長尾景虎の戯言

読んだり聞いたりして面白かった物語やお噺等についてや感じたこと等を、その折々の気分で口調を変えて語っています。

西澤保彦著【さよならは明日の約束】

2019-10-16 20:51:30 | 本と雑誌

この作品は実は、前述の「夢の迷い路」の前作で、基礎になったものです。
私は読み方(順番)をミスったようです、この作品から先に読めばよかったのです。
さて、本好き美少女とジャンク映画フリーク男子が、置き去りにされた謎に挑みます。
古い本とドーナッツ、エスプレッソの香りに包まれて。
今はもういない、大切な人たちの記憶に触れながら…。
長身で大食い、エキゾチックな顔立ちの本好き美少女エミールこと日柳永美(ひさなぎえみ)と、華奢な体格で普段は控え目だけど、ジャンク映画フリークで年上女性好き?男子のユキサキこと柚木崎溪(ゆきさきけい)。
珍しくてなつかしい本に囲まれた喫茶店“BOOK STEERING”では、今日も甘いドーナッツとすっきり濃いエスプレッソ、そして解かれないままになっていた謎、仕掛けられたままのトリックを用意して、二人とともに、迫扇学園のずっと先輩である店主梶本達樹(かじもとたつる)がご来店をお待ちしています。
表題作を含め四篇の短編連作です。
『恋文』
エミールは母方の祖母である比田井道子(ひだいみちこ)の家に、夏休み入り浸りなのである。
お目当ては、書庫にある本を読むことと、祖母の作るなんちゃって料理。
そのエミールが、祖母の本からヒッチコックに出そうした手紙が入っていたのを見つける。
差出人の名前は、旧姓の戸祭道子(とまつりみちこ)になっている。
工富多津子(くとみたづこ)さんとルームシェアしていた、アパート翠々荘(すいすいそう)の住所になっていた。
筆跡は道子の筆跡でもなく、エミールが封を強引に開けてみたら、剣呑な謎の文章が出てきた…。
エミールは俄然謎解きにかかるのだが、道子は彼女の繰り出す推理に、大変な事実に気づく…。
『男は関係なさすぎる』
今日も〈ブック・ステアリング〉に入り浸っている、柚木崎溪だった。
マスターの梶本さんと話すのが大好きで、勿論看板メニューのチョコレート・ドーナッツとエスプレッソもお気に入りなのだ。
その梶本さんが、今度伯扇学園の校長に就任する、女性初の与芝満津恵(よしばみつえ)先生とのまつわる話をした。
与芝先生は実は心臓に病気を抱えていた、ある日梶本さんは、その先生が心臓発作で倒れて苦しんでいる所に出くわすが、そのとき、彼女が息も絶えだえに発したひとことが、「男は関係ないでしょ、まして中二の男の子が」だった。
この意味がよく分からず、現在にいたっているのだが、まるでハリイ・ケメルマンが書いた本格推理小説の「九マイル」の、机上の空論を重ねていく内に、本当に事件にいきつくのに似た感覚の言葉であると梶本さんは語る。
「九マイル」に興味を持った柚木崎君は、梶本さんはここにはないが自宅にあるので、今度持ってくると言ったが、果たしていつの日になるか…。
2学期が始まって、柚木崎君はいつも昼休みには、本を読みふけっているエミールがなんと「九マイル」を手にしているのを目ざとく見つけ、彼女に初めて声をかけた。
そのとき、エミールの顔を真正面からまともに見て「かっ可愛いい…」と恋が芽生えるのだった。
それまでは、長身でいかつい印象で、男子と間違えられそうなどと、まったく興味を持ってもいないエミールに。
そのとき〈ブック・ステアリング〉のマスターが話していたので興味持ったなどと話すと、エミールは食いついてきた。
その店を探していたが、全然辿り着けないでいたので、教えて欲しいと。
その日、エミールを柚木崎君は、〈ブック・ステアリング〉へ案内することになる。
そして、マスター梶本さんが呈した、例の謎の言葉の解明に、いつしか二人で挑むことになった…。
『パズル韜晦(とうかい)』
柚木崎君は友人の恵鶴(えづる)君に頼まれて、彼の祖父が書いて残した小説、「殺人の連鎖」の原稿で、未完なのか?判らないが、解決篇がないので、それを読んで解決篇を考えて欲しいとのことなので、土曜日の午後私立迫扇学園の高等部1年Aホームの教室に居残って、それを一生懸命に読んでいたが、そこへエミールがやってきて声をかけてきた。
