こだわりおやじの独り言

東洋医学とオステオパシーが通じる事柄は、貴方の健康への道しるべです
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帯状疱疹後神経痛

2022年09月07日 | 診療日記

以前より「帯状疱疹後神経痛」で来院している男性の話です。                     

帯状疱疹の発症し皮膚科医を受診した時に、医師が発赤して痛みが出ている箇所を声をかけること無く、強めに感じる位に触診をしたそうで、あまりの痛さに『何してるんだ!』と怒鳴ってしまったそうですが、医師からはその後鎮痛剤の投与を受けて診療が終わってしまったそうです。

患者の痛みを感じる事のできない医療者は、その後への治療へは続ける事ができないのだろうと思いました。

現在は麻酔科に通院して鎮痛効果の薬剤投与を受け、疼痛患部への局所的療法でリドカイン配合クリームの塗布を行っているが、痛みが中々収まらない時には電話が入って、来院をされています。

治療方法はその日によって違いがあり、脊椎の神経節近くに深部痛がある場合にはデルマトームに沿った鍼治療や脳神経系刺激の刺鍼を行い、皮膚表面に痛みが感じている場合には疼痛部へのカウンターストレインや超音波刺激を行っており、リラックスされてくると施術途中から寝息が聞こえてくる事もあります。

いずれの場合にしても、現在の痛み状況を伺って信頼を確保してからの施術を行うのが良いのではと考えます。

現在は3週間くらいの間隔での来院数となり、来院回数が減ってきています。

 

 


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