本土寺のアジサイ(2006.6.18撮影)
本土寺の菖蒲(2006.6.18撮影)
うっとうしい日が続いています。こういう時は、家の中より屋外の
方が気分が晴れて、むしろいいかもしれない。そして、この梅雨時
の花といえば、やはりアジサイと菖蒲です。
ところで、東京近郊でアジサイと菖蒲を両方見られる場所というの
は意外にないもの。どちらか一方の名所や、両方それなりに、とい
うのはありますが。
そういう意味で、先日出かけた千葉県松戸市の本土寺は一見の価値
あり、と思います。この寺の呼び物はアジサイですが、菖蒲もなか
なか見事です。常磐線の北小金駅から参道を15分ばかり歩きます。
都心からなら地下鉄千代田線1本です。
アジサイは、かなり広大な境内一面に植えられています。一方、菖
蒲は境内のはずれに大きな菖蒲畑があり、まとまって植えられてい
ます。手入れもなかなか行き届いている様子。
僕は、この前の日曜日(6月18日)、朝雨が降っていなかったの
でこの寺をたずねました。駅から続く参道を、かなり多くの人が寺
の方へ向かっていました。
やはり梅雨ですね。境内に着くのを待ちかねたように雨が降り出し
ました。まず、入って左手の五重塔の下では、入れ替わり立ち替わ
り、アジサイをバックに写真を撮る人たちで混雑していました。境
内の通路にそって行くと、大きな木の下はほとんどがアジサイです。
その中を傘をさした人々が歩いてゆく。そして、所々で立ち止まっ
ては写真撮影を。
奥の方、少しくだった所が菖蒲畑です。すでにしぼんだ花もありま
すが、全体的にはちょうど見頃。皆きょろきょろ見渡しながら、美
しさに感心したり、写真を撮ったり。
アジサイも菖蒲も、雨の中の風情というのは、また特別のものがあ
っていいものですね。
なお、長谷山本土寺は、約700年前(1277年)に日蓮聖人よ
り寺号を授かったのが始まりで、池上の長栄山本門寺、鎌倉の長興
山妙本寺などと共に、日蓮宗の中では屈指の名刹だそうです。
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