goo blog サービス終了のお知らせ 

JUN SOUNDSYSTEM 公式BLOG

JUN SOUNDSYSTEMの音楽活動ブログ。自作曲、YOU TUBE、好きな音楽、お酒、旅、ダイエットなどなど。

【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】The strokes/Room on fire

2020-12-02 09:17:52 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
The strokes/Room on fire ザ・ストロークス/ルーム・オン・ファイア



ストロークスのセカンド。いいアルバムです。

前作のようにグイグイのめり込む必殺のメロディは控えめになっていますが相変わらず癖になる曲ばかりです。
まぁ、ファーストのインパクトを超える作品なんてそうは作れるものじゃないなと認識した作品ではありますが。

バンド以外の楽器で音作りはしない!という強固な精神と、それを貫くだけのクオリティのある音が出来てると思います。
限られたフォーマットという解釈より、むしろ彼らに必要なのはギターとベースと、ドラムだけなんだ!っていうのを
ひしひし感じますね。

ただ、個人的に一言言わせてもらいたいのは前作の各パートの大きさ配分でも十分ロックンロールのグルーヴ感が出ていたのに、
本作ではボーカルのボリュームが、いささか低すぎる点です。 自分好みのミキシングを言ってるだけの、わがままかも
しれませんが、、、、もう少しジュリアンの歌が聞こえたほうがメロディの印象が強く残ると思うなぁ。

でも、これからもどんな驚く楽曲を作ってくるのか期待大のバンドです!「ホワット・エヴァー・ハプンド?」、
「12:51」、「オートマティック・ストップ」なんかお気に入りです。

The Strokes - What Ever Happened - On MTV Live December 2005


The Strokes - 12:51 (Official Music Video)


The Strokes - Automatic Stop (subs español y ingles)


※筆者は音楽活動をしています。以下のYou Tubeより視聴、チャンネル登録して頂けると嬉しいです!!※

JUN SOUNDSYSTEM - トピック

YouTube

 

【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】The strokes/Is this it

2020-12-02 08:51:04 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
The strokes/Is this it ザ・ストロークス/イズ・ディス・イット



私が購入したCDはプロモーションビデオの収録された DVD付きの商品でした。上のジャケットがそうです。
通常盤はお尻のジャケットですね。



ロックンロールリヴァイバル勢の先駆けとなった作品で、新しいロックブームの幕開けをした記念碑的アルバムと
言えるみたいです。私とストロークスとの出会いはMTVで見た「モダン・エイジ」のプロモでした。

The Strokes - The Modern Age (Official Music Video)


カッコいいけどやる気のなさそうなボーカルが歌うときだけマイクの前に戻り、あとはステージを気だるそうに
行ったり来たり。まるで音楽番組でうたってるような感じですが、ものすごいインパクトのあるビデオでしたね。

ただ、映像的な印象は残りましたが、肝心の音はというと正直、初めは理解の出来ないものでした・・・・。
                     
The Strokes - Barely Legal



起伏のないメロディとやる気のないボーカルにシンプル極まりない音、どうにも好きになれなかったのです。
しかしDVD付きのCDが安かったからという理由だけで購入した本作品は、きちんと聴いてみると、とてつもなく
素晴らしい作品でした。特に「ラスト・ナイト」 この曲はロックンロールを聞いたときの気持ちの高ぶりを再認識
させてくれる曲だと思います。


The Strokes - Last Nite (Official Music Video)



また先述した「モダン・エイジ」は、もう今ではあのイントロにパブロフの犬化してしまってい ます。
よくヴェルヴェット・アンダーグラウンドと比較する声を聴きますが、どちらがどうとかそういう下らないことは
抜きにしてヴェルヴェッツがなし得なかった一般大衆にまで受けるという事をポップという武器を使って成し遂げた
彼らは偉大だと思うし、それだからこそ、自分もこのバンドを好きになれたのだと思います。

Velvet Underground I'm Waiting For The Man Subtitulada (HD)


The Strokes - Someday (Official Music Video)


The Strokes - Hard To Explain (Official Music Video)




※筆者は音楽活動をしています。以下のYou Tubeより視聴、チャンネル登録して頂けると嬉しいです!!※

JUN SOUNDSYSTEM - トピック

YouTube

 

【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】Babyshambles/Down in albion

2020-12-01 20:41:23 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
Babyshambles/Down in albion ベイビー・シャンブルズ/ダウン・イン・アルビオン



待ちに待ち焦がれたex.THE LIBERTINESのピートのバンド「BABYSHAMBLES」の1stアルバム。
                             
一曲目から1stの「Vertigo」を思い起こさせる「La Belle Et La Bete」が始まるわけですが、ここで一緒に歌っているのは、
もちろんカールではなく、元恋人のケイト・モス。幸薄そうな歌声が曲調と相まってやるせなさが漂います。

Babyshambles***La belle et la bête*(Live with Kate Moss)


それにしても全編に目立つのはピートの声のヘロヘロ化。以前から舌足らずと持ち前の投げやり歌唱法のせいか、
はっきりした発音ではなかったですが、今作は呂律回ってない酩酊ボーカル曲多し。

