口に入れる全てのものが、こんなに美味しく食べられるなんて、何時もの三倍以上時間をかけて、お粥をすすった。今までの、空腹を満たせば良いいう動物的な食べ方を反省しなければ・・・、TVを見ながら、雑念を抱えたままの、ナガラ族スタイルだけでも改めなければ・・・そう思いながら身に付いた習慣を払拭することは難しい。
二日前からの約束が叶い、家内と一緒の、十日ぶりの畑である。ところが、ボタン鍋にされたと思っていたイノシシが、ものの見事に荒し回ってくれた。残念なのは、傷の痛みで、えぐり掘られた斜面の修復ができない。大雨が降らねばいいのだが・・・それにしても一月以上何処に行っていたのか・・・
ロマンチックの言葉で飾りたい気分だ。十日かぶりの畑の途中の展望台からの見た海には光が飛び跳ねている。蜜蜂も元気だった。パパイヤも耐えている。なにもかも懐かしく感じる。
お粥を始めて三日後の朝の通じも、宿便らしきものは無かった。残念というより、レトルト食品を一切嫌い、薬膳調理師の資格を持つ食生活に厳しい家内のお陰かもしれない。それと十年以上継続しているカスピ海ヨーグルトと日本蜜蜂の蜂蜜に感謝、感謝だ。