20世紀少年＜最終章＞ぼくらの旗(2009)

いかに原作に忠実に似せていくかと頑張っていて、脇キャラにも著名人を使ったりして豪華だったりと
いくつもの話題を提供してくれた映画でした。
8月末に公開して約1ヶ月のレディースデー＆レイトショーでしたが、
5割客席は埋まっていたので人気を感じました。
「映画興行成績ランキング」では、22日付でも未だ2位。

“ともだち”は誰か。
“ともだち”はどうしてこういう生き方をしてしまったのか。
原作より綺麗にまとめてラストは描いていました。
ほとんどの人がエンドロールを見て、あれ、出てたっけ？という人がポイントです。
エンドロール後の熱演はさすがです。
最強に似ていた小泉響子の出番は少なかったですが、存在感はドンとありました。

漫画、読み直すのも時間の問題だったり。。
全巻セットも中古も含め好評販売中。

[公開時コピー]　「もうひとつの　結末。
　もうひとりの　ともだち。」

[あらすじ]　西暦2017年にあたる“ともだち暦3年”。世界は“ともだち”に支配されていた。
殺人ウィルスが蔓延し、東京は巨大な壁で分断されていた。
やがて“ともだち”は来たる8月20日に人類が滅亡すると宣言する。
一方、秘密基地の仲間たちは“ともだち”の追っ手から逃れ、身を潜めながらそれぞれにレジスタンス活動を繰り広げる。
そしてカンナは、ひときわ過激な“氷の女王一派”を組織し武装蜂起を計画していた。
そんな中、行方が分からなくなっていたケンヂがついに姿を現わし、いよいよ東京へ向け行動を開始する。。

唐沢寿明・・・・・ケンヂ（遠藤健児）
豊川悦司・・・・・オッチョ（落合長治）
常盤貴子・・・・・ユキジ（瀬戸口ユキジ）
香川照之・・・・・ヨシツネ（皆本剛）
平愛梨・・・・・・・カンナ（遠藤カンナ）
藤木直人・・・・・蝶野
石塚英彦・・・・・マルオ
宮迫博之・・・・・ケロヨン
佐々木蔵之介・・フクベエ
山寺宏一・・・・・コンチ
古田新太・・・・・春波夫
高橋幸宏・・・・・ビリー
佐野史郎・・・・・ヤン坊・マー坊
森山未來・・・・・角田
小池栄子・・・・・高須
木南晴夏・・・・・小泉響子
ARATA ・・・・・・・13番（田村マサオ）
六平直政・・・・・仁谷神父
福田麻由子・・・・サナエ
竹内都子・・・・・市原節子
竹中直人・・・・・ピエー
石橋保・・・・・・・ケンヂの同級生
光石研・・・・・・・ヤマさん
津田寛治・・・・・諸星
手塚とおる・・・・漫画家・金子
田鍋謙一郎・・・漫画家・氏木
サーマート・セーンサンギアム・・タイマフィア・チャイポン
チェン・チャオロン・・・・・・・・・・・・中国マフィア・王
高嶋政伸・・・・・・・・・・・・・・・・・・地球防衛軍
田村淳（ロンドンブーツ1号2号）・・地球防衛軍
遠藤賢司・・・・猟師
研ナオコ・・・・・ジジババ
北村総一朗・・敷島教授
片瀬那奈・・・・・敷島ミカ
左右田一平・・ライブ客
岡田義徳・・・・集会場の裏方
吉田照美・・・・ライブ客
ダイアモンド☆ユカイ・・ライブ客
MCU ・・・・・・・ライブ客
原口あきまさ・・・・・・・ライブ客
斎藤工・・・・・ライブ客
武蔵・・・・・・・厳道館師範代・大垣
武内享・・・・・エロイムエッサイムズのギタリスト
田辺修斗・・・中学時代のケンヂ
神木隆之介・・中学時代のカツマタ
石橋蓮司・・・万丈目胤舟
中村嘉葎雄・・神様
黒木瞳・・・・・キリコ
■HP　「http://www.20thboys.com/index.html」
（↓注　以下ネタバレあり）

カツマタくんって誰？って初見の人にも衝撃だったのではないでしょうか。
（理科の実験大好き、フナの解剖前日に死んだという噂だった）
お面の子＝サダキヨだったはずが、もう一人いてという説明は映画では全くなしでしたよね。。
第一章から背格好、後姿、口調など、どう見ても佐々木蔵之介さんが“ともだち”でした。
原作とは違うもうひとつの結末、とのことでしたが、まさかまさか、
フクベエが小学生時代に死んでいたことになっていたとはビックリです！！！
ハットリくんのお面の意味も無くなってしまう。。
クラス会でフクベエと言われ否定しなかったのはどちらも同じでしたが。。
ただでさえお面をしていてイジメの対象となっていたのに、
バッジ万引犯として（真犯人はケンヂ）「お前は死にました」宣言をされ
皆に完全無視されてしまう、というのも同じでしたが。。
万丈目の言うマネのマネ（ケンヂのマネ（フクベエ）のマネ（カツマタ））じゃないとなー、って思うけれど、
カツマタ単独犯というのは一番しっくりわかりやすいのかもしれません。。

私も昔、お面の子のような肉体的精神的なイジメを受けたことはあるし、
クラスの雰囲気から無視的なことをしてしまったこともあります。
自ら立ち向かえるような、間違ったことには正直になれるような、強さを持てたら。
神木くんはラストシーンのみの出演にかかわらず、
物陰から覗いたり仕草や雰囲気がもうそのもので。アッパレ
自分のためにした行動でも、知らないところで思いがけず人に影響を与えている、
宇宙のような運命的なものは、すぐそばにあるのだ。

個人的にはマフィアがカンナにワクチンを打たせるための小芝居をうつシーンとか好き。
万丈目の扱い方が乱暴だった。。高須の妊娠はなし。
サナエとカツオ姉弟の両親は死んだことになっていた。せめておじいちゃんだけでも。。。フフフ
ケンヂの歌は、原作では新曲ばかりであの歌は歌わなかった。
原作を読んでいるとヨシツネともだち疑惑のシーンとかいらなくて眠くなったりもしましたが、
トータル的に3章までお祭りという感じで楽しく観ました。
いつかTVで3連夜放送とかしてくれないかな。