五濁悪世、 (ごじょくあくぜ)とは、劫濁(こうじょく)・見濁・煩悩濁・衆生濁・命濁(みょうじょく)のことで五つの濁りにみちた悪い世の中のことです。とあった。秋葉原の事件は五濁のどの部門に入るのか、子は親を演じる名優、大衆は指導者を見習う。バラモンの命を受け、99人を殺し、その一本の指を切り落とし首飾りにしたアングリマーラを、釈迦は、祇園精舎にかくまい修行と同時に門外の托鉢に、当然、殺人鬼マーラに対する住民の怒りは想像を超える、釈迦は、耐えよ、の一言、現世の精算は現世で・・・と説く。四耐〔冷・苦・煩・閑〕の教えもある。耐える、ことは人間として大切な徳性の一つ・・・七名の命を奪った犯人、指導的立場で悪行を積み重ねた輩、・・・後悔先に・・・の反省は。
数年前に取り木しておいたザクロを日本仮面歴史館の脇に植樹した。昨年大きな実が五個も、叔母の顔もほころんだ、今年は数え切れぬ花が着いた、実も結び始め、日本蜜蜂の訪花も確認、秋に、楽しみが一つ。大きな喜びはそう多くめぐり合うことは出来ないが、凡夫にはささやかな楽しみを一つ・一つ。
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注文の多い料理店、宮沢賢治の少し怖い物語がある。宿泊施設では、電話口での注文の多いお客様と蝶々型のお客様のキヤンセル率は高いと聞いている。都心のホテルでは、三割のオバーブックも日常と聞く、無断キャンセルと・覆面クレーマーは論外であるが、部下のやったこと・・・記憶にはありません・・・ソノ身正シカザレバ・・・の教えは大衆政治家には、無関係か?・・・世相に反映するのか、これでは無責任は増えても減らない。
ブドウの鳥防除用のネットを修理中、ブドウの葉の裏に営巣していたアシナガバチに足の甲を襲われた、早速、特効薬の日本蜜蜂の蜜を傷口に塗った、効果覿面、三分くらいであのズキズキが止まった。二回塗って、放っておいた二日目の朝少し蚊に刺されたようなカユミを感じた程度だ。効果覿面とは正にこのことだ・・・