恵鶴君の下の名前は、未来博と書いて「みきひろ」と読む。彼は同じ1年でCホームである。
Aホームの吹原(ふきはら)朝子という可愛いい系女子の、中等部から学年公認の彼女がいる。
エミールもその小説が面白そうなので、一緒に読みだした…。
そのとき、柚木崎君が何故ユッキーと呼ばれるようになったかが、明らかにされる。
小学校5年~6年にかけて、恵鶴君と同じクラスだったので、サッカー少年で明るくて人気者の恵鶴君に対して、今でこそ柚木崎君は根暗なオタク少年だが、当時は結構剽軽で、二人でコンビになり、ミッキー・アンド・ユッキーで漫才をやっていたそうだ。
エミールはその話を聞き、大爆笑する!
そんなことより、ユッキー・アンド・エミールは、二人仲良く並んで座り「殺人の連鎖」を読みふけっていたのだが…。
『さよならは明日の約束』
屋敷万理子(やしきまりこ)は、出身校の伯扇学園の「昭和五十三年度の卒業アルバム」の自分のモノクロ写真を見て思わず「う、うわ、ださッ」と嬌声が自分の口から洩れた。
三十二年前の黒いブレザーとネクタイの制服姿の彼女は、唇をへの字にひん曲げた仏頂面で、そこに滲み出ているのは明らかに、己れの存在と価値を認めてくれようとしない世間への不満と怨みだ。泥臭いメタルフレームのメガネの奥の半眼も憎々しげで、我ながらちょっと怖い。なによりも特徴的なのは、ひどい猫背で、頭部が極端に寸詰まりなことだ。首がまったく見えないせいか、三つ編みにした髪も妙に不自然な重量感を醸しており、なんとも暑苦しい。
〈ラ・ターブル・ヒデオ〉という、〈伯扇学園〉高等部三年のとき、同じEホームだった細木原芳枝(ほそきばらよしえ)さんの息子さんがオーナーシェフという、ひどく不味い料理を出すビストロを貸し切り、新年会を兼ねての同級会に屋敷万理子は来ていた。
参加人数およそ三十人と、まずまずの出席率。
そう、あの頃の屋敷万理子は顔も性格も、むしろ清々しいほどのブスだったのだった。
そんな万年美醜コンプレックス女が意識改革したのが、大学生の頃とあるきっかけで猫背を矯正し、まっすぐ伸びた背筋で歩くことで、自分に自信を持つようになり魅力的になって、好循環が続き、やがて彼氏も出来るという、おまけに大学卒業後にはミス高和になってしまって、高校卒業アルバムに書いた寄せ書きは、なんと自虐的に「ミス高和になって、男どもを翻弄してやる」だったのだが…。
ミス高和がきっかけで、〈KTV高和〉の当時ディレクターをやっていた、横谷浩孝(よこたにひろたか)と結婚したのだ。だから今は横谷万理子になっている。裕孝は〈KTV高和〉の社長になっている。
ところが卒業アルバムの寄せ書きの写真には、あの「ミス高和になって、男どもを翻弄してやる」が何故か消えていたのだ…。
勿論、この謎を解き明かすのは、ユッキー・アンド・エミールなのだ!
実は同級会の数日後〈ラ・ターブル・ビデオ〉に時計を忘れていたことに気づいた横谷万理子は、電話が通じないので、再び店に訪れてみたら、案の定(料理が不味いから)か店仕舞いしていたので、暗鬱な気分で帰路につこうとしているところに、伯扇学園の生徒だと分かるユッキー・アンド・エミールと遭遇すのである。
そのビルの四階には、万理子の伯扇学園の同級だった梶本達樹君(先日の同級会には出席していなかったが、店の料理が不味いって知っているからだろうと噂されていた)が、書店かなにかの店をやっていることは聞いていたが、そのアンバランスだがとても仲の良いすごく好ましいカップルが四階に向かうようなので、その後に続き“BOOK STEERING”に入っていったのだった…。
それに、前述の「夢の迷い路」に登場する「赤い声の館」なる本が、何故エミールの祖母である比田井道子の家の書庫にあったのか、という謎もマスター梶本さんによって解き明かされる…。
今回は第1作目ということで「夢の迷い路」より、ずっと解り安い内容になっています。
第2作目ということで、人間関係が複雑で人名の読み方が難しい「夢の迷い路」は、著者はんが、さぞおきばりにならはったんどすやろな…。ほなこれで、おいとましますよってに、えろう長い文章やのに最後まで読んでくれはって、どうもおおきに(^^♪(出たな久々の得意の京言葉!)



