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夜8時 開票0%で「当確」の不思議  (日経新聞 12/12)

2014-12-13 00:10:53 | 選挙
2014年12月13日(土)

 私も以前から何度か同じ趣旨の『疑問』を書いてきましたが、昨日の
日経新聞(Web版)にも記事が出ていました。

夜8時、開票0%で「当確」の不思議
 選挙だ、急げ!(9)最終回

 日本経済新聞 電子版 - 2014/12/12 7:00


 開票する前に結果が判ってしまったり、投票日の1週間前に大勢が判明したりと
マスメディアの調査報道は、国民の選挙への関心を高めるどころか、
『どうせ、選挙に行かなくても結果は解っているんだから』と逆効果!

 選挙離れを益々促進するばかりです。

 その日経新聞の衆議院選挙・最終盤の予想でも相変わらず自民党圧勝!

自民300議席の勢い保つ、民主横ばい 衆院選終盤情勢
 日本経済新聞 電子版 - 2014/12/12 23:06
 

 これでは、選挙に行く気が薄れるのもやむ方無し!

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夜8時、開票0%で「当確」の不思議
 選挙だ、急げ!(9)最終回

 日本経済新聞 電子版 - 2014/12/12 7:00
 

 10日、都内のテレビ局本社で衆院選投開票日の番組会議が開かれた。4日後に迫る投開票日の速報体制についての詰めの調整だ。約1時間の会議の中では、こんなやりとりがあったという。

 「8時の当確リストは何人くらいだ?」

 「すでに200人を超えました。焦点は自民党が単独で3分の2以上の議席を確保するかどうかです」

 「8時当確」とは、投票を締め切る午後8時の段階で流す当選確実の速報のことを指す。

国政選挙でテレビ各局が次々と流す「○○区の××氏、当選確実」のテロップは選挙の風物詩だ。ただ、午後8時段階ではほぼ全ての選挙管理委員会で開票率0%。まだ投票箱が開いてさえいないなかで「当選確実」と打つために、報道各社は解散直後から猛烈な準備に追われる。

■「風向き」と固定票で分析

 社によって手法に差はあるが、各候補の当確を判断する材料は主に3種類ほどある。(1)独自に実施する投票行動調査(2)選挙区ごとの各陣営取材(3)開票所での観察――である。このうち午後8時段階では開票作業がほとんど始まっていないため、(1)と(2)での判断となる。それぞれ詳しく見てみよう。

 (1)の投票行動調査は、公示直後から選挙区ごとに無作為に抽出した番号に電話をかけて投票先を聞いたり、投票日に投票所の出口で誰に票を投じたかを聞いたりして分析する。(2)の陣営取材は特定の候補者を支援する業界団体や後援会がどれくらいの票数を固めているかなどを現地で取材する。無党派層が流れる「風」の向きと、固定支持層の票のまとまり具合を把握することで、大まかな選挙情勢が分かるというわけだ。

 状況にもよるが、地盤の強固な大物政治家がいる選挙区はこれらの事前調査で対抗馬に大差をつけていることが多い。選挙期間中に調査と取材を重ね、過去の選挙戦の動きも考慮したうえで、投開票前日までには「当選が確実な候補」を選定する。当日の出口調査の傾向と差異がなければ、投票終了の午後8時と同時に当確を流す運びとなる。

 テロップで速報するテレビの場合、午後8時ちょうどに当確が流れる人もいれば5分後に出る人もいる。大手テレビ局によると「この順番に大きな意味はない」。各支局や本社では担当者が選挙用端末の前で8時になるのを待ち構え、時報と同時に当確をクリックする。速報はこのクリックの順番に流れるため、いつ流れるかは担当者の反射神経次第なのだという。

  一方、接戦区は開票状況を見極める必要があるため、午後8時に当確を出すことは難しい。報道各社の「8時当確」の対象は大体同じ選挙区に集中する。選挙報道で他社と差別化を図るには、この接戦区でいかに早く正確な当確を打つかが重要になってくる。選挙管理委員会の開票作業を待っていては他社の後れを取る。多くの社は開票所にスタッフを派遣して実際の開票作業をリアルタイムで観察する。

