JUNSKY blog 2015

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NHKが麻生首相の言う経済回復を検証

2009-08-17 21:45:57 | TVレビュー
2009年8月17日(月)

NHKが午後9時のニュース番組み
【ニュースウォッチ9】で、
麻生首相が今日の党首討論でも言明した「経済回復」について検証した。

統計的数字ではなく、庶民の実態調査を元にレポートしていた。

統計的には家計も回復していると言っているという。

NHKが注目したのはエコポイントと自動車税の減税。

その調査結果を見ていると、結局家計の回復と言う統計的な数値は、
大変な家計を少しでも楽にしようと言う庶民の涙ぐましい努力のを反映したものであることが明らかにされた。

すなわち、小泉『改革』後のこの間、家計はいつも火の車で、老朽化したエアコンや冷蔵庫を買い換える余裕もなかったのだが、今年政府がバラ撒いた政策によって、エコポイントが付き、電気代も安上がりになると言うので、苦渋の選択として家電製品の買換え需要を招いているに過ぎないということ。
経済回復によって、家計に余裕ができてきた訳ではなく、苦しいからこそ老朽化していた製品を買い換えているのだ。

自動車でも同じようなことが言える。
昨年のガソリン代の高騰後、ヘッジファンドなどの資金調達のための売却で一時暴落したが、このところ又徐々に値上がりし始めている。
いわゆる「エコカー」に対する減税処置もあり、補助金は「早い者勝ち」という情報も広がる中で、精密に計算して「買い換えた方が得」だと考えた人々がエコカーを買っているという一時的需要局面である。

実は、私も9年間乗ってきた車をハイブリッド車に買い換えようと考えている。
人気取りの政府の政策ではあっても利用しない手は無い。

そういう、究極の需要拡大であって、一時的な局面であることは間違いない。
決して家計に余裕ができてきて消費が拡大している訳ではない。

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電気自動車はCO2削減の救世主たりえるか?

2009-06-13 10:24:22 | TVレビュー
2009年6月13日(土)

NHKが経済番組で三菱自動車の宣伝役を買って出て・・・

 今朝のNHK「経済ビジョンe」で、三菱自動車が近々500万円を切る価格で、主として法人向けに売り出す【電気自動車】を紹介していましたが、むしろ宣伝番組のような扱いでした。

 リコールの隠蔽やデータ改ざんや偽装などの相次ぐ不祥事を起こしたことには、一言さらりと触れただけで、ほとんど三菱自動車が販売する予定の電気自動車を礼賛して売上げに貢献するようなものでした。

 番組に出演した三菱自動車の幹部は「走行中に一切二酸化炭素を排出しません」と自慢していました。
 家庭用電源からの充電ではフル充電までに14時間もかかるということです。

 しかし・・・

 今は、電気自動車が極一部に普及しているだけであるから大きな問題は起こらないでしょうが、10年程度のスパンの近い将来に相当数の電気自動車が普及したとするとどうなるでしょうか?

 それでなくても、今でさえ夏場の冷房需要などによって電力不足が言われているのが実際の処です。
 1日14時間も充電する必要のある負荷が何百万台も普及すると、どれだけの電力需要が発生することでしょうか?
 今の、マスメディアでの『電気自動車=救世主』?論議の中で、この点を指摘している人は見当たりません。

 リチウム電池をはじめ蓄電池技術の発達には素晴らしいものがありますが、だからといって、電気自動車の普及の上昇角度に匹敵するだけの電池の効率向上は難しいでしょう。何故なら、既に蓄電池の効率は相当程度良くなっているのですから。
 どのようなものでも最初の導入時は急角度で向上しますが、一定程度まで進むとそれからの向上は漸増曲線にならざるを得ないのが常識です。
 電気自動車の普及はこれからですから、急速な上昇曲線で普及するでしょうが、蓄電池技術はある種のピークに達してしまっているので、これからの改善は漸増となるでしょう。
 すなわち、電気自動車普及による電気消費量は蓄電池技術の改善では賄えないということになります。
 結局、化石燃料を燃やして発電量を増やすとか原子力発電所を増設するとかとならざるを得ないでしょう。

 これを解決するためには、太陽光や風力、小規模水力など自然エネルギーで充電することですが、14時間もかかるような電力を供給することは今のところ不可能でしょう。
 その上、これらの小規模発電所は、電気自動車を持つ全世帯に普及しないことには意味がありません。

