小・中学生学習塾 【開陽舎】 ~宮城県岩沼市~

小学生は国・算・英。中学生は国・数・英・理・社の5教科総合指導。日々の授業風景や私の感じたことを書いていこうと思います。

教育の基本は家庭

2021-03-14 23:50:32 | 令和2年度 全般


勉強での難しい問題は、


解ければ 「達成感」 や 「満足感」 が味わえる。


できる子は、それが楽しくて気持ちよいことを知っている。


それが益々自分への自信につながる。


難しい問題は、嫌なものではなく、楽しいもの。


開陽舎の子たちには、そんなことを感じてもらいたく、日々の授業をしている。


だから私は時として、難問や経験したことのない問題をあえてやらせる。


生徒たちが、うんうん唸りながら解いている姿を見るのが楽しいドSな私。(笑)


自分が最初に解いてやると意気込む子や、


あいつには負けたくないと頑張る子たち。


数人の生徒が 「出来ました!」 と手を挙げる。


正解の子は大喜び。


不正解の子は顔をしかめて悔しそう。


そして再び問題に向き合う。


そんな切磋琢磨な開陽舎。


こういうところに、集団指導の良さがあると思っている。


しかしそこで問題になるのが、


頑張れるか頑張れないかの違い。


「上昇志向」


「負けず嫌い」


「勉強は出来て当たり前」


そんな意識や価値観を持っているかの違い。


それらを作る土壌が家庭である。




家庭というのはある種の教団のようなもので、そこの価値観が子どもたちに浸透していく。


子どもの嫌がることを遠ざけるのは簡単である。


子どもの喜ぶ顔が見たくて、子どもとの良い関係を壊すのが怖くて、何でも許すのも簡単である。


しかし、そんな家庭で育つと、


「耐える」 ことや 「頑張る」 ことのできないボンコツ人間になってしまう。


子どもに対して甘い親は意外と多い。




大人になれば、会社のために色々な人に頭を下げて、朝から晩まで働くことになる。


それに比べれば勉強なんて、自分のためでしかない。


頑張った結果はすべて自分に反映し、全て自分の将来につながる。


やれば褒められるし、やり甲斐しかなく、天国のようなもの。


そんな勉強のどこに不満があるのか?


そんなことも理解できない子どもに育ってしまったのは、全て親の責任である。


「自分の将来は今の自分が決めている」


「出来ないことが許せない」


「評価されたい」


そんな意識を育てるのは家庭環境であり、


それこそが学力を伸ばす原動力となる。


教育の全ての基本は家庭にある。





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