子どもはなんだかんだ理由をつけて勉強から逃げたがる。
そういうものである。
それが子どもというものである。
ただそれを見抜けずに、
もしくは面倒くさいから、
「子どもを尊重する」
「子どもを理解する」
という大義名分で子どもの思い通りにさせてしまう親が間違っている。
子どもなんて、まだまだ親の言うことを聞かせておけばいいのだ。
子どもにとって一番大事なのは、
「親のリード」
である。
例えば子どもが駄々をこねる。
結局、根負けして子どもの思い通りにさせてしまう親。
親が楽になりたくて逃げただけ。
「駄々をこねれば結局親は折れるもの」
子どもがそれを確信しただけである。
次回もニヤリと駄々をこねるだろう。
「成績が良い子」 というのは、
生まれつき頭が良いのではなく、
意識が高いのである。
なぜ意識が高いのかと言えば、
「親の意識が高い」 からである。
「頭の良い家系」 というのが一見あるように思えるが、
実はその家系は
「努力の仕方を知っている」 家系であり、
「意識の高い家系」 に他ならない。
幼いころから努力の仕方を教え込んで、意識の高い子を育てているのである。
それが代々受け継がれているだけ。
逃げようとする子どもの思い通りには決してさせない。
そういう家系である。
だから成績が良いのである。
「塾を辞めたい」 と親が電話をよこす場合、
その理由のほとんどが、
「子どもが自分なりに勉強したいと言うもので・・・」
そういう子に限って授業に集中していなかったり、宿題をやってこずに私に注意されたり叱られている場合がほとんどである。
そういう子が一人で勉強できるはずもなく、
ゲームとSNSに溺れるのが他人の私でさえ目に見えているにもかかわらず、
子どもの言うことを鵜呑みにし、盲目的に信じる親。 (もし面倒くさいだけだとすればもっとダメ)
肝心かなめで子どもをリードするしっかりした親がいる反面、
我が子を見抜けない、もしくはまんまと子どもの思い通りになっている親がいるのも事実。
嫌なことから逃げない心、
失敗にもくじけない心、
目標を高く持ち、それに立ち向かう心、
その努力を惜しまない心、
子どものそういう心を育てることが、
親の役目
なんだと思う。