 そういう問題点を考えないで、三菱自動車の宣伝に化してしまったNHKの報道姿勢には疑問を挟まざるを得ません。 

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NHK「JAPANデビュー」の第1回「アジアの“一等国”」に偏向攻撃

2009-06-12 00:15:05 | TVレビュー
「NHK番組が偏向」=自民有志が議連

            時事通信 2009年6月11日(木)22:03
 日本の台湾植民地支配に関するNHK番組が偏向しているとする自民党有志議員が11日、国会内で「公共放送のあり方について考える議員の会」(古屋圭司会長)の設立総会を開いた。森喜朗、安倍晋三両元首相や中川昭一前財務・金融相ら約60人が参加。今後、学識経験者らを招き、番組内容を検証していく方針を決めた。

 問題視された番組は、今年4月放送のNHKスペシャル「JAPANデビュー」の第1回「アジアの“一等国”」。当時を体験した台湾住民の証言を元に、植民地支配の過酷さを描いた。この中で、日本政府が1910年に先住民族をロンドンの博覧会に連れて行き、見せ物として「展示」したなどと説明した。

 総会では「歴史にはいろんな視点があるのに、番組は一方からの見方が強い」「政治的に対立している問題を取り上げるのは放送法に反するのではないか」などと異論が相次いだ。

 古屋会長は会合終了後、記者団に「放送法にのっとって番組が作られたのか、真摯(しんし)に検討する必要がある」と指摘。当面はNHKに説明や訂正を求めず、行政の対応を見守る姿勢を示した。 
 


NHK台湾特番で自民有志が議連(産経新聞) - goo ニュース
 
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草 剛君 記者会見で神妙に謝罪 応援します!

2009-04-25 12:15:10 | TVレビュー
2009年4月25日(土)

 草 剛君が、飲酒による『失敗』から一昨日不当に逮捕されましたが、処分保留のまま釈放されたその日にの内に、記者会見して神妙に謝罪されました。

 逃げも隠れもせず(政治家や企業経営者などが良く使う手が『入院』ですが)、堂々と記者会見に応じた誠実な姿勢をまず評価したいと思います。

 記者会見場に入ってきて立ったまま最初にお詫びをしたのが大要以下のようでした。

 【ファンのみなさん、関係者のみなさん、SMAPのみんな、心配をかけて、また御迷惑をお掛けして申し訳ありません。
 僕はお酒をたくさん飲みまして、訳が分からなくなって、大人として恥ずかしい行動を起こしてしまいました。本当に反省しています。】


 私は、この釈明を受け容れたいと思いますし、引続き応援したいと思います。

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 日刊スポーツWeb版(2009/4/25)に、一問一答の要約が書いてありましたので、引用しておきます。

「泥酔して気付いた時にはすでに警察にいました。夢なのか現実なのか、分からない状況でした。まだ酔っていたと思います」

普段の飲酒量は「1杯だけ飲む時もあるし、このように自分のことが分からなくなるまで飲んでしまうことがあります」

「楽しかったんで、普通に飲み過ぎてしまいました」。人気歌手ゆえのプレッシャーやストレスを指摘されると「まったくないです」と即座に否定。

飲酒については「今はまったく飲む気はありません」と禁酒を宣言しつつも「もっと成長して大人になって、友人や親友と食事しながらお酒を飲むと楽しい話ができる。おいしいお酒を飲める日がくるのでは」

釈放後、メンバーとは中居、木村、稲垣、香取の順番で、電話で謝罪したという。「みんなボクの体のことに気を使ってくれて…」と言葉を詰まらせた。

「すぐにでも戻りたいですが、反省しないといけないので…。今度いつ活動するか分かりません」  



草剛 君 は、ちょっと破目をを外しただけのこと 騒ぎすぎ!

2009-04-24 12:38:40 | TVレビュー
 本当にメディアは騒ぎ過ぎだ!

 昨日私が書いている【もう一つのブログ】の方に感想を書いたが、
「この事件、簡単に言えば、日頃真面目全開の草剛 君が酔っ払ってちょっと破目を外しただけのことである。」

 何故、こうも凶悪犯のような扱いを受けなければならないのだろうか?
警察は、おそらく家宅捜索で薬物を見つけて手柄にする積もりだったのだろう。

 それにしても、軽犯罪程度のものを、不特定多数のまたは特定の公衆の前で性的な破廉恥行為をした場合に適用される「公然わいせつ」容疑で逮捕されなければならないのか?
 事態が発覚したのは夜中であって、誰も草 君の裸体を見た訳でも無いし、意図して誰かに見せようとした訳でもない。

 どう考えても異常な捜査であるし、これを真に受けた異様なメディア・スクラム=野次馬報道である。

 昨日、もう一つのブログに
「明日のスポーツ紙は、さぞ賑やかなことであろう。」
 と、書いたとおり今日のスポーツ紙や芸能ニュースは、これに掛りっきりである。

 本当にひどい失態を演じているのは、草剛 君ではなく、
マスメディアである。
 マスメディアの過剰報道のおかげで、またわざわざ韓国でこの件を取材したりしたおかげで、韓国内でのチョナンカン人気にも影響を与えている。
 いい加減にして欲しい!

