カメノ日記

僕カメノ(通称カメ)の遊び、学び、それから日々のでき事をつづる日記です。カメには前進あるのみ。カメも歩けば奇石にあたる。

ギンヤンマを採る

2006年06月15日 | 自然・環境
池の上を飛ぶギンヤンマ(2006.6.14撮影)
池の上を飛ぶギンヤンマ
:胴部の付け根のブルーでわかる
(2006.6.14撮影)


          ショウジョウトンボ(2006.6.14撮影)
ショウジョウトンボ(2006.6.14撮影)
昨日は梅雨も小休止。時々薄日がさす中、都内(23区内)の公園を散
策していました。突然その時、池の岸辺近く、向こうから大型のトンボ
が! すぐギンヤンマとわかりました。

うっかりしていましたが、早くもトンボの活躍する時期になっていたの
です。そして、何よりこんな所でギンヤンマに出会ったことが驚きでし
た。都心でトンボが見られるという話は、以前聞いたことはありました
が。

ところで、小学生の頃、僕らのトンボ採りといえば、ギンヤンマをつかま
えることでした。採り方はいくつかあり、普通は網でした。町はずれの
汚水が流れ込むちょっと汚れた池にギンヤンマが沢山いて、止まってい
るのや飛んでいるのを網で採りました。

また、夕方日没前、小さな虫が多く飛び立つ頃、その虫を求めて飛来す
るギンヤンマを網でとりました。多くは、町はずれの畑近くですが、そ
の頃はトンボなどの昆虫の数も多かったので、けっこう市街地でも採り
ました。

しかし、僕らが多用した方法に”投げ縄法”がありました。糸の両端に
ごく小さい石や釣りの重りを付けたものを”投げ縄”として用います。
これを、夕方飛んでくるギンヤンマめがけて投げるのです(夕方がよい)。
トンボは、石や重りを虫と思って飛びかかりますが、その時突然糸が体
にからまるのです。トンボも驚いたことでしょう。わりに確率のいい方
法でした。トンボさえ飛んでくれば、3回に1回くらいはつかまえられ
たように記憶しています。

そしてさらに、僕らがよくやった方法で、もっぱらオスのギンヤンマだ
けをつかまえる面白い方法がありました。生きているメスのギンヤンマの
胴体を、1メートルから1.5メートルくらいの糸の先に縛り、他の端をもって円
周を描くように回します。これを、昼間オスがホーバリングしている所、
例えば畑の中などで行うと、ほとんど必ずオスが糸の先のメスに襲いか
かるのです。両者もつれたところで回すのを止め、地上でもつれ合って
いるオスを捕まえるのです。この方法は、実に確率の高い方法で、面白
いようにオスを捕まえることができました。

他の地方で、これらの方法がやられていたかどうか、わかりません。た
だ、今思えば、子供の中にはずいぶん知恵者がいたものです。ひょっと
すると、年長の子供から年少の子供に長く受けつがれてきた方法だった
かも。

さて、この日池を一週して、4種類のトンボを見かけました。ギンヤンマ、
それからショウジョウトンボ、コシアキトンボ、シオカラトンボです。
実にラッキーな一日でした。
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