![]() 📷2022年3月17日:この花が、いまこの姿で、ここにいること自体が不思議なんだけど。
じっくりとご覧頂きたい。 野草がお好きな方であれば、 「おっ、ノコンギクのようだね。いつぞやのバックログからでも漁ってきたのかい」 なんてことを仰るはずだ。 ところが、これ、紛う事なき2022年3月17日の写真なのである。 そう、これから薄紫の楚々とした花を見せようかといういまだ名称不明のキク科の花なのである。 ノコンギクであれば、どんなく早くても7月頃からの開花であろう。しかし、この花は・・・、なのである。 この子の名前、ご存じの方がいらっしゃれば、どうかご教示いただきたい。 キンポウゲ科(シロカネソウ属)トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)が、14時12分に咲いていた。 なんと小さな花なのだろう。1㎝に満たないのだ。 しばらく撮影会と決め込んで、あっちから、こっちからと撮っていたら、日が陰って来、いつの間にか窄み始めてしまった。 この花びら状のもの、萼片だという。開閉自在なんだね。。。 ![]() 📷2022年3月17日:花後の果実がTの字状となるのを鯖の尾に見立てたという。ぜひ見てみたいものである。
こちらも小さな花である。キンポウゲ科(バイカカラマツソウ属)のバイカカラマツである。 猫の額のバイカさんは、昨年12月頃からぽつり、ぽつりと途切れることなく咲いている。 そう、この株は枯れることなく緑を保ち、一所懸命咲き続けている。四季咲きか!? ![]() 📷2022年3月17日:四季咲きか~っ、と突っ込まれながら、それでも、今日も咲いている。
今年もウメバチソウの芽が出始めた。この子たちは昨年芽生えた実生苗、だから、二年目となる。今年は咲いてくれるかな? ![]() 📷2022年3月16日:「順調にいくと翌年の秋には開花します」とあった。今年がその二年目なのである。
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![]() 📷2022年3月14日:稲荷山公園北斜面に自生するカタクリ。
3月14日、この日は2ヶ月に一度の消化器内科の検診日、珍しく一人でクリニックへ赴く。 診察時間は14時だが、その前に血液と尿検査がある。 13時前には家を出て、クリニックに着くなり検査を済ませ30分ほどウォーキングだ。 そう、いつもの通り、稲荷山公園北斜面あたりをブラ散歩という訳。 まだ、こんな時期だから、撮るものもない。ところが、斜面を降りてきて気が付いた。もうカタクリが葉を茂らせているのだと。 ここには、中に踏み込まれないように結界が設えてあり、側には近寄れない。ズームしてみると、おや、おや、もう、つぼみが見えている。この状態だと、明日には咲くかもしれないね。 3月15日、猫の額では、ニリンソウが、俄然、活性化してきた。 すっかり地表に葉を現して、中にはつぼみを抱いている子さえいる。 ![]() 📷2022年3月15日:こちらは、ニリンソウのようだ。土をも押し上げ、いま、天の下に見参!
![]() 📷2022年3月15日:こちらはニリンソウ・銀盃(ぎんさかずき)かな。ほら、つぼみが見えている。
![]() 📷2022年3月15日:銀盃はイチリンソウの八重咲き品種。猫の額では、こちらのほうが開花が早いようだ。
お~、お~、坪庭の方では、ひと際寒かった今冬でさえ、葉を枯らすことなく緑を保っていた風船オダマキが、もうつぼみを見せてきた。 おい、おい、もう咲こうってか? かなり、気の早いオダマキだことよ。咲いたら、猫の額史上最速の栄誉を勝ち取るわけだが、果たして? ![]() 📷2022年3月15日:確か、これは、二色風鈴オダマキだと思ったのだが・・・。
おっ、隅っこの方では、一角獣の角が伸びてきている。ユニコーンよ、いよいよ地上に降臨か! そんなわけがない。ムサシアブミが萌してきたのだ。此奴、意外と丈夫で、結構増えるんだよ。 ![]() 📷2022年3月15日:猫の額にユニコーンが出現か?。
タンチョウソウ、そう、あのイワヤツデが、それとわかるほどにつぼみを膨らませてきている。 つんと花茎を伸ばし、翔び立つ日も間もないことだろう。 ![]() 📷2022年3月16日:もうあと僅かで、花茎上部に、小さな白い花をたくさんつけることだろう。
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![]() 📷2022年3月15日:今日の猫の額のネコノメソウ、至極機嫌が良さそうだ。
昨年、コガネネコノメソウ、タチネコノメソウ、ツルネコノメソウの三種を新規導入した。 そして、今年、大阪の師匠からシロバナネコノメソウをお送り頂き、猫の額には都合4種のネコノメソウが生息していることになる。 ただ、上記三種は一つの鉢に混載した折にコガネの調子があまり芳しくなかったので、いまあるコガネが果たして真正のコガネであるか否かは自信がない。 山野草を育てるようになって、まだ4~5年ほどだろうか。多年草でさえ一年草としてしまうほどで、なかなか成果が出ないのは天性の不器用ゆえか。 しかし、アーカイブをひっくり返してみると、この猫の額の庵主、ネコノメソウ属にはかねてから気になっていたとみえる。 一番古かったのが、2016年4月13日、別所温泉近辺を周遊した折に撮った写真だった。 ![]() 📷2016年4月13日:ネコノメソウ属には違いがないのだが、名前が・・・?