不祥事の情報が耳に入ってくるだけあって、変な先入観で聴いてしまうのですが、当時は薬物中毒だったようで、その影響も
少なからずあるんでしょうね。「どう考えても長生きできそうにない男」なんて一部雑誌では書かれてますが、彼を見ると、
「ロックンロールは生き様」という「自暴自棄を飾り立てた精神論」を地でいってるなぁと感じてしまうのも事実です。

Babyshambles - Pipedown (Spew It Out Your Soul clip)


自分も含めて、少なからずそういった退廃的で、危なっかしいイメージをロック・ミュージックに持ってる人も多いと思うし、
タブロイドや音楽雑誌など薬物スキャンダルを好んで報じる媒体を通じて、そのイメージこそがシーンを盛り上げてきた
ビジネス要素もあるとは思いますが、THE LIBERTINESの音楽が純粋に好きだった自分にとっては、はっきり言って
好ましくない変化です。ハッとするほど斬新な演奏もあるし、お得意のマイナー調・パンクもある。
クラッシュからの影響を強く感じる曲、ベースはパンクなのにメロディが凝ってたりと か、相変わらず音楽の懐の深さと
存在感は無二なのですが、はっきり言って「Fuck Forever」をベタ褒めできるほどの名曲だとは感じない・・・。

Babyshambles - Fuck Forever (Official Video)


受け取り方は様々かと思いますが、自分はカールそっちのけでピートの才能だけに惚れ込んでいたはずなのに、いざ望みどおり、
ピートのワンマン・バンドのアルバムを聴いた途端感じてしまう、この物足りなさと、痛々しさは何なんだろう・・・と、
はっきりいって失望してしまいました。

シングルやちょこちょこ出していた音源も採集し、聞き漁っていましたが 今作でようやくその全貌が見えてきて「一人で
やるとこうなるのか」と、大きな衝撃ではあったんですけど。 実際、舵取りのいない船のように迷走を続ける彼ですが、
その満ち足りてない心の隙間を埋めるのがTHE LIBERTINESだとしたら、カールの元に戻るほど効く薬はないんじゃないかと、
おせっかいにも思うし、変な例えだけど、彼にはまだ一人でやるよりも「信頼できる相方」が必要なんじゃないかって
このアルバムの「痛々しさ」からは思えて仕方ないです。

Babyshambles - Back From The Dead (Live At The S.E.C.C.)


バンド再結成は絶望的だったのかもしれないけど、THE LIBERTINESの3rdのために書かれたという曲が、このアルバムに
収録されているという話からも、即席なべビシャンよりリバの演奏の方が、ひょっとしたら1曲1曲 の輝きがもっと
増したんじゃないかと思います。最後に追記として日本編集盤「Fuck Forever」と、併せて買うとほぼ完璧。

このアルバムにはバンド名の由来でもある「Babyshambles」が収録されていないので注意です。
最高にかっこいいナンバー。

Babyshambles - Babyshambles (Studio Version)


天国に近い男が鳴らしたまるで廃墟のような退廃感の一枚です。嫌いになれない私的名盤。



※筆者は音楽活動をしています。以下のYou Tubeより視聴、チャンネル登録して頂けると嬉しいです!!※

JUN SOUNDSYSTEM - トピック

YouTube

 

【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】The Libertines/The Libertines

2020-12-01 20:16:03 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
The Libertines/The Libertines ザ・リバティーンズ/リバティーンズ革命


とにかくジャケット右側の超問題児「ピーター・ドハッティ」の奇行にどれだけの人が冷や冷やさせられたことか・・・。
突然のバンド脱退宣言からカール(ジャケット左)の自宅への不法侵入&窃盗、ヘロイン中毒や更正施設からの脱走、
挙句はナイフ所持で御用。もう社会不適合者としか言いようがない不祥事の連続。ギグのばっくれは日常的だし、
子供が出来ても少しも落ち着きを見せない。ないないづくしの彼と いう時限爆弾を抱えながら苦しみながら
生み出されたであろうリバティーンズのセカンド・アルバム。

The Libertines-Last Post on the Bugle


                                  
プロデューサーには元クラッシュのミック・ジョーンズを迎え、ほとんどが一発取りでRECされたというある意味では
迸る衝動を真空パックにする最良の手段もとった作品でもあると言えるのかな。
                                  
でも、これで良かったのだろうかっていう疑問が俺には残りました。それはまるで自分の誕生日に出産を無理やり合わせる
ために未熟児を体外に出すような(これはジョン・レノンがやったことですが、、、)なんというか「まだ成長しきってないもの」を
リリースしてるように感じました。

The Libertines-What Katie Did


レコード会社の要求やカール他バンドメンバーのセカンド発売へ焦り、そんな声もあるんだろうけど個人的にはもう少し
「成長」が欲しかったように思いますね、、、演奏は相変わらず粗いし、曲も出来たものを詰め込んだって印象を受けるし
全体的にカールの孤軍奮闘ぶりが目立ってる気がします。「それがパンクだ!」「リバティーンズだから許せる!」
っていうのも、もちろんあるんだけれども、安易に逆説的に愛すよりも、永久的に残るセカンドアルバムだからこそ、
あれだけのファーストをリリースしたバンドだからこそ、こんなデモのような作品よりも、もっと最高な作品が
作れたのではないか?と、しょせん聴く側にしかなれない自分は思ってしまうわけです。
                                  