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 しかし、なお異常なのは、政府を構成する閣僚が、この事件に絡んで来たことである。
 鳩山総務相が、草剛 君を「最低の人間としか思えない」と発言 し、記者会見で公人の人格を否定する暴言を吐いた。
 その後、
 「地デジ(地上デジタル放送)に影響があることを強く懸念してはらわたが煮えくりかえり、言ってはいけないことを言った。 『最低の人間』と言ったことは取り消す」と述べ、撤回した。
 とは言うが、いい年をした総務大臣が言うことではない。

 つい先日、酒癖の悪さで世界中に失態を曝け出した のは、閣僚の同僚の中川財務大臣ではなかったのか?
人のことを言えないはずだが・・・

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 私は、ブログ上での支援しかできないが、
   今後も草剛 君を応援して行きたい。

 こんな酒の上の失敗にへこたれずに、
   これを良い経験として今後も頑張って欲しい。

頑張れ! 草 剛!

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SMAP逮捕の報は欧州にも伝わり「酒に飲まれる激職日本人」像も伝わる――JAPANなニュース(gooニュース・JAPANなニュース) - goo ニュース

草なぎ容疑者の逮捕「捜査に違和感」 民主・鳩山幹事長(朝日新聞) - goo ニュース

「最低の人間」発言撤回 草なぎ容疑者逮捕で鳩山総務相(朝日新聞) - goo ニュース

鳩山総務相「最低の人間だ」草なぎに大激怒(サンケイスポーツ) - goo ニュース

鳩山総務相が激怒、地デジ大使に裏切られ(日刊スポーツ) - goo ニュース

鳩山総務相「許さない」草なぎ容疑者を「最低人間」(スポーツニッポン) - goo ニュース

草なぎ剛容疑者の最新主演映画の行方は?公開の有無を協議へ - goo 映画
草なぎ剛容疑者の最新主演映画の行方は?公開の有無を協議へ - goo 映画

NHK 「マネー資本主義」 で解明された 「強欲!」

2009-04-20 08:46:42 | TVレビュー
2009年4月20日(月)

きのうの夜のNHKスペシャル
「マネー資本主義」 を見ました。

 『実物経済』=世界全体のGDPの5倍近い「債券取引」が何故金融のプロによって行われ膨張させられてきたかの複雑な仕組みをできるだけ解り易く解説しようとしていたので、私にも少しは「カラクリ」が解りました。
 そして「債権取引」というものが『借金の取引』であることも理解させられました。
 彼らの金融経済(マネー資本主義)は、オバマ大統領が演説で糾弾したように「強欲」そのものであり、社会に貢献しようとか、実態経済を活性化させるために金融面で支えよう(松平キャスターの言う「経済の裏方に徹する」)とかいうような意識はこれっぽっちも無いことを暴露していました。

 この「強欲」(greed)に対する人民の闘いが必要です。
以前もこのブログで紹介した、チャプリンの「独裁者」でのチャプリンの演説からその一節を御紹介します。

Let us fight to free the world !
 To do away with national barriers !
 To do away with greed with hate
and intolerance ! 


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 NHKでは、キーパーソン100人以上に取材を申し入れ、その中で数人の取材ができたらしい。
 讀賣新聞の紹介記事によると、その顔触れは、

 【インタビューに登場する主な投資銀行関係者】

ジョン・グッドフレンド ソロモン・ブラザーズ元会長。「ウォール街の帝王」と呼ばれる
ジョーゼフ・ペレラ M&Aの先駆者
ヘンリー・カウフマン ソロモン・ブラザーズの元副会長。のちにアナリストに転じる
ウォルター・ゲラシモビッチ 金融商品のリスク管理プログラムを作成した元ロケット科学者
ジェフ・クロンサール サブプライムローンの元となる「モーゲージ債」の開発者
ロバート・ルービン ゴールドマン・サックスの元CEO。のちに財務長官
ラリー・ベセラ ゴールドマン・サックスの元トレーダー
ジョン・ボーグル 投資信託界の大物
               (2009年4月14日 読売新聞)


