JUNSKY blog 2015

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一夜明けて 東京都知事選挙 【チーム宇都宮】 の総括文 御紹介

2014-02-10 22:41:46 | 選挙
2014年2月10日(月)

 今回の東京都知事選挙、舛添氏の得票数は、
宇都宮けんじさん、細川氏の得票合計を上回りました。

 【チーム宇都宮】 の総括文を御紹介する前に、このマスコミの1面の取り扱いは
何てことでしょう! 宇都宮けんじさんが次点なのに、見出しでは細川を優先!


 おそらく、細川候補が宇都宮けんじさんより得票するだろうとと云う 『予定稿』 を
そのまま、修正せずに掲載したものと思われます。
 上記は毎日新聞ですが、西日本新聞でも同様の扱いでした。
 これでは、良く読まない読者に取っては、細川が次点であったと思うでしょうし、
マスメディアの狙いもそう云う誤認を予定しているものと思われます!

 同じ毎日新聞もWeb版では、宇都宮さんが次点だと書いています。

都知事選:舛添氏が大差で初当選 次点は宇都宮氏に 
 (毎日新聞)- 2014年2月9日(日)20:01

 紙面では締切時間が迫っていたため?
 『予定稿』 のまま見切り発車したのでしょう

 ◇東京都知事選確定得票数

当2,112,979舛添 要一<1>無新

   982,594宇都宮健児 無新=[共][社]

   956,063細川 護熙 無新

   610,865田母神俊雄 無新

    88,936家入 一真 無新
 



     *****************

 大雪のためか、投票率が46.15%(前回62.60%)で過去3番目の低さ。
前回選挙より16.45%も低いと云うことが、この選挙の様相を物語っているようです。
尤も、前回は衆議院選挙との同時選挙だったと云う特殊事情もありますが・・・

 そう云えば前回は、同じ投票所なのに、衆議院選挙と都知事選挙の投票率が
著しく異なっていたと云うミステリーもありましたね。

 
 そういう低投票率の中で、公明党の組織票と、企業・団体・既得権を持つ人々の
手堅い得票が舛添氏を支えた一方、いわゆる浮動票の人々は文字通り足元の悪い中
投票所に足を運ぶのを、面倒がったと云うところでしょうか?

 投票率の著しい低下で、投票総数も大幅に下がる中で、#宇都宮けんじ さんは、
前回票を上回り、もうちょっとで百万票の大台に乗る直前まで行きました!
 前回並みの投票率があったとして、単純計算すれば130万票超の得票です!

 その結果、
  前回・猪瀬:宇都宮/4:1から、
  今回・舛添:宇都宮/2:1まで、
1年間で追い詰めた!
   と云う、結果を得たのです。

 それも、パフォーマンス・ワンイシューで『脱原発』を掲げた後出しジャンケンで、
元首相と、いわゆる 『著名文化人・知識人』 の壮大なる応援を受けた細川氏を
上回る成果を得た。
 それを『草の根』の名もない若者が微力を集めて、造り上げた運動で勝ち取った
と云う点で、今後の発展に向けて大きな成果となることと思います。

 ところで、宇都宮候補と細川候補が統一していたら舛添候補を上回ることが
できたでしょうか? これは、誰にも解りません。

 「僅差だったのだから、統一の勢いで有権者を掘り起こして勝利した!」
と言いたい方も居られることでしょう。
 確かに、『分裂選挙』を仕掛けられて、シラケて離れていった方や選挙に行くのを
止めたかたも居るかも知れません。

 一方で、統一すれば舛添候補に流れる細川支持票も相当出たとも考えられます。
田母神降ろしを画策したかも知れません。

 まぁ、言いたいことは「統一すれば勝てた!」と云うのは馬鹿げているという話し。


 さて、前置きが長くなりました。

  選対事務所の総括文書(メール配信を受診)を転載します。

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   宇都宮けんじ都知事選挙を闘って
     (改行が変な感じの時は、Window枠を横に広げてみてください)

 宇都宮けんじとともに東京から新しい歴史を拓くための闘いは、私たちの懸命
の闘いにもかかわらず、一歩当選に届かず、勝利を手にすることはでき ません
でした。ここまで支え、ご支持いただいた皆さんに心から感謝します。

 12月28日の出馬表明から44日間、そして1月23日の告示から17日
間、宇都宮けんじさんと私たちは、就職に悩む若者、保育園入所に苦労し てい
るお母さんお父さん、介護に直面する高齢者と家族、原発事故で福島から避難し
ている方々、切実な課題を抱える都民の熱い期待を感じ、走り続け てきまし
た。若者や女性、お年寄りなど多くの都民が切実に望んでいる福祉・暮らしを第
一とする都政への転換を訴える政策は、大きな支持を集めるこ とができました。

 今回の選挙は、原発の再稼働を止め、原発ゼロを実現できるか、安倍政権によ
る秘密保護法制定、集団的自衛権行使、憲法改正へとひた走る危険な日 本の進
路を止められるか、文字どおり日本の行き先のかかった歴史的な選挙でした。宇
都宮さんは、沖縄名護の市長選で勝利した稲嶺さん、福島原発事 故の被害や大
島の土石流災害を受けた当事者の方がたをはじめとして、多くの市民から熱烈に
支持されました。

