解剖学ノート

解剖学ノートのミニコミ版

国試基本  神経・老健・介護

2016-02-26 22:42:57 | 医学分野

 


脊髄神経の学習 1

①大後頭神経は脊髄神経の第2頸神経後枝である。

頚神経叢の皮枝からは 1--小後頭神経。 2--大耳介神経。 

 3--頸横神経、鎖骨上神経が起こる。

頚神経叢の筋枝からは横隔神経と頚神経ワナが起こる。

※ステッドマン医学大辞典 


介護保険 

介護保険の居宅サービスの範囲

①訪問介護 ②ディケア ③住宅改装 ④訪問看護

⑤デイサービス、⑥ショートステイ、⑦用具の貸し出し。

※上記の各提供手段がある。


地域密着型サービス--- イ--小規模施設介護。

施設サービス---イ--特別養護老人ホーム、

        ロ--老人保健施設、

        ハ--介護療養型医療施設。

 

 


 高齢者の医療

往診診療などを含む医療の実施では

 医療保険、または後期高齢者保険で実施。


 

高齢者の医療確保に関する事項

1、質問票 

2、身体測定は次の計測を基本項目とした。

 ①肥満:腹囲は男子85以上、女子90以上、

 ②(高血圧):血圧測定は男女とも130/85

  mmHg以上。

  ③脂質検査:tg-150mg/dl以上、

 ④LDl:140mg/l以上、

 ⑤hdl:40mg/dl未満

 ⑥血糖:(高血糖は110mg/dl以上)

 ⑦肝機能・検尿・

 ※心電図・眼底検査・貧血は2次検査。

 

 


後期高齢者医療制度の財源

1 後期高齢者---1割

2 若年者の各医療保険から4割

3 公費---5割。

※後期高齢者医療制度は75歳以上の男女高齢者が

 被保険者で保険料の納付は年金からの引き落とし

 または納付書による納入がある、また加入者に均

 等に賦課される均等割りと所得に応じて所得割額

 の納入がある。

 


国試基本   0004 呼吸、循環

2016-02-26 10:04:49 | 医学分野

循環調節の学習

①圧受容器の所在---大動脈弓の血管壁にある。

②圧受容器が感知した情報は迷走神経によって延髄の

 循環中枢に伝えられる。

循環中枢が受け取った情報により心臓を支配する

 交感神経が沈静し心拍出量の減量と末梢血管の拡

 張を促し圧の低下を促進する。

④血圧の低下で発動する受容器は「心肺部圧受容器

 と呼ばれ、その場所は房と静脈の結合部である。

心肺部圧受容器は肺血管や心房の血流変化を敏感に

 感知して適宜な調整を自律する。

大動脈小体にある受容器は呼吸と循環を自律調節

 を行う。「心拍数の増加と呼吸数の頻回を示す

頸動脈洞(大動脈弓にも)に圧迫刺激を施すとその

 情報は迷走神経並びに舌咽神経を介して延髄の

 中枢に伝令される。この結果心臓の交感神経の活

 動が沈静化されて心臓の迷走神経に作用して心拍

 の低下し、血圧が安静状態に入る。

人為的に徐脈を発現させるには術者は頸動脈洞の

 圧迫を施し拍動数を観察する。

⑨肺胞換気量は1回の呼吸による換気量のから死腔

 量を差し引いた量である。

残気量とは--最大呼息後に肺内に残余する気体容量

 を指す。

肺活量とは--

 最大吸息後にできるだけ最大の呼息を行ことの出来

 る空気の量の事。

⑫式で表すと---

肺活量=予備呼気量+1回換気量+予備排気量

※ステッドマン医学大辞典 vbop41263

 


 

学習の続き

①予備呼気量とは

 安静呼息後に更に肺から吐き出せる空気の量。

②死腔量とは

 ガス交換に関与しない空気の量。

 ※血液が還流しない肺胞の空気や気道の空間に

  ある空気はガス交換には関与しないため死腔

  と呼ばれる。

  

③残気量とは

 最大呼息努力後に肺に残った空気の気体量。

④肺胞換気量とは

 1回の呼吸の換気量のうち死腔量を差し引いた気体量

  (成人の換気量は平均350mリットル)

酸素容量とは

 血液の単位容積あたりのヘモグロビンと化学的に結合

 する酸素の最大量で通常へモグロビン1グラムあたり

 酸素1.34ミリリットル。

 または血液100mリットル当たり酸素は20mリットル。

⑥血液(赤血球)の役割は...

