椿山課長の七日間 (朝日文庫) 浅田 次郎 朝日新聞社 このアイテムの詳細を見る |
昨日、テレビで映画になったのをみたけれど、
楽しめました。
原作を読んだときに、色々内容を膨らませてただけに、
ちょっとがっかりした場面はあったけれど。
浅田次郎は、好きな作家の一人なのですが、特にこの本は
発想がおもしろく、一気に読みました。
ひょっとして、そんなことあるかもって思える内容です。
ウィキペディア(Wikipedia)より
過労死した椿山和昭は、現世に強い未練を残していた。
あの世の中陰役所でそれを訴え、現世への「逆送」を願い出た椿山は、
同じように逆送を希望した72人の中から、実の両親を探し出すことを
希望していた少年の雄一(蓮)と、人違いで殺されたために子分が抗争を起こ
そうとしているのを防ぎたいと希望したヤクザの親分の武田と共に選ばれ、
正体を明かさないことを条件に初七日が終わるまでの間だけ美女の姿で
現世に逆送される。
だが、事前に「まだ知らない重大な事実がある」と伝えられていた椿山を
待っていたのは、想像以上の過酷な現実であった。
老人ボケになってしまったと思っていた父が実は矍鑠とし、パソコンを使い
孫とeメールの交換すらしていた事実だけでも十分ショックだったところに、
知人のふりをして自分に線香をあげに行った自宅で、妻の由紀が葬儀が
終わったばかりにもかかわらず、生前から愛人関係にあった部下の嶋田を
家に招きいれ、夫婦同然の生活を送っており、息子の陽介も母の不倫に
傷ついていた事実を知り打ちのめされる。
一方で、椿山が事態の把握のため自宅に職場にと奔走している間に、
蓮と武田も自らの目的を果たすため、それぞれ行動する。
あらすじは、以上ですが、我々もあの世に行ったら、
ぜひ、思い残すことひとつやふたつあるにちがいないので、
実現できたらいいですねーー。
でも、やはり、逝っちゃったら、もう戻ってこないほうが
いいのかもーー。