成績が悪い子の特徴を書いてみる。
【プライドがない】
成績が悪くても平気だから、勉強しないしテストの点数が低い。点数が低いことにも何も感じない。
【意志が弱い】
机に向かって面倒くさいことを続ける意志の強さがない。目先の楽ばかりを考え、常に困難から逃げている。
【将来のことを全く考えていない】
どんな高校へ行けば、どんな人生になるのかの意識がない。ただ勉強をやらされているとしか感じていない。
【危機意識がない】
このままでは自分がどうなるかという焦りがない。高校に行けなかったらどうしようという危機感もない。
【人の話を聞かない】
学校でも塾でも、とにかく先生たちの話を聞いていない。人の話を聞かなければ、内容を理解できるはずがない。
【ルーズで約束を守らない】
忘れ物は多いし、宿題もやってこない。渡したプリントもよくなくす。
【知的好奇心や向上心がない】
新しい知識を得ることに喜びを見いだせない。新しいゲームには敏感に反応するのに。
これらが全て当てはまるわけではないだろうが、成績の悪い子を見てきて感じたことを、とりあえず書いてみた。
まあ、こんなことが複合的に絡み合って成績が悪いのは間違いないだろう。
意志が弱くてプライドがなく、ルーズで危機意識もなく、人の話を聞かなくて、好奇心も向上心もない。
そんな感じで生きてきた子が社会に出た時に、上手く生きていけるかといえば、相当に難しいものがある。
学生時代の勉強とは、嫌なものから逃げずに立ち向かい、困難を克服し、立派に生きていける強さを身に付ける意味合いが強いのだと思う。
子どもに甘い親は、我が子のやる気のない原因も考えず、
手とり足とり教えてくれる表面上優しい個別指導塾や、「やる気スイッチ」 を押してくれる塾を探して入れてみたりするが、
もとよりそんな子に育てた家庭環境に問題があるので、簡単に変わるわけもない。
「やる気スイッチ」 は、親が探して押すものなのだ。
子どもをやる気にさせるのは大変だけど、やりがいのあることでもある。
成績が悪い原因は、先に書いたような様々な要因が含まれている。
それを一つずつ取り除くために、親子で本気で話し合うことが大切だ。
もちろん、開陽舎に通ってくれる子には一生懸命に教える。
要は、家庭と塾との共同作業が必要ということ。
子どもをしっかり育てるのはとても大変なことだけど、
せっかくの親なのだから、勉強も楽しめる好奇心とプライドのある子に育ててもらいたい。