■開票所のレイアウトを事前に把握

12年衆院選での開票作業
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12年衆院選での開票作業
 開票所の作業はこうだ。開票時間になると投票箱のカギが開けられ、投票用紙が大きな机の上に広げられる。それを候補者ごとに山や束に分けて何枚あるか数えていく。報道陣は指定されたスペースに陣取り、脚立や双眼鏡などを駆使して選管職員の手元をチェック。どの候補者の投票用紙が、どれくらい集まっているかを確認する。

 当確の精度は、開票作業の様子をどこまで詳しく観察できるかにかかっている。あるテレビ局では開票作業の机の大きさ、高さ、作業員の人数と配置などのレイアウトを事前に細かく選挙管理委員会に問い合わせる。どの場所に何センチの高さの脚立を置けば開票作業の様子が良く見えるかを確認するためだ。

 開票が始まれば双眼鏡をのぞきながらバードウオッチングや通行量調査で使われるカウンターで票数を数え、本社にいる当確判断の担当者に連絡する。急ぐときはマイク付きのイヤホンを携帯電話につなぎ、随時、数えながら報告することもあるという。これらの作業のために、普段は報道に関わらない営業や事務系の社員を駆り出す社もある。

 報道各社の総力戦ともいえる選挙速報だが、視聴者や読者からは時に抗議や冷ややかな声が寄せられる。速報性にとらわれるあまり、誤った「当確」を出してしまえば言い訳もきかない。あるテレビ局では、選挙のたびに「開票率0%で当確を出すなんて有権者をばかにしている」との抗議が多数寄せられるという。ある当確打ちの担当者は「正確さと速報性のはざまで、民主主義の意味をかみしめながらクリックするんだ」と気を引き締める。14日午後8時はもうすぐだ。

(永井央紀)



自民300議席の勢い保つ、民主横ばい 衆院選終盤情勢
 日本経済新聞 電子版 - 2014/12/12 23:06
 

 日本経済新聞社は14日投開票の衆院選の終盤情勢を調査した。自民党は序盤の勢いを維持し、全475議席のうち、単独で300議席超をうかがう。公明党とあわせた与党では、参院で否決された法案を衆院で再可決できる3分の2(317議席)を確保しそうだ。民主党は一部の選挙区で巻き返しているが、全体では横ばい。維新の党は不振だ。


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 衆院選の調査は公示日の2日から翌3日に序盤情勢を探って以来2度目。序盤で接戦だった70選挙区について9~11日に世論調査し、独自取材を加味して全475議席について情勢を改めて分析した。今回の調査でも小選挙区で26%、比例代表で20%が投票先を決めていないと答えており、なお流動的な要素が残る。

 序盤で300議席をうかがっていた自民は終盤でも勢いが衰えていない。接戦となっている選挙区の7割近くでリードしている。小選挙区で固めたのは序盤より多い210議席台半ばで、当選有力圏を含めると250議席をうかがう。

 比例代表は有力圏内で70議席を超えるが、2005年に獲得した過去最多の77議席を上回るのは難しそうだ。小選挙区、比例代表の合計では05年の296議席を超え、09年衆院選で民主が得た過去最多の308議席を上回る可能性もある。

 公明は安定した戦いを進めている。小選挙区で9議席を固め、比例代表では議席を上積みし、全体で公示前勢力の31議席から伸びそうだ。

 民主は新たに数選挙区で優位に立った。しかし大半の選挙区では劣勢が変わらず、小選挙区では確実・有力圏内は序盤から横ばいの20議席台にとどまる。比例代表で固めたのは30議席台半ばで、公示前の62議席からの上積みは接戦選挙区の動向次第だ。

 維新は終盤でも勢いが出ない。小選挙区の一部で情勢が好転したが、全体では厳しい戦いを強いられている。比例代表でも20議席台にとどまりそうで、公示前勢力の42議席から減る公算が大きくなっている。

 共産党は比例代表で15議席を固め、さらに上積みが望める。小選挙区でも1議席を競っている。次世代の党は比例代表で議席獲得の可能性が出てきたが、公示前20議席からの大幅減は必至だ。生活の党は合計3議席以内の可能性が高い。社民党は1~2議席の公算が大きく、新党改革は議席獲得のメドが立っていない。

 調査は日経リサーチが9~11日、乱数番号(RDD)方式により電話で70選挙区内の約4万6千人を対象に実施し、約2万9千人から回答を得た。有効回答率は63.5%。 



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