発行2018年8月30日
厳重な密室に殺人者とサンタだけが出入りした。
古都で御手洗潔が見出した「奇蹟の道」とは?
完全に施錠された少女の家に現れたサンタ、殺されていた母親。
鳥居の亡霊、猿時計の怪。
クリスマスの朝、少女は枕もとに生まれて初めてのプレゼントを見つけた。
家は内側から施錠され、本物のサンタが来たとしか考えられなかった…。
別の部屋で少女の母親が殺されていた。
誰も入れないはずの、他に誰もいない家で。
周囲で頻発する怪現象との関連は?
そこには偶然にできた、驚天動地のからくりが隠されていた!!
さすがに「斜め屋敷の犯罪」を書き上げた著者、油断はできないって思い知ってしまう作品である。
書き下ろし本格ミステリ。あなたは「奇蹟の道」にいつ気づくだろうか…?
この著者にはめずらしくラストシーンは、涙もろい方は要注意(涙)♪