 主にヘモグロビンによる酸素の運搬で赤血球の増加が

 起こり、酸素運搬の機能があがり酸素分圧は増加する。

⑦腎臓はエリスロポイエチンを分泌し骨髄に作用して赤

 血球の新生を促進させる。

※ ステッドマン医学大辞典 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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国試基本    神経ブロック

2016-02-25 19:41:08 | 医学分野

各種の神経ブロックの学習

①顔面神経ブロックは...片側顔面痙攣に処置される。

②星状神経節神経ブロックは...第7頚椎の横突起前

 方に所在する。

 星状神経節に局所麻酔または抗炎症剤の処置を施し臓

  器に分布する交感神経の亢進を抑制し血管の拡張を促

 し環境改善を確認したのち発痛の改善を確認する。

③手の反射性神経麻痺・④末梢性顔面神経麻痺⑤帯状

 疱疹後の神経痛・⑥頚腕症候群・⑦頸椎捻挫などの

 症候に対応する。

 ※ステッドマン医学大辞典 noyp46289


国試基本   神経ブロック等

2016-02-25 17:35:26 | 医学分野

※テタニーの症候

 副甲状腺機能低下時にみられる症候で「血中カルシュ

 ウムの低下」によって四肢に激しい痙攣を引き起こ病

 気である。

甲状腺機能低下症では全くこの症候は生じない。

甲状腺機能低下症では精神活動低下により動作の緩慢

 精神鈍麻・無気力・記憶力の緩慢・言語緩慢・易疲労

 無気力顔貌・歩行の鈍麻・急性の喉頭炎を随発・

※ステッドマン医学大辞典 fgopu 43691


 

学習力の実力

鉛管現象とは

術者による他動に対して始動から最後まで同じ

抵抗を示す筋反応を示す状態をいう。

原因*錐体外路の障害によって発現する。

 

②椎体路の障害では

 術者の始動に対して当初は強い抵抗を示すが

 急速に抵抗が減じる。

 別名「折りたたみ現象」とも称される。

 

③小脳障害では

 筋トーヌスの低下により「振り子様運動」を呈す。

 

④脊髄 後索の障害では

 脊髄性運動失調が出現し、麻痺は無いにも関わらず

 踵打ち歩行(踵だけを床にたたきつける)が見られる。

※脊髄労---梅毒患者にみられるもので踵打ち歩行。

 

ステッドマン医学大辞典

 


 

 

 

 


国試基本   血友病など血液関係

2016-02-25 15:20:25 | 医学分野

 

血友病の定義

※男性に好発。

①この疾患は代表的な遺伝性疾患で※伴性劣性

   遺伝が特性である。

②血液凝固因子の欠乏で出血が繰り返される。

③出血部位は皮膚・粘膜で点状出血を繰り返す。

④紫斑を繰り返し、止血が容易でない。

⑤関節内出血も繰り返す。

⑥自己免疫疾患のため免疫抑制対応は実施しない。

※ステッドマン医学大辞典 nver19802

 


肝硬変の症候

①汎血球減少の症候は多くにみられる。

②門脈圧上昇は肝臓の血液抵抗が原因である。

③血液抵抗が原因で脾臓に血液滞留を起こす。

④血液の滞留によって脾臓の機能が亢進し血球

 破壊が進行する。

⑤特に血小板が急速にに進行する。

※ステッドマン医学大辞典 jurt26578

 


 

汎血球減少症候群には

全身性エリテマトーデス・悪性貧血・パンチ症候群

再生不良性貧血などが数えられる。

※ステッドマン医学大辞典nkou16498


混同出題に注意

脂漏性の皮膚炎・口唇炎・口内炎・舌炎涙 

羞明(光に対して異常なまぶしさを感じる)

ビタミンB2の欠乏が原因の疾患

※ステッドマン医学大辞典 fgpk462381


 

巨人症の発症推移と主症状

①思春期以降に下垂体腺腫の発育が特に著名になり、

下垂体前葉の機能が亢進が顕著になり成長ホルモン

産生が高まるなどの機能が成長促進因子になる。

以上のような経緯をたどるが成長ホルモンの作用

は次のような症候も発現する。

①高血圧②発汗異常「過多」③糖尿症状

④甲状腺機能亢進 ⑤甲状腺腫などを呈する。

※ステッドマン医学大辞典 bnki19603


 

 