西澤保彦著【夢の迷い路】

2019-10-04 20:00:51 | 本と雑誌

表題を含む4作の連作での本格ミステリー短編集。
あるきっかけで、迫扇(さこおうぎ)学園高等部一年の同級生のエミールこと日柳永美(ひさなぎえみ)が気になって仕方がないユッキーこと柚木崎溪(ゆきさきけい)。
彼女の気を惹きたいのと、ひとりでは手に余るのとで。おそるおそる、声をかけた。
「ダイイングメッセージって判る?相談に乗ってもらえないかな、と思って」ふたりは、失われた事件の道筋を辿りなおして、真相に到達することができるのか?
記憶違いと忘却で、こんがらがった謎をほぐす。
本好きの美少女エミール&ジャンク映画フリーク男子ユッキーふたりの高校生が挑む謎とは!?
彼らがいたこと。事件が起きたこと。謎が残されたこと。決して忘れない。
事件は20世紀に起こった。時を経て、21世紀の彼女たちが驚くべき真相に辿りつく。
『ライフ・コズメティック』
〈グレンとグレンダ〉というアクセサリーの店の経営者であるヨーミンさんにユッキーが出題された。謎解きである。
助っ人を頼んでもよいっていうので、エミールに頼んだ。
そしてウイングボード・ロードにある、その店に彼女を連れていった。
ヨーミンさんはユッキーをケイちゃんと呼んでいる、そのケイちゃんは既に話を聞かされているが、エミールは何も予備知識がない白紙状態なので、ヨーミンさんに一から話してもらおうとしたのだ。
その話の内容は…。
『アリバイのワイン』
〈樺風堂書店〉に勤めていた時期、店舗が近かったこともあり、梶本さんは約十二年にわたって、ほぼ毎日〈ユモレスク〉のモーニングに通っていた。
その長いあいだ、店内で仲田有江(なかたありえ)と遭遇したのは八九年に彼女の夫、健介を含む男女三人が殺害された日と、そして九三年、彼女の夫候補だった国井大和(くにいやまと)が殺害された十月七日。その二回だけ。そして九七年、梶本さんは遭遇していないけれど、仲田有江は三番目の夫、登が殺された日の朝も〈ユモレスク〉でワインを飲んでいたと供述している。
これら一連の符号は、はたして偶然なのか?もしも偶然ではないとしたら、いったいどういうことなのか?
これこそ梶本さんの言う、この事件の最大の謎なのだ…。
『埋没のシナリオ』
二〇一一年、一月三日、行きつけの梶本さんが経営するカフェ〈ブック・ステアリング〉に出向こうとしていたユッキーだが、叔父の矢内譲(やうちゆずる)と長女奈緒と次女理友(りう)までついてきてしまった。
このカフェはエレベーターのないビルの四階にある、まるで図書館か古書店と思えるほど、書架にぎっしりと蔵書があるのが特徴。
エミールはこの本を目当てに、足繁く通っているのだ。
この店の場所を教えたのはユッキーだった。
カフェらしからぬ店の状態に、叔父や姉たちは驚くが、もっと驚いたのがエミールの登場だった。
ユッキーが変な映画のオタクとも言える、そんな人間に友達なんぞいるかと思っていたら、こんな美少女の彼女がいたという事実に…。
店にすぐ馴染み、なかなかの逸品のワインを飲みながら、叔父が奇妙な話をしだした。
その話を聞くともなしに、耳にしたエミールは、あることに気付いていた…。
『夢の迷い路』
エミールの母方の祖母である、比田井道子(ひだいみちこ)は、夫の故雅則の夢を久しぶりに見た。
それが夢とも思えぬほど、リアルだった。
何故か、ふたりしてハンバーガーをほおばっていた。
そんなファーストフードに夫と一緒に入った記憶がなかったのに…。
一方、本を目当てに祖母に家へ通うエミールが、友達を連れてくるという。
本ばっかり読んでいるちょっと変わった子、まるで友達なんていないと思っていたので驚く。
てっきり女の子と思っていたら、ユッキーがやってきたので、また驚く。
ユッキーは単に福草部照(さきくさべしょう)著の「赤い声の館」を借りにきただけであったが、道子はこの少年に妙に既視感を感じるのだった…。

