子どもの成績がどうとか、
受験がどうとかの前に、
「家庭」 が教育現場としてしっかり機能しているかどうか、
のほうが100万倍も重要である。
親が親であり、その下に子どもが子どもであること。
親が子どもと同列であったり、
ましてや親が子どもの下であっては絶対にならない。
それが徹底されているのかどうか。
親が友達であったり、
子どもが子ども様であるような、
そんな 「いびつな」 家庭になっていないかどうか。
まずはそれぞれの家庭をしっかりと見つめ直してほしい。
もう一度確認したい。
親子の仲が良いのは結構なことである。
子どもが大事なのも結構なことである。
だが、
あくまでも親は 「親」 であり、
子どもは 「子ども」 であるべきだ。
人間以外の動物たちは、
子どもを立派に自立させるために、いつの時代も 「厳しい親子関係」 で生きている。
人間だって、昔からそうやって生きてきたはずである。
いつからだろう、
親の 「威厳」 がなくなったのは。
いつからだろう、
親を「親」と思わない子どもが増えたのは。
家庭が正しく機能しているということは、
親は断固とした態度で子どもを導き、
子どもは親の言うことを聞く。
そして親を敬う。
ということである。
最近、あまりにも子どもの言いなりの親が多いように思う。
親の基準で 「ダメなものはダメ!」
それで良いではないか。
親の基準を曲げてまで、子どもの意見を通してはいけない。
「親はどうにかなるもの」
と思っている子どもも多いように思う。
子どもに 「勘違い」 をさせてはいけない。
とてもとても大事なことだと思う。