 NHK「マネー資本主義」 投資銀行の大物次々
  4月19日から5回
           (2009年4月14日 読売新聞)
 世界を揺るがしている金融危機はなぜ起きたのか。NHKは4~7月に放送するNHKスペシャル「マネー資本主義」(全5回)で、その原因と背景を探る。19日午後9時からの第1回は「“暴走”はなぜ止められなかったのか~アメリカ投資銀行の興亡」。あまり公の場に出てこない投資銀行関係者が多数インタビューに応じた。(川辺隆司)

 昨年9月、投資銀行でもあった米証券大手のリーマン・ブラザーズが破綻したことが金融危機の引き金となった。投資銀行は元々、顧客企業の有価証券を発行し、資金調達をサポートすることが主な仕事だったが、米国では規制緩和が進んだ1980年代以降、自己資金とその何倍もの借入金で投資するようになった。投資銀行の好調なビジネスは米国経済の牽引役でもあった。

 その“投資銀行革命”の先駆者と言われるのが、投資銀行ソロモン・ブラザーズの会長を務めたジョン・グッドフレンド氏だ。やはり、ソロモン・ブラザーズで副会長を務め、のちにアナリストに転じたヘンリー・カウフマン氏は、投資銀行の危ういビジネスに警告を発し続けた。

 番組を担当する内藤誠吾・専任ディレクターは「金融危機が起きた後、投資銀行関係者は悪者扱いされているが、製造業で日本やドイツに後れを取っていた米国に繁栄をもたらした立役者でもある。時代を作ってきたという自負心もある彼らの言葉は貴重な証言記録になるはず」と話す。

 実体経済の数倍にも膨らんだと言われる“信用バブル”は、低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」の焦げ付きによって危機的状況に陥っていた。そのサブプライムローンの元となったのが、住宅ローンを債権として商品化し、金融市場で取引できるようにしたモーゲージ債という仕組みだ。そのモーゲージ債を開発したジェフ・クロンサール氏にもインタビューを行った。

 クロンサール氏には昨年11月から交渉を始め、過去のNHKスペシャルのビデオを送って扇情的な内容ではないことをアピール。今年2月になって取材できることが決まったという。

 このほか、投資銀行ゴールドマン・サックスの元CEO(最高経営責任者)で財務長官も務めたロバート・ルービン氏、ルービン氏の元でトレーダーを務めたラリー・ベセラ氏らもインタビューに応じ、投資銀行同士が過剰な競争にしのぎを削った90年代を振り返る。

 角英夫チーフ・プロデューサーは「決して金融危機の犯人探しをするつもりはない。地球全体がマネーゲームにのってしまったというのが実態だろう。番組が現代史を考える材料になれば」と話している。       


讀賣新聞 上記Web記事は、ここをクリック

新番組 【ルビコンの決断】

2009-04-17 18:39:58 | TVレビュー
2009年4月17日(金)

4月16日放送開始のテレビ東京系新番組
 【ルビコンの決断】
  を録画しておいて見た。


       公式サイトは、http://www.tv-tokyo.co.jp/rubicon/


私は大好きな女優さん・木村佳乃 さん目当てで見たようなものなので、殆ど番組には期待していなかったのだが、結構良かったのではないか!?と思う。

第一部は、リーマンショックに始まる経済危機で大打撃を受けた
【中小企業の親父さんの決断】 である。

 絶対リストラと言う名の「首切り」はしない、という親父さんの信念。
どうしたら良いかと迷っているところに「ワーク・シェアリング」というどこかで耳にした言葉を思い出す。

 これを、従業員50人ほどのその会社にどのように適合させてゆくかの困惑と困難な過程が実話を元に できるだけ事実に即して紹介されていた。

 世界に名だたる超大企業が、平気で極めて一方的に「首切り」や「派遣切り」をやりながらも内部留保には一切手を付けないのとは対照的に、
 この親父さんは従業員に懇切丁寧に説明し、奥さんへの説明会も開催して「ワーク・シェアリング」で首切りを避けることしか会社の生きて行く道はないことを説明した。
 賃下げだけでは売上減を吸収できないので、「内部留保も吐き出す!」と決断する。