国試基本   腰痛症とその関係

2016-02-25 13:41:32 | 医学分野

椎間板ヘルニァの症候

① 髄核が後方または後側方に脱出し後縦靭帯や椎間板線維輪

  外層部が圧迫されて激しい痛みが生じる。また髄核が脊柱

  管内や椎間孔に脱出すると馬尾神経や神経根が圧迫により

  下肢痛を発症する例もある。

② ヘルニアはぎっくり腰の前歴の有る患者に好発する。

③ 4.5腰椎、第1仙骨部に発痛が伴う症例では坐骨神経痛が

  考えられる。

④ 大腿部内側に知覚異常が出現した場合は上部腰椎のヘルニ

  アが疑われる。

⑤ 下部に腰椎の発痛には知覚異常はほとんど無く坐骨神経痛

  を疑う。

  ※ ステッドマン医学大辞典 kipl32094

 


国試基本   腰痛

2016-02-24 19:48:53 | 医学分野

 


 

脊椎分離症について

①腰部でおもに発症--椎骨の上関節突起下関節

   突起の骨性連結の断裂が原因とする。

   (解剖画像参照)

②発症年齢は--成長期の青少年の過度の運動 負荷が 

   原因が多い。

③発症部位--第5腰椎と第4腰椎が頻度として高い。

④棘突起の変形--階段状現象の発現。

⑤脊柱の後彎は骨粗鬆症患者・強直性脊椎炎患者に

  みられる。

⑥椎間板ヘルニァ患者も同様の症候を示す。

 ステッドマン医学大辞典

 


腰部脊柱管について

腰椎脊柱管狭窄症の定義

①脊柱管の横径、前後径の減少による脊髄や神経が圧迫

   され疼痛、痺れを発症する。

②腰部屈曲位で疼痛の軽減がみられる。

③一定の少距離で歩行が不可能になる。休息で疼痛は減

   少する。

④屋内での安静時痛は少ない。

⑤両側性に発症する。

※ステッドマン医学大辞典 lkpm489261


 

 

 

 


 

 


 

 



国試基本   呼吸系 

2016-02-24 16:22:07 | 医学分野

基本的な学習

①換気予備力とは

  換気予備力とは通常の安静位での呼吸容量と最大

  (強制)呼吸量との差をいう。

  すなわち意識せずの常時の呼吸量が80とし。深呼

  吸を意識した時の呼吸が100とした場合その差は

  20である。 従って換気予備力は20である。

②1回の換気量とは「意識しない呼吸」

  ※成人では約500mℓ

「1回の呼吸で出入りする空気の量」

③残気量とは

※最大呼息後に肺内に残っている空気の量。

④肺胞換気量とは ※(成人では約350ml.)

※1回の呼吸量の換気量のうち死腔量を差し引いた量

⑤肺活量とは

※a説--予備呼気量+1回呼気量+予備呼気量

※b説--最大吸気後に肺から排出される最大空気量

⑥死腔とは

※血液が還流されない肺胞の空気や気道の空間に

 ある空気はガス交換に関与しない。その容積(ml.)

⑦肺胞換気量(成人で350ml.)

※1回の呼吸による換気量のうち死腔量差し引いた量。

⑧呼気性アルカローシスとは

※a・血液中の酸素イオン濃度が減少し、血液がアル

     カリ性に傾き息ぐるしさを覚える。

※ステッドマン医学大辞典 huo1456

解剖学ノート編集委員会

 

 

 


国試問題ポイント訓練教室  0012 手根管症候群

2016-02-24 10:45:18 | 医学分野

日の体調はいかがですか?  

 

①手根管症候群は「絞扼神経障害」と定義され、手根骨

の正位からの離脱あるいは荷重過労などで手根管内を通

る屈筋腱(浅指屈筋・長母指屈筋・深指屈筋腱・撓側手根

屈筋と正中神経が絞扼され、支配領域に症状が及ぶ疾患

である。

症状-疼痛・知覚異常・筋委縮 関節リュウマチ誘発例

もある。

※ステッドマン医学大辞典


※ ティネル徴候とは---患部「手根管」を叩打すると

      陽性では指尖に放散痛が生じる。

※ ファーレンテスト---橈骨手根関節を60秒掌屈さ

      せる。陽性では疼痛・しびれが増強する。

※ 梨状筋症候群---梨状筋後部「臀部」下肢に絞扼痛

     を発する。(大腿神経の障害)

※ 足根管症候群---脛骨神経が絞扼されて発症する。

 ステッドマン医学大辞典

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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