kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

続・夕陽のガンマン

2009年01月01日 | よく分かる解説
この欄は「kamacci映画日記」はマニアックすぎて分からないという閲覧者のための項目です。
よりマニアックな人は「この程度かい!」などと揶揄しないように。

続・夕陽のガンマン
「マカロニ」と並んでワタシの映画日記で最も頻出する単語。(ワタシのPCは「ぞく」と入力すると、「続・夕陽のガンマン」と「続・荒野の用心棒」が単語登録してある。)マカロニ・ウェスタン(イタリア製西部劇)の代表作の1つで、「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」に続くセルジオ・レオーネ監督の世に言うドル3部作の3作目。

南北戦争中、強奪された20万ドルを巡り、いい奴、悪い奴、汚ねえ奴の3人がそれぞれを出し抜きつつ、お宝を狙うというストーリー。20万ドルの存在を知る悪い奴(リー・バン・クリーフ)、隠してある墓地の名を知る汚ねえ奴(イーライ・ウォラック)、墓地の名前は知らないが墓の名前は知っているいい奴(クリント・イーストウッド)が手を組んだり裏切ったりする三つ巴の人間関係が話を面白くする。

イタリア語原題の「Il Buono, il Brutto, il Cattivo(英題:The Good,Bad and the Ugly)」というタイトルの語感、原色を背景にしたカッコいいタイトル、見事な画面づくり、銃器に対するこだわり、劇中何度も使われる「人間には2種類ある。○○な人間と××な人間だ。」の名セリフ、ラストの三角決闘、そしてモリコーネの音楽と見せ場がたっぷり。

後生の映画監督に多大な影響を与え、タランティーノやスティーブン・ソマーズなど序の口。「パイレーツ・オブ・カリビアン」のゴア・ヴァービンスキー、「JSA」のパク・チャヌクなど引用された作品、影響を受けた監督は数知れず。

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