中3は学校の三者面談が終わり、
公立の前期選抜や、高専の推薦を受験する子も決定した。
前期や推薦を受けられるということは、
「合格のチャンスが一つ多い」
というメリットではある。
しかしながら、メリットばかりではないということも意識しておかなければならない。
公立前期は国語・数学・英語の3教科と小論文か作文か面接。
高専の推薦は作文と面接。
前期や推薦で合格を決めたいあまり、関係ない教科の勉強は手薄となる。
そして 「合格したい!」 という期待感が、
受験後には 「合格かも!」 という根拠のない自信へと変化する。
当然、合格発表までは勉強なんかやらなくなるし、やったとしても身につかない。
そして期待に胸を膨らませて迎えた合格発表で、
まさかの 「不合格」。
合格だと信じていたのに不合格・・・
その結果とショックを引きずり、またそこから勉強に集中できなくなる。
その間、公立後期一本や高専一般一本で受験する子は、必死になって五教科の勉強をしている現実。
さて、後期や一般で合格するのはどっちの子でしょう?
もちろん、前期や推薦は大きなチャンスではある。
それらを受けることが悪いことではない。
しかしながら、不合格になることを覚悟の上で受験すべきである。
改めて言おう。
前期や推薦を軽く考えないで頂きたい。
後期選抜一本なら、一般入試一本なら志望校に合格できたであろう子が、
前期や推薦に失敗した影響で後期や一般にも失敗したり、
不本意に志望校を下げるケースはよくある話。
そうならないためにも、
あくまでも本番は後期や一般のつもりで頑張り続けてほしい。
合格が決まるまでは、
五教科の勉強を手を抜かないように!
まあ、公立高校の場合、そんな心配をするのも今年で最後。
来年度から入試制度が変わって良かったのかもしれない。