かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

聴覚障碍者も不妊手術を受けさせられたって?

2018-06-10 14:26:05 | ブログ記事
最近のネットのニュースを見ていると、
障碍者が不妊手術を受けさせられたと問題になっている。

私は、現在、内部(心臓)障碍者であり、かつ難聴者でもある。

が、ニュースを見ても他人事のように思っていた。

が、さきほどスマホのニュースを見ていると、

聴覚障碍者も不妊手術を強制された

とあって、驚いた。

というのが、聴覚障碍が遺伝するとかで?

え、私の三人の子供達は三人とも聴覚に障害はありませんけど?

なんという偏見。((# ゚Д゚)

が、もし遺伝する障害であっても、不妊手術を受けさせるのは健康な人間の傲慢だ。

そしてそれがそれほど昔ではなく、現在80歳くらの人達もされたと書いてあるから、
私より10歳程度しか年長でない。

そんなに近い年齢の人たちも不妊手術を受けさせられたと知って、少なからず衝撃を受けた。

道理で、私の母などは私の難聴を一生懸命隠そうとしたし、

義母とか義妹は、私が難聴であることを嫁いびりの種にした。

結婚したころは、まだまだ軽い難聴であったにも関わらず・・・。

それらは、世間一般の人たちが、どれだけ強い偏見をもっていたかの証しである。

が、障害を持っている私から言わせてもらえれば、

私達は聴覚に障害があるだけで、他は正常である。

もっとも私は、それ以外にも心臓弁膜症だったので、心臓に人工弁を入れているが。

しかし、心臓弁膜症と言い、聴覚障害と言い、別に自分がなりたくてなったわけではない。

(聴覚障害は、あるいは心臓の弱さからきたかもしれないと思ったりすることもあるが)

神様から与えられた身体がそうであったというだけのことだ。

それを差別する権利は何人も持ち合わせていないと思う。

むしろ、こういう障害をもたず、苦労知らずに生きてきた人たちより

私達は、困難を生きてきた分だけ、磨かれてきたと自負している。

(別に磨かれて立派になったわけでもないが)

しかし、自慢することでもないが、卑下することでもないと思っている。

それなのに、障碍者は国の方針で望んでもいない不妊手術を強制されてきたとしたら

どれほど悔しいことであったろう。

なんと愚かな国策だったのだろう。

聴覚障碍者も現在はインターネットの発達で、こうしてネットで意見を発信できますが、
この施策が施行されていたころは一方的に自分の子供も持てなくされてきたと思うと、
強い怒りがこみあげてきます。



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