 宇都宮さんの、社会的に困難な状況にある人たちへのやさしい視線、社会を見
る時の確かな識見、改革に取り組む時に市民と共に運動を作りながら進 む民主
的な手法、そして権力と渡り合い、課題を実現させる時の粘り強さと力強さは、
確実に有権者の心を捉え、大きなうねりを作り出し、選挙演説を 聞いた人々が
投票するだけでなく、次々に運動員となってくださいました。まさに、この市民
選挙は、このような感動的な出会いと協同の機会を作りだ し、選挙そのものが
ひとつの社会運動となっていったのです。

 ネット選挙が解禁されている中で、有権者が思い思いに作った「I vote UK」
「東京デモクラシー始動!」のバナーがネット中に溢れました。そこには、一人
一人の市民が宇都宮さんに託した思いが詰まっています。私たちは、誇り を
持ってこの選挙は主権者である市民が表現の自由をフルに行使して、宇都宮さん
を支持して共に全力で闘った選挙だったといえます。都民の希望の政 策をこの
選挙で表明することができ、多くの都民とその希望を共有することができたので
す。電話かけの反応も、テレビ討論のたびに、良くなってきて いました。
 政策論争を深めるために不可欠な機会であったテレビ討論会のほとんどがキャ
ンセルされ、また候補間のディスカッションがほとんどできず、都民が 候補を
選択するときの材料が決定的に不足したまま、投票日に至ってしまったことは残
念です。

もし、テレビ討論の機会を作ることができていれば、今回の投票結果は異なるも
のとなったのではないかと感じています。

 私たちが、ここまで追い上げることができたのは、これを支えた都民のみなさ
んの強い支えがあったからこそです。この選挙を通じて行われた広範な 都民と
の対話によって培われた絆を大切に、私たちが訴えたひとつひとつの政策の実現
のために、この選対に集った者たちが、それぞれ明日からの活動 を続けていき
たいと思います。


  2014年2月9日

希望のまち東京をつくる会
宇都宮けんじ選挙対策事務所 


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今回の選挙では、若者たちが創意工夫で様々な活動(音楽・パフォーマンス含む)を
展開されましたが、インターネットを駆使したSNS活動の面では、他を圧倒していました。

【チーム・ウツノミヤ】は、解散せずに続けるそうなので、SNSのリンクを御紹介します。


◇公式ウェブサイト「希望のまち東京をつくる会」
http://utsunomiyakenji.com/

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宇都宮けんじ: https://twitter.com/utsunomiyakenji
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都知事選:舛添氏が大差で初当選 次点は宇都宮氏に 
 (毎日新聞)- 2014年2月9日(日)20:01
 

 猪瀬直樹氏(67)の辞職に伴う東京都知事選は9日に投開票され、元厚生労働相の舛添要一氏(65)が、元首相の細川護熙(もりひろ)氏(76)▽前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(67)▽元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(65)らを破り、初当選した。
 宇都宮氏が次点、細川氏が3位となった。舛添氏は公選制が始まってから8人目の都知事に就任する。閣僚経験者は運輸相などを務めた石原慎太郎氏(81)に次ぎ2人目。2020年開催が決まっている東京五輪の開催準備のかじ取り役になる。


 9日午後8時過ぎ、新宿区の選挙事務所で万歳をした舛添氏は勝因について「ひたすら政策を訴え、最も有権者と対話したことに尽きる。東京を世界一の街にしたい。何より五輪の成功を確実にやりたい。原発は依存体制を減らすのが重要だ」と述べた。

 今回の都知事選は、細川氏が「即時原発ゼロを訴える」として、小泉純一郎元首相(72)の全面支援を受け出馬。原発の再稼働に前向きな安倍政権のエネルギー政策への是非が争点のひとつになった。舛添氏の勝利により、政権の原発維持路線は当面継続される可能性が高くなった。

 医療法人「徳洲会」グループからの5000万円受領問題で猪瀬前知事が昨年12月19日に辞職を表明し、各党は年末年始を挟んだ短期間での候補者探しを迫られた。出馬が有力視されていた舛添氏には当初、野党時代に自民を離党した経緯などから都議会自民の間に抵抗感が強かったが、最終的に「勝てる候補」として自民都連と、協調関係にある公明都本部、さらに連合東京が推薦を決定。舛添氏は選挙公約も自民と協議した上で発表し、組織戦で終始優位を保った。

 一方、細川氏は小泉氏と二人三脚で原発問題を最大の争点に位置づけようとしたが、五輪の成功や社会保障政策を中心に訴える舛添氏との間で議論が深まらず、無党派層を十分に取り込めなかった。宇都宮氏も原発即ゼロを主張し、票が分散したこともマイナスになった。脱原発運動に取り組む有識者らは両候補の一本化を投票直前まで模索したが実現せず、今後の運動に影響が残る可能性もある。田母神氏は日本維新の会共同代表の石原氏が応援に入り、防災対策の強化などを掲げたが、支持は一部にとどまった。

 一方、猪瀬氏辞職の原因になった「政治とカネ」の問題は大きな争点にならなかった。告示間際の出馬表明が相次いだことで候補者同士の討論会が選挙戦中盤まで開かれないなど、政策論議の深め方にも課題を残した。【清水健二】 



 
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