
約250歳のアルダブラゾウガメ(コルタカ動物園)
(画像はロイターより)
コルタカ(インド西ベンガル州)の動物園で、
推定250歳と見られる巨大なアルダブラゾウ
ガメが肝不全のため死亡しました(3月23日、
ロイター)。
このカメは世界一長寿で、確かな記録では150歳を超えており、信頼
すべき筋の話などを総合すると、250歳以上と見られると。長寿の生
き物の例えに「ツルは千年、カメは万年」と言いますが、本当に話のと
おりでびっくりです。
もともと、このカメは、18世紀の中頃イギリスの水夫がインド洋のセ
イシェル諸島アルダブラ島から英国植民地であったインドに持ち込み、そ
の当時東インド会社の司令官であった有名なロバート・クライブ氏にプ
レゼントされました。そして、ロバート・クライブ氏のペットとして数
年を過ごしたそうです。コルタカ動物園へ持ち込まれたのは130年前
とのことです。
ところで、「ゾウの時間ネズミの時間」(本川達雄著、中公新書)によ
れば、動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、時間の流れる
速さが違ってくるとのことです。しかし、一生の間に心臓が打つ総回数
や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズによらず同じで、寿命3
年のネズミも70年のゾウも、一生の間に心臓が打つ回数は15億回前
後で、同じと。
とするとです、カメノは思うのですが、こういう長寿のカメは、心臓の
鼓動がものすごく遅いはずです。動きもものすごくのろく、従ってエネ
ルギーの使用量が少なくてすむことに。
これは、長生きしたい人には大いに参考になりますね(?)
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