 最初は週休3日で賃下げに猛反対していた奥さんたちも次第に実情を理解してゆくさまが丁寧に描かれていた。

  〔4月16日の放送内容は、ここをクリック

第二部は、大統領選挙戦に立候補することを決めるに至る
【オバマ一家の決断】 である。

 私自身も、大統領選挙中に狙撃されるのではないか?!と終始ハラハラして見ていたが、オバマ氏本人は、【立候補すること=暗殺される】ということは最初から織り込み済みで、自らの命を危険にさらしてでも、この国を【CHANGE!】しなければならない!と決意した。

 この再現ドラマは;配役がソフトバンク携帯電話のお兄ちゃんであるが;オバマ氏が、立候補を決断するに至る過程と、それをミシェル夫人に伝える場面、子ども達も巻き込むことになる過程を丁寧に描いていた。

 選挙戦では、ミシェル夫人自身も暗殺の恐怖を自覚しながら、これを乗り越えて応援演説をしたり、演説の場に子ども達を登場させたりするなど、オバマ一家が暗殺の危機と一緒に戦った様が描かれる。

 ソフトバンクのお兄ちゃんも熱演していた。この番組でオバマを演じるためにソフトバンクでの下積み生活にひたすら耐えていたのかもしれない(?笑!)

*************************

 番組は第一部・第二部とも再現映像だけではなく、本人の声を紹介していた。
さすがにオバマ大統領は、この番組のために発言したものではなかったが・・・

 また、NHK週刊こどもニュースのキャスターを去年まで勤めていたフリージャーナリスト池上 彰氏など、コメンテイターもなかなかの人選であった。

 ナビゲーターを務めた木村佳乃さんもただの可愛いお飾りでは無く、自らのアメリカ生活も踏まえた積極的な発言をしていて好感が持てた。

 次回も録画したいと思う。

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   ナビゲーター:木村佳乃
    
男性司会者が横並びの22時台に爽やかな風を吹き込むのは、
経済報道番組に初挑戦の女優・木村佳乃。
女性の視点から、毎回登場する「闘う決断者」の魅力・人間力に迫る。
生年月日 : 1976年4月10日、東京都生まれ
身 長 : 169cm
趣 味 : 乗馬、英語、水泳、映画鑑賞
学 歴 : 成城大学文芸学部英文学科
資 格 : 英検準1級
【主な経歴】
1998年 : エランドール賞 新人賞 受賞
1998年 : 第21回 日本アカデミー賞 新人俳優賞 受賞
2004年 : 日本観光広報大使 任命
2005年 : (財)アジア文化交流財団 文化功労賞 受賞
2006年 : 第29回 日本アカデミー賞 優秀主演女優賞 受賞
日韓交流大使 日豪観光大使

報道キャスター:大浜平太郎(WBSで有名)

麻生内閣支持率 29% テレビ朝日 世論調査

2008-11-17 22:31:49 | TVレビュー
今更ながら、「景気後退」を政府が正式に認めたと言う。
何年遅れというべきか?!

***************

今日の「報道ステーション」(テレビ朝日)で、
麻生内閣支持率が3割を切った
という世論調査結果が大々的に報道されていた。

 解説によれば、福田内閣の支持率が3割を切ったのは就任6ヵ月後、安部内閣は参議院選挙惨敗後だったと言うが、麻生内閣は就任僅か2ヶ月で3割を切ったと言う、いわば「新記録」であるとのこと。
 福田首相が政権を投げ出した政権の末期でも、テレ朝の調査では33%の支持はあったそうだから、この数字はまさに政権末期を示すシグナルである。

 その上、選挙目当ての
  「定額給付金」は、国民の7割が不支持
音頭を取った公明党支持層でも支持は5割台にとどまり、3割が不支持と言う不人気ぶり。

望ましい解散の時期は、年末ないし年頭が4割、予算成立後の4月頃が2割強という意識状況。

コメンテーターは、「定額給付金」は、選挙の目玉どころか重荷になっており、早く済ませてしまいたいという状況だと説明していた。

しかし、今選挙をすると惨敗は目に見えており、とても解散できる状況ではないようだ。

 この番組では、自民党内の不協和音 も率直に伝えていた。
中には、下野することになるかも知れないが麻生内閣を打倒して選挙だ、との趣旨を発言する者も居た。
 それほど露骨ではなくても憤懣やる方なしの意見や、選挙をしないからこういうことになるなど、言わば言いたい放題のありさまになっており、党内の統制が全く取れていない状況を露呈していた。

