お寺の梅が咲いていました。
紅梅は既に満開を過ぎています。
本格的に母の遺品整理に取り掛かっています。
その殆どが衣類で処分してしまったのですが和服にはまだ手を付けられずにいました。
姉も私も和服を着ることなどなく、私などは全く興味無く価値もわからない。
母は和服を着る機会が特に多かったわけでもないのですが、昭和一桁の女性にとっては和服は正装、最高のお洒落なのでしょう。
働いていたこともあり、自分へのご褒美で何着かの着物を買っていました。大島紬とか結構な金額の品もあったようですが、私にとってはただの布切れ…。
呉服屋さんの知り合いがいるでもなく、着付けや和服の好きな知り合いに貰ってくれないかと声をかけても皆「もったいないよ、自分で着れば」と言います。
つまりは他人の古着なんかいらないってことですね。
ならば捨てるも同じこと、捨てるよりは役立ててくれるところを、とネットで買取業者を調べました。
高額買取なんてのは期待してない、他人が家に入るのはあまり好まないので身元のはっきりしている大手を選びました。
自宅まで来てくれて、その場で査定、支払いまで済みます。
電話するまでは悩んだり迷ったりダラダラしていましたが、決めてしまえば早いのもです。
担当さんは予想外の若いイケメンさんでした。
箪笥にそのまま入っている和装小物などもまとめて引き取ってくれるようです。
手際よく選別して、スマホで調べながらの査定です。
今時ってやつですかね、アッサリしてます。
喪服や浴衣、古すぎるものははじかれます。
祖母の形見と言って持っていた明治時代の着物も出てきました、もちろん対象外。
買取対象になる着物は10枚ほどで、一着500円。
帯締や帯揚等の小物類や対象にならない着物はまとめて1000円でした。
この金額が高いのか安いのかは分かりません。
安すぎると怒る人もいるようですが、私はどこかで役に立つならいいと思います。
同僚がリサイクルショップに持ち込んだところ一着10円だったそうです。
10円よりは500円のほうが遥かに良いですよね。
これはどんなところで使われるのかと問うと、撮影所やレンタル業者、布類は海外で手芸用などに好まれるのだそうです。
背の高い人のキモノなら外国人観光客向けに喜ばれるようですが母はチビなのでね…。
他にも買取りしてくれるものがあるようで、貴金属、酒、カメラ、時計、骨董品などあれば…とのことでしたが、そんな趣味はない。
遺品整理で和箪笥を処分すると言うと関連の業者さんを紹介してくれました。
業界の繋がりですかね、探す手間が省けました。
次は家具と人形です。
これが一番の困り物。