筋の学習
※棘上筋は棘上窩から起始する。
※棘下筋は棘下窩に起始を持つ。
※小円筋は肩甲骨外側縁の中下部に起始する。
※肩甲下筋は肩甲下窩から起始する。
頭蓋の3要素
※脳頭蓋骨は脳を格納し外力から骨を盾に保護する。
※顔面頭蓋は顔面を構成し呼吸、摂食、視覚、聴覚
嗅覚、言語の発声、その他感覚器の全てを統合調
整する。
①脳の保護、②顔面の構成、③感覚器の格納。
※頭蓋骨は15の種類と23個の骨で構成される。
※頭蓋は2つに分類される。1、脳頭蓋、2、顔面頭
蓋である。
※脳頭蓋は5種7個
①前頭骨、②後頭骨、③頭頂骨、④側頭骨(2個)、
⑤蝶形骨(2個)で構成される。
※それぞれの骨の連結は大半が不動関節で多くがが縫
合で連結されている。
※顔面頭蓋は10種16個で構成。
①上顎骨、②下顎骨、③頬骨(2個)、④鼻骨(2個)
⑤涙骨(2個)、⑥篩骨(2個)、⑦鋤骨(1個)
⑧口蓋骨(2個)、⑨下鼻甲介(1個)、⑩舌骨(1個)
※顔面の骨と骨は不動関節或いは縫合で成立している。
頭蓋骨の概況
脳頭蓋、顔面頭蓋はそれぞれが分割しての観察は不可能で
概況の全体像は通称(頭蓋骨)または(骸骨)と呼ぶ。正面か
らの観察は先ずもって眼窩が左右に大きく開口している。
次に眼窩から一段下がってまさに正中線上に鼻部がある。
眼窩下縁の両側に突出した部分は頬骨で頬の高い部分を
構成している。更に眼窩上部の観察ではドーム型の冠が
頭蓋部である。脳を収納し人間が生息する生命活動を全
ての機能を統合し指令、制御を司っている。
また鼻部の直下には上顎骨が歯列を蓄えて定位置にある。
頭蓋骨の最下部には下顎骨関節突起が顎関節を構成する。
眼窩の形成「構成と構造」
眼窩の骨学的構造
※①上顎骨、②頬骨 ③篩骨 ④蝶形骨 ⑤口蓋骨
⑥涙骨 、以上6個の骨で成り立っている。
頭蓋底の観察と概況
※頭蓋骨(脳頭蓋、顔面頭蓋)の底面を観察するには平易に
記述すると頭蓋骨を上下(逆さま)にしてになる。
下顎骨は取り外す。上顎骨の歯列を前方に定める。
(安定するように補材を用いるる)
※頭蓋底を構成する骨学的要素。
①上顎骨、②口蓋骨、③頬骨、④頭頂骨、
⑤後頭骨、⑥側頭骨、⑦蝶形骨、⑧鋤骨、
※頭蓋底を介して機能する臓器・器官
①茎乳突孔、 ②茎状突起、③卵円孔、④棘孔、
⑤頚動脈管、 ⑥破裂孔,⑦頚静脈孔,⑧下顎窩
①茎乳突孔--顔面神経の通路、
②下顎窩--顎関節の構成、
③卵円孔--下顎神経が通行
④棘孔----中硬膜動脈と下顎神経の硬膜枝を通行する。
⑤頚動脈管--内頸動脈を通す。
⑥頸静脈孔--内、副神経、舌咽神経、迷走神経の通路。
⑦破裂孔--線維性軟骨でほぼ閉ざされている。
頭蓋底の観察2 (脊柱との連結)
※大孔(大後頭孔)-①-脊柱の最上部の環椎と環椎後頭関節
を構成する。
②延髄、椎骨動脈、同名静脈、副神経を
を通す。
※後頭顆--環椎の上関節窩と「環椎後頭関節」を構成する。
※上記の骨学的構造は頭蓋底に限定している。
附記
※乳様突起--胸鎖乳突筋が起始する。
※外後頭隆起--僧帽筋が起始する。
※顆管--左右の後頭窩の後方にあって非常在の後頭静脈
を通す。
※舌骨--下顎骨と咽喉の中間にあるU字型の小骨で細
い茎突舌骨靭帯により茎状突起から釣り下が
るように定置している。
※舌骨の前部を「体」とし後部を「大角」前者と
後者の間を「小角」と呼称する。
※舌骨の解剖学的位置は第3頚椎の高さにある。
※喉頭--咽頭と気管の中間にあって発声器官や声帯ひだ
を含む弾性膜でそれらを調整する器官である。
※他の骨との関節は無い。
※ 参考文献 ステッドマン医学大辞典。
参考文献 解剖学ノート「骨学編」。