kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

あずみ Death or Love(舞台挨拶つき)

2005年02月28日 | 邦画
日時:2月28日
映画館:TOHOシネマズ緑井
その他:試写会

随分、厳しい荷物チェックがあり、何となく物々しい雰囲気。おいおい、どうしたんだ。

「今日は特別ゲストをお招きしています。主演の上戸彩さんです!」

エッエッ~!何の予告もなく、驚きました。仕事をほったらかして、来て良かった。
はじめて彼女を見るのですが、何と、かぼそいことか。頭なんて握りこぶし2個分くらいです。

上戸彩の舞台挨拶(咄嗟のメモで不足部分があります。ちゃんとした中身はしかるべき媒体をご覧ください)

司会:今回、再びみろくの里(広島県福山市にある時代劇のオープンセット)で撮影されましたが、いかがでしたか。
上戸:宿泊したホテルの1階のイタリアレストランがとてもおいしかったです。あと、1時間くらい車に乗って福山に出て、買い物とかしました。メンズっぽい服とか、ダボっとしたのとか。

司会:あずみ役について
上戸:小山ゆうさんの原作ではあずみの笑顔が大好きなんです。だから前作では思いっきり笑っていたんですが、2ではほとんど笑うカットが無いんです。それで大人っぽくなったねと言われたんですが、それは意識した訳じゃないんです。ポスターの「少女」を捨てるというコピーを見て、初めてこういう趣旨なのかと分かったくらいで。

司会:表情が素敵でしたよ。
上戸:うふへへへへへぇ(表現できない笑い声)

司会:若い俳優さんとの共演はどうでしたか。
上戸:石垣くんも小栗くんもムカデとか毛虫がダメで、随分ビビッてましたね。スタッフが箸で取るんですが、ペットボトルが一杯になって。
私は飛ぶ虫がダメなんですけど、毛虫とかムカデには結構強気でした。

司会:栗山千明さんは?
上戸:とても女性らしく勉強になりました。アクションシーンを演じても女性らしいアクションになるんです。見習いたいです。

司会:高嶋礼子さんと平幹二朗さんは?
上戸:高嶋さんはさばさばした姉御肌の人で、色っぽくてたまらなかったです。平さんは一緒にごはんを食べたのですが、とてもカッコよく、とても優しい人でした。

司会:どんな女優になりたいですか?
上戸:女優じゃないんですよね。う~ん(かなり悩む)芝居をすると自然な感情が出なくって、随分悩んだりしたんですが・・・いくつになっても、何本映画に出ても、演技というものを知らない人でいたい。


とまあ、舞台挨拶は面白かったのですが・・・

上戸彩に、栗山千明、高嶋礼子まで野ッぱらで太ももをさらすことも、衣装が随分きれいなことも、原作に比べてあずみの殺しっぷりが大人しいことにも目をつむろう。

しかし、致命的なのはその語りの甘さよ。
其の一 みな、何故か、死のために死にたがる。金のためでも、生きるためでも、信念のためでもない。だから、死に説得力が無い。まさにDeath for Death。
敵の「女も子供も皆殺しにしろ!誰も生かすな!」な殺戮でもあれば、戦いとそして死に様に力が入ったのに。

其の二 不利な者、力なき者は、知恵を絞り、地の利を得、敵の隙をつき、数を集めて、勝利するもの。そこをちゃんと説明しないから、カタルシスがない。誰が強くて、誰が弱いのかよくわからない。

って、そこをキッチリと描いている映画は面白いんだと改めて納得しました。

ところでチラシなどでは「あずみ2 Death or Love」と表記されていますが、タイトルでは「あずみ Death or Love」と2がありません。
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1 コメント

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はじめまして (kawasaki)
2005-03-01 23:25:40
虫との闘いがあったのですね~(笑)

そのへんも頭にいれて観たら面白いですね。

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