実在のミステリー作家の名前が、ボンボン登場したりして、ちょっとこちらも驚いた次第であるが、ただし「赤い声の館」は架空の本である。

宮部みゆき著【火車(かしゃ】

2019-10-01 11:35:50 | 本と雑誌

本作品は平成四年七月双葉社により刊行されたものを、平成十年二月一日に新潮文庫が文庫化して発行致しました。
火車(かしゃ)とは、火がもえている車。生前に悪事をした亡者をのせて地獄に運ぶという。火のくるま。
さて、ケチな強盗犯が隠し持っていた改造拳銃を、そいつがついうっかり撃ってしまった為、逮捕に向かっていた本庁の刑事の本間駿介(ほんましゅんすけ)が膝を撃ち抜かれて、現在休職中である。
その本間に、今は亡き妻の千鶴子(ちづこ・交通事故死だった)の従兄の息子である、栗坂和也(くりさかかずや)が訪ねてきた。
彼の婚約者である、関根彰子(せきねしょうこ)が突然失踪したので、捜し出して欲しいとの依頼…。
しかし、本間は休職中で、警察手帳も刑事部屋に預けてある状態で、警察権を発動しての捜査は出来ない。
その旨を断った上、依頼を引き受けた。
どうやら、関根彰子は過去に自己破産をしていたらしい、その事を和也が追及したら、彼女は青ざめ、その直後に行方をくらましたようで、しかも徹底的に足取りを消していたのだ…。
彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?
彰子は和也に「これには色々深い事情があって、すぐには話せない、だから少し時間をください!」といっていたのだが…。
本間はさすがに当初は休職中の影響を受け、刑事としての勘が鈍っていたのだが、次第に目覚めてきて、ボロ傘を杖代わりにして脚を引きずりながらも、執拗に調査を続けてゆくが…。
とてつもない犯罪が隠されている事に気付き、これは栗坂和也一人の問題ではないと判断し、単独で強行調査を続ける。
実は水商売に染まった、蓮っ葉な化粧も服装も派手な彰子が180度変貌を遂げ、今井事務機という会社で事務の仕事をしていたのだが、そこには新城喬子(しんじょうきょうこ)という謎の女性が、浮き上がってきたのであった…。
同僚の碇貞夫(いかりさだお)刑事や、同じマンションの1階に住む、現在主夫業を生業にしている井坂恒男(いさかつねお・実は本間の部屋のハウスキーパーもしてもらっている)とその妻久恵(ひさえ)の協力を得ながら、あっちこっちを移動して調査を続行し、真相に迫ってゆくし、犯罪者と目される人物をジワジワと追い詰めてゆくのであった…。
しかし一人息子の智(さとる・実は養子で、義理の息子ではあるが、その事は関係なしに実の父子として接している)が、脚の悪い父親が出歩く事に心配をしている。
まだランドセル背負う小学生だ、母親を失って、今度は父親まで失うことに恐怖しているのだ。
一方の本間は、暇を持て余してしまっていた所で、調査に出かける事によって、元気を取り戻しつつあったのである。
さて調査が進むにつれ、その裏には、カード社会の犠牲者ともいうべき自己破産者や、無理なローンを組みマイホームの購入をした者の、ローン地獄の凄惨な人生が隠されていたのだ…。
