長尾景虎の戯言

読んだり聞いたりして面白かった物語やお噺等についてや感じたこと等を、その折々の気分で口調を変えて語っています。

【オルフェーヴル】

2011-10-25 13:17:31 | 日記・エッセイ・コラム

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http://www.ne.jp/asahi/komori/ugoku/

オルフェーヴルあれよあれよで三冠馬。
父親はステイゴールドで、母の父はメジロマックイーンと、中長距離タイプだろう。
10戦6勝で、4敗は総て1800以下の距離。
父の父はサンデーサイレンスである。
とにかく日本刀の切れ脚を持ち、神戸新聞杯での上がり3ハロンは、なんと32.8。
ディープインパクトを凌ぐ末脚である。
皐月賞では三馬身あけて圧勝、上がりは34.2。
雨の中のダービーでは、一馬身3/4あけて完勝、上がりは不良馬場で34.8。
菊花賞は、二馬身半あけて余裕の完勝。
上がり34.6は、ゴール手前手綱をゆるめて余裕の時計。
秋になって馬体がひとまわり大きくなり、今一番怖いのは故障。
ところでオルフェーヴルは、血統的にステイヤー色がやや強いかも知れない。
父親のステイゴールドには、ディクタスの血が流れる。
ディクタス産駒のサッカーボーイは、自身マイラーとして活躍したが、隠れステイヤーとして有名である。
種牡馬となっても活躍しているが、サッカーボーイの子は、長めの距離を得手としているのが多い。
一方オルフェーヴルの母系を見ると、祖父のメジロマックイーンは三代続いた天皇賞馬(長距離3200)。
三冠のうち菊の勝ち方が、一番強かったわけだ。

ヘールトゥリーズン系とパーソロン系のかけ合わせ、そこにディクタスが加味される。

面白い血統である。

やんちゃなところは、父親そっくり・・・。