
間もなく忘年会シーズン到来ですが、東京や北海道などで感染確認者が増え、コロナの第8波に入ったという見方も出ています。これから忘年会など何かとアルコールが入る時期になりますが、果たしてどうなるのでしょうか?

そんな中、一昨日、こんなニュースがありました。削除の節はお許しください。
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子の貯金で酒買い 破たんした家庭 - Yahoo!ニュース
アルコール依存症でお子さんの預金にまで手を出し、その挙げ句妻子に出ていかれた男性のなんとも悲しい内容の記事です。
◆古典落語では
古典落語の世界では、お酒に纏わる噺が沢山あります。三代目三遊亭金馬師匠の『居酒屋』のまくら(話の前フリ)に、
酒飲みは奴豆腐にさも似たり、初め四角で後はぐずぐず
というのがあり、言い当て妙な表現だなぁといつも感心しています。
お酒に纏わる噺には、他にも『二番煎じ』『禁酒番屋』『富久』、そしてあの『芝浜』なんて云うのもお酒に纏わる噺です。『富久』や『芝浜』はお酒で失敗する噺。
このようにお酒、アルコールは人間関係の潤滑油として庶民に愛されてきました。
酒を飲むのは時間の無駄、酒を飲まぬのは人生の無駄
や
酒も飲まず、煙草も吸わず、百まで生きた馬鹿もいる
などと
揶揄されるほど、酒を飲まないのは人生の損とばかりに、嘗ての日本は、酒飲みの酔っ払い天国でしたが、コロナ禍の今はどうなのでしょうか?
年末になると、赤い提灯に火が灯り、赤い顔をしたサラリーマンの姿をあちらこちらで見かけました。
その昔、
ちょいと一杯のつもりで飲んで いつの間にやら梯子酒、気がつきやホームのベンチでごろ寝、これじゃ身体に良いわけないよ わかっちゃいるけどやめられない
と、クレージーキャッツの無責任男、植木等さんは、スーダラ節を歌って踊っていました。でも彼はお酒が飲めない下戸だったそうですが。
◆悪魔の水にも
ことほど左様に、お酒、アルコールは明るく適度に飲むのは、多少のストレス発散になりますが、適量を超えると人生を棒に振ったり、夫婦別れを引き起こす悪魔の水になります。
翁の働いていた会社でも、酒飲みの社員が多くいました。特に部門長が呑兵衛だと部下は悲惨、翁も運悪くそんな部門長の下で働きました。ご本人は立派な方でしたが、取巻きのゴマスリ連中が、何かにつけて、飲み会を行っていました。
今みたいに自由参加が認められていませんでしたので、ほぼ全員参加。一種のアルハラでしたが、その当時はねぇ。
翁は、一杯のビールで顔が赤くなります、そしてすぐ眠くなるので、集団での飲み会は苦手だったのですが、やはりそこはサラリーマン根性の塊、適当にお付き合いしていました、
そんな時に限って、電車を寝過したこともありました。まだ、携帯電話なんて無かった時代、結局、深夜帰宅となり、もうバタンキュウ。
もちろん楽しい飲み会もありました。グラスにちょこっと口を付けるマネだけで、ひたすら美味しい料理を食べていました。
とにかく、お酒、アルコールは楽しく明るく、そして飲み過ぎないようにしなくてはお酒、アルコールにも失礼だと思います。
そしてお酒に飲まれないようにすること、お酒に飲まれると、依存症になり前掲の記事の男性のように全てをなくします。
まぁこれは男性に限らず女性にも言えることで、くれぐれもキッチンドランカーにならぬように気をつけましょう。
今回は、アルコール依存について書きました。この他にもギャンブル依存症も同じように悲惨なことになります。
人間は弱いですからね、少しぐらい、今回だけ、が、いつの間にかアルコールやギャンブル無しでは過ごせなくなります。挙げ句、破産、離婚、一家離散になりかねません。
結局、アルコールを百薬の長とするかそれとも悪魔の水とするかは人間次第、くれぐれも節度を守って楽しく飲みましょう。
ところで、

◆依存症に救済なし?
今の世の中、某宗教団体の被害者救済ばかりに目がいっており、アルコール依存症やギャンブル依存症で家庭が崩壊、離婚、一家離散に至るケースには、自己責任として何の救済策もない。こんな世の中なんかおかしくないですか?
政治家さんは、票にならないことには、目を向けないのですか? これは与野党とも一緒。
仮に、某宗教団体の被害者と称する人たちに金銭的な救済をすることになったら、許したくありません。翁は。
またまた戯言です。ご放念ください。

近くの通りの紅葉が綺麗でした。
終わり