時代は昭和の末頃から平成の初期で、まだ過剰な融資を法律で取り締まる以前の話になる。
それに過払い金として、現在弁護士事務所や司法書士事務所が、競って取り返すようにCMをしているのが、当時年利25%~35%と高金利で、これは利息制限法と改正出資法のはざまに落ち込んで、「悪い事であるがいちいち咎めていられない」という、いわゆるグレーゾーンのなかにある金利であった。
この金利が、借りている側の痛切な負担となっていた。
利息が利息を生んで借入金が嵩んでゆくのだった
次第にサラ金パニックという時代になってゆくのである。
ただ昭和五十八年十一月にサラ金規制法が施行されて、貸金業者は暴力的な取り立てをする事が出来なくなった。
しかし、貸金業者は法律の網をくぐって、陰湿な方法で取り立てに出てきたのだ…。
まぁ現在では、最高裁判所の判決により、確か年利20%までにと制限されているのだと思う。
まるで、本間という男目線で展開してゆく、かなり骨太の作品で、みゆき節もそうなく、彼女としては、実に珍しい作品である。
松本清張の「点と線」を読んでいるような、展開にスピード感はないが、ひしと迫る緊迫感があった。
また今を時めくベストセラー作家の東野圭吾に、大阪弁での会話のレクチャーを受けたり、弁護士宇都宮健児氏に、クレジット・サラ金問題について有益な話を聞かせてもらい、作家高村薫に地理不案内の大阪での取材にみゆきに同行してもらったり、コンピューター関連の素朴な質問に答えてもらった井上夢人等の助けを受け、やっとこ完成した作品。
山本周五郎賞に輝いた極上で名作の、本格的社会派ミステリーである。
是非未読の方は、一度読んでみて欲しいと思います♪
実は、私もカードの多重債務地獄に陥った経験がありますが、もう金利が下げられている時代であったので、生活がぎりぎりの状態でありながら、三件の会社の借金は完全に返済が終わっています。
最盛期は返済金が、月に6万円を支払わなくてはならない時期もありましたが、もう終結しています♪
カードローン地獄って、本当に恐ろしいですよ、簡単に金が手に入るシステムだから。
もっと以前なら、私もどうなっていたか…。
今は総て返済が終わっているので、再びカード発行を申請しても、恐らくやってもらえるのではないかと思うんのですが、もうクレジットのカードには恐怖心があるので、持ってはいません、完全に現金主義で通しています。
ただ国がキャッシュレスを推進しているので、この先現金主義を貫くのは困難状態になる予感がありますが…。
それでは、国がカード破産を増長している事になりはしないか、心配ですね…。
国策としては、いかがなものか?
安倍晋三総理に、この「火車」を読んで欲しいですね。
お金をチャージするタイプのカードは、現金主義と同等なので、私としては推奨しますのですが、なんでもかでもクレジットカード決済は、感心しませんね♪
私は金欠の状態の時、業務用のスーパー等で安い食材を買って、自炊をしていました。
まったく、つましい生活でしたが、知恵が付いてそれなりに、なんとか生活が出来ていました。
今考えると爪に火を点すような、そんな生活だったかも知れませんが、実にいい経験にはなりました。