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藍之介、天使になりました(T_T)

2021年08月23日 20時16分28秒 | ペット(犬・猫その他)




里親さん宅で。洗濯済のフワフワタオルの上で。

人のそばにいるのが大好きで、人見知りゼロ、ベタベタするわけじゃないけれど、
いつも愛らしくて天使のような藍之介がついに本当の天使になって空に昇って行きました。
約4年6か月の生涯で、そのうち3年間は難病との闘いの日々でした。

藍之介に出会ったのは2017年の夏のことでした。
トルコブルーのビーズのついたオシャレな皮の首輪をつけていたので、
飼い猫かな?とも思いましたが、いかにも若猫なのにヒョロリと痩せていました。
気になって、しばらく後をつけてみたらどこを目指すでもなくお腹を空かせて
近隣を彷徨っているようでした。
直感的に迷い猫かも、と思って急遽猫ボランティア仲間に助けを求めて保護したのでした。

猫ボラグループで交替でお世話することにしたのですが、とにかく人馴れしていて、
人見知りがない。驚いたことに爪切りしてもらった跡がありました。  
飼い主さんい大切にされていたのかな?と思ったので、ポスターを作ったり、
関係各機関に問い合わせて飼い主さんを探しましたが、ひと月以上絶っても手がかり
はありませんでした。
生後半年だと思われたのですが未去勢でしたので、去勢手術をして里親募集にすることに
しました。


我が家で里親募集していた頃、メイと。

健康状態良好で問題なし。とても良い子なので、すぐにトライアルに行くことになりました。
ですが、ひと月ほどするとご家族にひどいアレルギー症状が出てしまいました。すぐに別のお宅で
トライアルすることになりました。新しい環境にもすぐに馴染んでご家族には気に入られたのですが、
先住猫さんに拒否されてしまいました。いったん我が家に戻ってから、近所のお宅へ三度目の
トライアルに行きましたが、そのお家でも先住猫さんの拒否にあいました。

仕方なく、我が家に戻して改めて里親募集することにしました。すると、すぐにご希望者があり、
お見合いからトライアルの運びとなりました。
4人家族で、留守時間が少ないのは淋しがり屋の藍之介にはピッタリでした。
猫を飼うのは初めてのお宅でしたが、小学校4年生のお嬢さんのお誕生日に合わせて
猫を飼い始めたいと考えていたそうです。お母さまはもちろん、お嬢さんがとても
気に入ってくださいました。藍之介もまたこのお嬢さんが大好きで、いつもくっついて
いたそうです。
 
大好きなお嬢さんと。

ご家族の皆さんに愛されて、ああやっと、藍くんにふさわしいお家が見つかったと思いました。
この幸せがずっと続くものと思っていました。
ところが、翌年の夏、思いもかけず突然に難病を発症したのでした。

それからの藍之介にとっては闘病生活が、里親さんにとっては看護生活が続いたのでした。
難病なので、効果的な治療法はなく、対症療法でステロイド剤が投与されました。
投与後は貧血が改善してまた元気に普通の生活が送れました。しかし、繰り返す溶血性貧血
のたびに投与するステロイド剤が増えて行きました。そのうちにステロイド剤による副作用が
現れ始めました。里親さんは漢方治療に切り替える決心をしましたが、ステロイドは急に止める
ことができません。漢方治療しながらもステロイド剤は継続することになりました。
漢方薬使用することで、ステロイド剤はある程度まで減薬できましたが、ついに10㎎以下にする
ことはできませんでした。そのためステロイド剤による副作用で腎臓や肝臓障害が現れ始めました。
最後はこの重い副作用が命取りになったと思います。
藍之介の難病が分かった後も、里親さんは変わらない愛情をもって本当によく看護してくださいました。

3年間の闘病生活は人間に換算すれば、10年近くにもなるのではないでしょうか?
藍之介は小さな体でよく闘いぬいたと思います。
今は天使になって天に上り、駆け回っていることでしょう。

藍くん、出会ってくれてありがとう。たくさんの愛と楽しい思い出をありがとう。









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