小・中学生学習塾 【開陽舎】 ~宮城県岩沼市~

小学生は国・算・英。中学生は国・数・英・理・社の5教科総合指導。日々の授業風景や私の感じたことを書いていこうと思います。

自分でエサを取るということ

2013-07-10 23:29:22 | H25年度 その他

野生動物は、自分でエサを取れなければ死ぬ運命にある。

 

だから野生動物の親は、自分でエサを取れるように厳しく子育てをする。

 

可愛がることが目的なのではなく、自立させることが子育ての目的なのだ。

 

一方、ペットはどうだろう。

 

飼い主はいつでもエサを与えてくれるし、病院にだって連れて行ってくれる。

 

可愛がることが目的なのだから、自立させる必要もない。

 

明らかにペットの寿命の方が短いのだから、死ぬまで飼い主が面倒をみてやればいい。

 

ペットもそれが幸せというもの。

 

 

 

 

さて、人間の子どもはどうだろう。

 

子どもが死ぬまで親が面倒を見れるのか?

 

できるわけがない。

 

未来を担う子どもたちを、

 

一人では何もできないペットにしたいのか、

 

それとも、

 

たくましい野生動物にするべきなのか。

 

それは親だけの責任ではない。

 

子どもたちの周りにいる全ての大人たちの責任だと思う。

 

だから私も、塾生は我が子と同じに扱う。

 

1から10までの全てを口元まで運んで教えることはしたくない。

 

教えるのは簡単だ。しかし、そこをグッと我慢する。

 

知りたければ自分から手を伸ばすことも必要。

 

常に受け身ではいけない。

 

誰かがやってくれる(教えてくれる)ことだけを期待してはいけない。

 

自分から動くことも必要。

 

そうしないと変わらないこともある。

 

欲しけりゃ(知りたけりゃ)自分から手を伸ばしてつかみとれ。

 

そうでなければ本当の力にはならないし、簡単に教わったものほど簡単に忘れてしまうもの。

 

そんなことも考えながら、そういう雰囲気にもっていきながら、日々の授業をしています。

 

 

塾生よ、たくましく自立せよ。

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
« 未来銀行 | トップ | パンドラの箱 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。