一曲一曲の素晴らしさは期待を裏切らない最高の出来だし、繋がりだって絶句するほど素晴らしい。
                                  
だけど、その「未完成」が素晴らしければ素晴らしいほど、その「完成」に思いを馳せてしまいます。

今作にも充分な魅力はあります。最高にスリリングだし、ピーターとカールのボーカルの掛け合いのトラック①を
中心に切なささえ感じる曲群。作りこんでしまったら失われるものだってあったでしょうね。

The Libertines - Can't Stand Me Now (Official Video)

                                  
でもこのアルバムを諸手を挙げて大絶賛する気にはどうにもなれない。まるで失われた両腕を見る側の想像に任せた
「ミロのヴィーナス」のような作品だと思います。そしてピーターがヘロインに依存している限り彼らの言う理想郷
「アルカディア」への到達は遅れてしまっている気がしてなりません。


※筆者は音楽活動をしています。以下のYou Tubeより視聴、チャンネル登録して頂けると嬉しいです!!※

JUN SOUNDSYSTEM - トピック

YouTube

 

【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】The Libertines/Up the bracket

2020-12-01 19:50:42 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
The Libertines/Up the bracket ザ・リバティーンズ/アップ・ザ・ブラケット


興味がある人は、このCDを買うなら絶対!国内盤にした方がいいです!
なぜならリバティーンズのデビューシングル「ホワット・ア・ワスター」 がボーナストラックで入っているからです。
                           
What a Waster


このシングルは当時のタリバンへの言及が問題になって発売禁止措置まで受けた代物なのですが、最高にカッコいい!
私自身は、当時ガレージロック最盛期の中、それと相対するように少し前から流行っていた「ラップ・メタル」を
中心に聞いていました。
                           
よく行くCD屋の視聴機に入っていたので視聴はしてみたのですが、その視聴機の音質が悪い上にガレージな音ですから
ロクに聴かずに「何だこりゃ。こんなん流行ってるのか?」程度の印象しか持っていなかったのです。
                           
しかし縁あって、私にこのバンドの曲を何回も聞かせてくれる人がいまして、このアルバムの収録曲「アップ・ザ・ブラケット」を
気に入り、CDを買う機会にめぐまれました。

The Libertines - Up The Bracket


今考えると、本当にいい意味で影響を与えてくれた人だと感謝しています。
まぁ、ラッキーなことに国内盤新品が1800円で期間限定発売されていたのもあるんですけど。

CDを買って以来、聞き込みまくりました。ほんとにこのバンドを知ることが出来たことに、ロックを聴いててよかったと
感じたのを記憶しています。というか今でも そう思っています。
                           
そして原宿アストロホールで、このバンドを見るという自分にとって歴史的な出来事がありました。
っていうか、初めてのライヴ経験がこのバンドです。手が届きそうな距離に「ピーター」がいたのです。
                           
The Libertines - Live at The Factory, Japan. 2003 (Part 1)


演奏は決して上手じゃなかった。私でも分かるくらい上手じゃなかった。でも、そんなこと些細に思えるほど
このバンドの全てがカッコよかった。あれから、何度か他のバンドのライヴを見ましたが、リバティーンズが
一 番楽しめたし、どのバンドよりも行ってよかったぁと心底思えるショウでした。

音的にはパンクです。誰の影響を受けたかとか、どのバンドの音に近いとかはパンク自体あまり聴かないのと勉強不足で
よく分かりませんが、明らかにそのソングライティングは非凡なものを感じます。人を惹きつけるものを感じます。
                           
ピーターのインタビューにもあったように昔祖母が歌ってくれた伝統的な音楽や、パブで流れるような音楽の影響が
あるからこそ、ここまで多彩な曲作りの引出しを持てるのでしょうか。

The Libertines - Boys in the Band ( Live in Japan 2003-2004 ).mp4

                           
個人的にパンクをあまり好まなかった理由は、音楽的な楽しみがないと思い込んでいたからでした。
精神性や早いビート、攻撃的なギターをかき鳴らして、叫ぶ。メロディがほとんどない。ただ、叫 ぶ。
(まぁ好きなバンドもありますが、、、)
                           
このバンドは精神性を持ち合わせていますが、フラストレーションだけで音楽をやってるわけではないと思います。
そして最も強力な「メロディの良さ」と「多彩さ」いう武器があります。何度も問題を起こしバンド存続の危機の話を
ちょくちょく聴きますが、ずっと応援していこうと思います。

そして、この最強のファーストアルバム、無人島に持っていきます。

※筆者は音楽活動をしています。以下のYou Tubeより視聴、チャンネル登録して頂けると嬉しいです!!※

JUN SOUNDSYSTEM - トピック

YouTube