こちらは、桜の咲く頃、長野県上田市前山にある中禅寺境内にて撮ったものであった。 ![]() 📷2016年4月13日:塩田平の南方にある中禅寺、
2018年4月10日、新潟県南蒲原郡田上にある湯田上温泉に投宿した。 宿の目の前に用水だか、小川だかが流れていた。水面まで3メートルほど下か。 覗いてみると何やら気になる草々が。これは、ボタンネコノメソウ(牡丹猫の目草)かな? ![]() 📷2018年4月10日:新潟県・湯田上温泉にて、ネコノメソウ属に遭遇する。
![]() 📷2018年4月10日:さらに下ると大群落が。
![]() 📷2018年4月10日:うわ~、こんな大群落見たことなかったよ~!
あっ、そう、そう、この前日は村上の瀬波温泉に投宿したのだが、三面川河畔を散策した折にもネコノメソウの仲間と遭遇していた。 よく見ると、雄しべが4本だということがわかる。これこそ、あのネコノメソウなのかな。 ![]() 📷2018年4月9日:三面川河畔にて。
さらに、2019年3月31日には、よく訪れていた不老川河畔の花友さんの庭で、すでに果実を抱いていたネコノメソウとの出会いがあった。 これって、瞳孔が縦に狭くなった昼間のネコの目に似ている? ネコノメソウの名前の由来を検索してみると、押し並べて、上記のフレーズが記述されている。そう、一様にといっても過言ではないほど、ほぼほぼこのフレーズがコピペしたかのごとく記述されているのだ。まぁ、この現象は、この例に限らず、だけどね 笑 ![]() 📷2019年3月31日:不老川河畔の花友さんのお庭にて。
植物写真家いがりまさし氏の公式サイト・撮れたてドットコムでは、「ネコノメソウの仲間(完全編)」として18種が紹介されている(「まだ、ミチノクネコノメソウ、ムカゴネコノメなど、扱えなかった種も多数ある。」との注釈付き)。 これほど詳細に、ネコノメソウの仲間を取り上げているサイトを外には知らない。まさに労作というほかないのだが、いつかは、ここに紹介された数々のネコノメソウを実際に見てみたいと思う。 |
セイヨウサクラソウの鉢に、グランドカバーとしてコゴメイヌノフグリを据えてみた。 おいっ、な~~~に見てんだよ。 目玉を飛び出させて、ガン見された。 此奴、コゴメイヌノフグリである。 小石川植物園から各地に散逸し、いまでは日本各地で目にすることができる野の草だ。 猫の額で繁殖しているのは、入間川河畔から摘んできて3~4年になろうか。 この種族の繁殖力には、暴力的なものがある。 兄弟分のオオイヌノフグリ(星の瞳)にしてからが、ちょいとした空き地を見つけ、一大コロニーを形成する光景はご存知のとおりだと思う。 コゴメでも、そうなのだ。一度、その地が気に入ると、もう手に負えない。 ほらっ、グラウンドカバーのように、一面コゴメだらけとなってしまうのだ。 我が家の裏に展開する藪にも、いつの間にか散逸して大繁殖。 グリーンの絨毯に、真白き星を散りばめたかのような、なかなか見応えのある光景(?)となったことがある。 ![]() 📷2022年3月11日:おいっ、な~~~に見てんだよ!
坪庭へ目を転ずると、こちらにも暴力的に繁殖している輩がいる。 昨年、ここにはタツタソウの家族が棲んでいた。それが、二色フウリンオダマキかな、すでに長年住み慣れたという風情で葉を茂らせている。此奴は常緑であったのだろうか? そんなはずはないのだが・・・。 左手上部には、ツクシカラマツの一族が棲んでいた。いま萌え出てきた一群は、どうもその葉とは異なるよう。これもオダマキ系かな。 いろいろ世代交代が進んでいるようだ。 ![]() 📷2022年3月11日:タツタソウは何処へ行ってしまったんだろう?
二年目のクリスマスローズに混じって、ラッパスイセンが順調に花茎を伸ばし始めている。 去年は、この辺り、大分いじってしまい、スイセンの球根も掘り起こされて臍を曲げてしまったか、花は付けなかった。 今年は、きっと咲いてくれることだろう。 ![]() 📷2022年3月11日:新聞の拡材でもらったラッパスイセンが順調に育っている。
いま、猫の額でも、さまざまな野の花が春の訪れを察知し、今年はどんな具合に咲いてやろうかと思案しながら地表へと顔を出してきている。 スプリング・エフェメラル(猫の額の場合、そのほとんどがニリンソウなのだが)でも、それは例外ではない。 ただ、一つ違うのは、その出現の仕方であろうか。驚く勿れ、彼らは地を割って出てくるのだ。 最初、この光景を目の当たりにしたとき、何が起こったのか不思議でならなかった。 天変地異! カタストロフィー! いつぞや、穴の話をしたが、あれに匹敵するくらいの驚きだった。
手前にはニリンソウの幼葉がわらわらと群がっているのが見える。 割れ目が裂ける。盛り上がる。 しばらくすると、スプリングエフェメラル(ニリンソウ)の幼葉が、したり顔でお出ましになられるという寸法だ。 ![]() 📷2022年3月12日:時が熟すると、ニリンソウが我勝ちに萌え出すのだ。
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