解剖学ノート

解剖学ノートのミニコミ版

国試基本   発生学・ 組織・ 細胞

2016-03-03 16:48:41 | 解剖学ノート全編集版「筋骨編」

外胚葉とは

※3個の一次胚葉の①外胚葉 ②中胚葉 ③内胚葉

 の内、最も外側の細胞層のことで羊膜腔に接する胚葉

 のこと。

表皮とは

※皮膚の最も外側に位置した上皮細胞性の部分で手掌と

 足底にあり①角質層、②透明層、③顆粒層 ④有棘細胞層、

 ⑤基底細胞層などがあるが透明層は欠くことが多い。

真皮とは

※表皮と波状に組み合わさった構造をしていて、表

 面の薄い①網状層からなり、②血管リンパ管

 ③神経、④神経終末,⑤腺、さらに無毛の部分には⑥毛包

 ふくむ。

※各胚葉の分化

①赤血球と平滑筋は中胚葉から分化する。

②表皮は外胚葉から分化する。

③内胚葉からは小腸上皮が分化する。


  発生学のいろいろ(受精など)

※受精は卵管膨大部で行われることが多い。

※胞胚が子宮内膜に入り込むことを着床と呼ぶ。

※受精後4週目では胚子と呼ぶ。

※胎児と呼ばれるのは8週目以降である。

※胎児の臍動脈は胎盤の腺毛内で毛細血管のル

 ープ作り臍動脈となる。

 (母体の臍動脈とは連結していない)

 


  出典--ステッドマン医学大辞典

 


国試基本   上皮・細胞 など

2016-03-03 14:30:48 | 解剖学ノート全編集版「筋骨編」

①単層扁平上皮とは--

※板状で扁平な細胞が連結した構造の上皮で①血管

 ②腹膜、胸膜の内面を覆う上皮である

 


 

②重層扁平上皮は

※扁平な細胞が幾重にも重なり合って構成する上

 皮で表皮などの外部の刺激を受けやすい部位

 ある上皮である。

 


 

③単層円柱上皮とは--

※円柱状で背丈のある細胞が一層に並んでいる上皮

 で消化管(胃腸の)粘膜を構成している。


 

細胞の働き

上衣細胞とは--

※脳室系の表面を覆う神経膠細胞である。

 


 

星状膠細胞とは

※多数の線維状または膜状の細胞質突起をのばし中枢

 神経系全体を環境を作成し血液中を流れる有害物を

 脳内への侵入を防ぐ働きをする。

 


 

希突起膠細胞とは--

※中枢神経系に於ける髄鞘を形成する神経膠細胞である。

 


 

小膠細胞とは---

※脳実質が外傷や脳軟化疾患により当該細胞がアメーバ

 ―様運動を営み異物を貪食する働きをを有する神経膠

 細胞である。

 


扁平上皮は--(薄い板状の上皮)

※①腹膜腔や胸膜腔の表面や血管やリンパ管の内腔を覆う

 上皮である。 

 


 移行上皮 ---

※膀胱や尿管のようにそれらの機能に応じて形態の変わ

 る事の出来ることが可能な上皮である。


線毛上皮とは---

円柱上皮の表面に線毛が覆っている上皮のことである。

 (運動性の線毛がおおっている)


 

発生学 (人体の発生など) 

1、肝細胞---内胚葉から分化する。 2,網膜は--外胚葉から分化。

3、真皮---中胚葉から分化。  4、涙腺は--内胚葉から分化。


 

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国試基本   施術所の開設と医療法

2016-03-03 09:53:43 | 解剖学ノート全編集版「筋骨編」

施術所開設の届け出義務

※専用の施術室として「6.6平方メートル以上」の確保を要する。

※専用の待合室として「3.3平方メートル以上」の確保を要する。

※施術室はその面積の7分の1に相当する部分が外気(窓など)に

 よって外気に開放できる構造であること。

※施術室には施術に要す器具または手指の消毒設備が常備する。

トイレの設置は構造基準にないが設置は出来る。

※当該施設は医療法のような規定には拘束されない。

 


広告の制限

※電気温灸、※電気はり、※胃腸病の灸などの広告は

 処分をうける。

※施術所の名称に「診療所、あるいは病院」などの紛

 らわしい名称を付けることは禁止されている。

 ※「医師法違反・医療法違反・広告の制限違反」

疾患名を特定した施術を広告する事は(医師法違反)

 


 

医療関係法規

※有床診療所は①療養病床、②一般病床、の開設

 することが医療法で認められている。

※病院、診療所が行う広告の内「予約診療」の受

 付が可能である。(手術等の予約・歯科医の予約)

 などである。

※助産所の開設には嘱託医を定めて置く義務を有する。

※特定機能病院の所定病床数が500床が400床の病床

 数に法改正された。

 


医療法では特定機能病院機能の必須要件として

400床以上の入院設備を有する事。

高度医療の提供可能であること。

10以上の専門診療科を有すること。

 


医療法に定める特定機能病院は

※厚生労働大臣の許可を要する。

400床以上の入院設備を有する事。

※設置要件には定められていないが2次・

 3次救急を担う場合もある。

 


人口問題

①死産とは

※妊娠満12週を経て胎児が死亡したまま生まれたもの

②後期死産とは

※妊娠22週以上で死亡した胎児の出産を指す。

③早期新生児死亡は・・

出生後1か月未満の新生児の死亡。

④乳幼児死亡とは

※出産後1年未満での死亡を指す。

⑤周産期死亡率は--

※出生数+妊娠満22週以降の死産数。