11月11日(日) 世界平和記念日 きりたんぽの日 介護の日 ジュエリーデー etc・・・
今のこの時期、夕方の5時ともなれば外は真っ暗。
おのずと外仕事も早めに切り上げる事が多くなってきた。
今日11月11日は、記念日が多い日。
リンクに飛んで貰えれば分かりますが
この他にも沢山の記念日が重なっているみたいです。
その中には、完全にこじ付けだなって思う事もww
例えば

下駄の日

きりたんぽの日も

まあ、オイラの場合は土日祝日ともあまり縁のない毎日を過ごしてますが
学生の頃とかお勤めをしていた頃は、週末が待ち遠しかったし
祝日のお休みも嬉しかった記憶はあるけどねww
しかし、今は曜日感覚が麻痺して息子とかカミさんが家にいる時が
土日で休みなんだと気づく位ww
その日曜日の今日も、あまりお天気が良くなく
それに、まだ腰の状態が芳しくないので
家にいてもしょうがないと思い、恒例の買い出しに付き合ったw
隣町にオイラの親戚やカミさんの親戚も多いので
もち米を届けながら。
***************************************************************************************************
もち米って、農家しててもあまり作っている人が居ないんだよね^^;
理由は簡単で、「面倒だから」www
何故面倒かと言うと
一番怖いのが「コンタミ」と呼ばれ、「コンタミネーション(contamination)」の略称で
稲の場合だと品種が混ざる事。これは、絶対あってはならない事なんです。
春からの作業を振返ってみると、混ざる危険性がある場面が結構あります。
春作業から見て行くと『浸種』 種籾の袋を色分けして品種を間違えないようにする事。

浸種の前に『塩水選』を行う場合も気を付ける必要がありますね。
そして、播種(種蒔き)


種籾を間違えないようにする事、あるいは品種が変わる時に機械を綺麗に掃除するなど。
機械から土と一緒に落ちた籾は、なるべく使わないようにする事も。

育苗箱を苗代に並べる時に、他の品種と区別がつくようにしておく事も必要ですね。
そして、田植え。


苗を苗代から運んで来る時に、他の品種と一緒にしない事。
あるいは品種が変わる時、機械に前の苗が残っていないか確認する事など。
大分前に、田植え機に残った苗をそのまま次の圃場に植えたら
その圃場は、もち苗を植える予定だったのでうるち苗と混ざって植えてしまった事があった💦
枕地を植えた所で気づいたが、もう手遅れ状態ww
で、その圃場はWCSに切り替えて、作付け変更の届け出をした事あります。
稲が生長してくると草丈がはっきり違うので、知らないで植えてもあとで分かる事もあります^^;
あと、田植えで残った苗を品種の違う圃場に持って行かないように
気を付ける事も必要ですね。
そして、間が空いていよいよ稲刈りになりますが

コンバインや籾コンテナの掃除も必須。

作業小屋の中の乾燥機、籾摺り機、米選機の掃除も欠かせませんし
品種が変わる毎に可能な限り、前の籾が残留しないように努めます。
綺麗に掃除したつもりでも、完全に前の籾を取り除く事には限界があるので
米こせをする際に、一番最初と最後の一袋は自家用の飯米としてます。
うるち米ともち米の違いは玄米でも違いは分かりますが
精米するとハッキリ違いが出ますね。

うるち米は透明感のある粒になるけど、もち米は白い粒になる。
この「コンタミ」は、品種違いのうるち米同士だったら多少は問題はないけど
うるち米ともち米が混ざると出荷が出来なくなるのは勿論の事
他の人にも譲って遣る事も出来なくなる。
自分の家で食べる分には問題ないけどね^^
厳密に言うと、うるち米同士でもコンタミは

その為に、JAさんに出荷するお米に対しては農作業記録簿を提出してます。
この「コンタミ」にならないようにする為にしなければいけない事多いです💦
だから、普通の農家はうるち米だけしか作付けしない人がほとんど。
それに、自分の家で一年に食べる量と言っても大した事ないですから
ほとんどの農家は、買って食べてる人が多いと思う。
我が家で作付しているのは「たつこもち」という品種。
草丈の短い早生品種です。
だから、稲刈りは一番最初にし稲架掛けします。
そして、一番最後に脱穀して仕上げ乾燥し、米こせとなる訳です。
我が家のもち米は、ほとんどが贈答用です。
面倒だけど、送って喜ばれるもち米です。
せばまた

案山子


ご訪問ありがとうございました <(_ _*)>