07.08)、残りの屋上庭園ハーブ植え作業をしました。
これで屋上庭園の作業は一段落です。あとはハーブが育ち、緑豊かで食べられる庭を維持管理してゆくことになります。
7月末頃、お披露目会をしたいと思っています。

庭園はコンクリート平板の敷いてある作業用の広場と少しだけ盛り上がった芝生広場を中心に、その周りにハーブを植えています。バーブの植込み地には立ち入らないように飛び石で通路をつくっています。その飛び石沿いに主にハーブを植えました。


鉢植えのオリーブはコンクリート平板の上に置いていたのですが、何回か風によって倒されてしまったので、10cm程鉢を土に埋込んで配置し直しました。
水盤の中には水草を浮かべてみました。


様々な種類のハーブが植えられています。周辺には雑草も育ち始めました。ハーブvs雑草、手入れをするにも知識が必要そうです。今後の展開に目が離せません。


低い目線でハーブを眺めてみるとなかなか良い。ハーブ同士が重なり豊かな感じがして来る。枕木部分には将来的にベンチを置く予定。


こちらは屋上庭園北側の部分。中央奥に見えるのがこの屋上庭園へと登って来る屋外階段。左側はコンクリート製のテーブル。テーブルの下は収納スペース。


屋上庭園の長て方向を見る。写真で見ると100m2の庭が広く見えます。植物が育って来ると、広さがわからないくらいになるのでは(?)と思っています。
ブルーベリーはすでに食べられます。


屋上庭園に上る階段から見た1階部分の庭、巨石の移動に続き、飛び石を配置しているところです。50~100kg位の石がゴロゴロしているので、動かすだけでも大変です。袋や紐やバールを使って人力で一つ一つ配置してゆきます。2~3人がかりです。石の移動にもそれなりの技術がいることがわかりました。
石の配置はまた来週続きをします。
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巨石を動かした

2011-07-02 | その他
ここのところ、都会でのパーマカルチャーガーデンづくりの話題が続いております。

屋上庭園の1階部分でもガーデンづくりをしています。
ここは屋上庭園とは違い既存の樹木や石があり、それらをうまく活用し、移植しながらガーデンづくりを進めています。

一番大変だったのは、写真の巨石の移動です。重さ約1.5トンもあり、とても人間の力だけでは動かすことができません。

通常、業者に頼むとクレーンで吊り上げて移動するのですが、今回は巨石2つだけだったので、三又を使い、人力で移動することになりました。


写真のように単管パイプの三又にチェーンブロックを付け、巨石を持ち上げて僅かに移動し、再び三又を設置し直して巨石を移動する。1回に30cm程度しか移動出来ませんが、この作業の繰り返しで2m程の距離を移動しました。最後に巨石の向きを定めて設置しました。

ここで問題発生!
巨石をつり上げていた帯が巨石の下敷きになり取れなくなってしまいました。
バールで巨石を持ち上げ、なんとか取ろうとしましたが、どこかに引っかかっていて取れません。いろんな位置で試してみましたが、うまくゆきませんでした。
ここで三又があることに気づき、別の帯を使って巨石の片側を持ち上げたところ、引っかかっていた帯がすっと取れました。始めからこうしていればと思ったのも後の祭り。何事も冷静にと思ったのでした。

それにしても、道具を使っていろいろと出来るものだと感心してしまいました。
その他に、造園屋さんのロープを使って大石を動かす技なども見せてもらいました。マスターしてみたい技です。

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