こだわりおやじの独り言

東洋医学とオステオパシーが通じる事柄は、貴方の健康への道しるべです
詳細は左欄下段の『ブックマーク』にお進み下さい

東医宝鑑 外形扁(外科)二、面 一10

2019年01月10日 | 日記

東医宝鑑 外形篇(外科)一
二、面(一〇)

三、眼

四、外障の場合の続き(二)

車前散    肝経の熱毒が逆上して瞖が出、涙が多く出る症を治す。
    処方 密豪花・甘菊・白蒺藜・羌活・草決明・黄苓・草竜胆・甘草を各等分に作末して毎二銭を米飲で服用する。

消毒散    まぶたに粟つぶのようなものが出来る症を治す。
    処方 大黄煨・荊芥穂各二銭、悪実・甘草各一銭を水で煎じて服用する。

白薇元    瞳から膿が出る証を治す。
    処方 白微五銭、防風・羌活・白蒺藜・石榴各二銭半を作末して米粉糊で梧子大に丸め、白湯で三〇丸呑み下す。

黄芪散    瞳から膿が出る証を治す。
  処方 黄芪・防風・子苓・大黄煨各一銭、地骨皮・遠志・人参・赤茯苓・漏蘆各五分を水で煎じて朝夕食後服用する。

竜胆散    肝熱で瞳が腫れる症を治す。
    処方 草竜胆・梔子仁各二銭、防風・川芎・玄参・荊芥・茵蔯・甘菊・楮実子・甘草各一銭を作末して毎二銭を食

       後茶漬けで服用する。

清背散    肺熱が上にのぼって白眼がはれ、日夜疼痛する症を治す。
    処方 桑白皮・片芩・甘菊・枳殻・防風・荊芥・柴胡・升麻・赤芍薬・当帰尾・玄参・苦参・白蒺藜・木賊・

       施覆花・甜葶・藶子・甘草各五分を水で煎じて食後服用する。

蟬花無比散  風眼・気眼ではっきりせず、かゆく目がしぶい症を治す。
    処方 蒼朮を童便に漬けて二日おいたあと、切って乾かしたもの・白芍薬各一両、白蒺藜炒八銭、白茯苓四銭、

       石決明製・当帰・防風・羌活各三銭、蟬殻・甘草各二銭、蛇蛻・皂角水で洗って焙ったもの・荊芥・

       細辛各一銭を作末して毎二銭を茶漬けで食後服用する。

槐子丸    風邪で瞳がかすむ症を治す。
    処方 槐実二両、覆盆子・酸棗仁・炒柏子仁・車前子・蔓荊子・茺蔚子・鼠粘子炒・白蒺藜炒各一両を作末して蜜  

       で丸め酒で三〇丸を呑み下す。

五退散    脾が風毒を受け、まつ毛が乾き、刺すように痛む症を治す。
    処方 穿山甲炒・川鳥炮・甘草灸各五銭、蟬退・蚕退・蛇退醋煮・猪蹄炒・荊芥穂各二銭半を作末して毎二銭を

       塩湯で食後服用する。

神効明日湯  目のまわりがつれ、まつ毛が乾き目の上下がはれ、瞳が痛く、涙が流れ、目が開けられない症を治す。
    処方 甘草二銭、葛根一銭半、防風一銭、蓮荊子五分、細辛二分、を水で煎じて食後服用する。 

明日細辛湯  目のまわりがつれ、まつ毛が乾き目の上下がはれ、瞳が痛く、涙が流れ、目が開けられない症を治す。
    処方 羌活・麻黄根各一銭半、防風一銭、荊芥七分、藁本・白茯苓・当帰梢各五分、生地黄・蔓荊子・川芎各

       三分、桃仁五箇、川椒四、細辛・紅花各二分を水で煎じて服用する。

天門冬飲子  ひとみがまっすぐでないとき使う。
    処方 天門冬・茺蔚子・知母各一銭、人参・赤茯苓・羌活各七分、五味子・防風各五分を水で煎じて服用する。

犀角散    失明症を治す。
    処方 車前子・枸杞子各一両、槐子・五味子・青箱子・牛蒡子炒・茺蔚子・胡黄連各七銭半、犀角屑・羚羊角屑各

       五銭、兎肝一典を作末して毎二銭を食後に槐子煎湯で服用する。

地黄膏    目に打撲傷を受けた症を治す。
 処方 生地黄一合取って汁をしぼり、黄連一両、黄柏・寒水石各五銭を三味で作末し地黄汁にまぜて餅をつくってぬる。

生地黄散   目に打撲傷を受けた症を治す。
    処方 生乾地黄・川芎・羚羊角・大黄・赤芍薬・枳殻・木香各一銭を水で煎じて食後服用する。