 もう、こういう党に一刻たりとも政治を任せておけない。
一日でも早く解散・総選挙に追い込まなければならない。

 一方、こういう状況で自民党に非公開の党首会談を申し込んだ民主党の小沢代表の気持ちもよく解らない。
 あれだけ、国会でのメディアにも公開の「党首討論」からは逃げていたくせに、密室協議なら自ら申し入れるのか!?
 又また、『大連立』の話でもしたのではないかと勘ぐりたくもなるというものだ。

民主 党首会談を要請 新テロ法案 拒否なら採決応ぜず(産経新聞) - goo ニュース

民主・小沢氏の対応を批判=「新テロ法案と補正絡めるな」-共・社(時事通信) - goo ニュース

民主、2次補正なければ法案採決先送り 党首会談受け(朝日新聞) - goo ニュース



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こうして“核”は持ち込まれた

2008-11-11 00:56:09 | TVレビュー
2008年11月9日放送の
NHKスペシャル
【こうして“核”は持ち込まれた】
  ~空母オリスカニの秘密~

 の放映は、NHKとしては快挙であると思う。

米軍幹部(たとえばラロック氏他)の証言で、核兵器が米国艦船に載って日本に自由に入り込んでいたことが明らかにされる。
また防衛庁・自衛隊も非核三原則は建て前だけのものであり、特に第3項の「持ち込ませず」を信じている政治家は誰も居なかったのではないか?と発言していた。

そして、何より米空母【オリスカニ】の中には公然の秘密としての核兵器“工場”があったことが具体的な証言や図をもって明示された。

そして、これらの核兵器はベトナム戦争で実戦に配備されいつでも発射可能な状態でスタンバイされ、命令さえあれば悩むことなく発射できる訓練を受けていたと言う。
恐ろしい事態がすぐそこまで進んでいたのである。

もちろん、反核運動をしている平和活動家も「持ち込ませず」が形骸化していることは知ってはいたのだが、NHKによるこれだけ具体的な事実の調査で裏付けられた証拠を見るのは初めてではないだろうか?

***************
以下、NHK公式ホームページよりコピペ

 おととし(2006年)、米フロリダ州の沖合に退役した1隻の空母が沈められた。その名は、「オリスカニ」。朝鮮戦争からベトナム戦争までの27年間、第7艦隊の主力空母として日本を拠点に活動した。NHKが入手した米海軍の機密資料からは、この空母が日本に核兵器を持ち込み、その後日本を拠点に朝鮮半島やソ連に向けて核攻撃態勢を整えようとしていたことが明らかになった。当時、米ソの核開発競争が本格化する中、アメリカは日本をその“最前線の基地”として位置づけていたのだ。
 それに対し日本は、非核3原則を掲げながら、アメリカに核持ち込みの有無を確かめることはなかった。日本を核戦略の一部に取り込もうとするアメリカ。アメリカの巨大な核の傘に依存しようとする日本。両国の利害が一致し、より強固な同盟関係が築き上げられていったことが、関係者の取材から浮かびあがってきた。
 番組では、1隻の空母を軸に、アメリカの知られざる核戦略の実態と、日米両国の思惑に迫る。 



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総裁選報道=「自民のPR」と発言した NHKスタッフ処分

2008-10-09 23:54:15 | TVレビュー
「大津留公彦のブログ2」などからTBが来ていた
NHKコールセンターの職員の問題発言について、
NHKは「トカゲの尻尾切り」的対応でお茶を濁した。

ことの成り行きをご存知の方には今更の話だが、このブログでは
書いて来なかったので、概要を簡単に御紹介すると・・・

 自民党の総裁選報道で、5人の“やらせ討論”を延々と流し続けたNHKに対して、ある視聴者が抗議の電話をしたところ、名前に『鹿』の付くコールセンター職員が「自民党のPRですから」と“正直に”回答したことから大問題になったという話しである。
 その上、その職員の応対は極めて横柄な態度だったらしく、その視聴者が怒りのあまり対応の一部始終をブログで紹介したものだから、連鎖的にブログに取り上げられて、中には「その職員を処分するべきだ」と解雇を求めるような動きもあった。

 当ブログでは、その職員の横柄さはあったとしても、NHKの実態を世の中に明らかにした“功労者”でもあるのだから、安易に「処分」を求めれば、これ幸いとNHKにとって不都合な発言をしたその職員を処分してしまうであろう、と考えてこの問題については敢えて書いて来なかった。

 結局、NHKはその職員を処分するだけで、放送局としての責任を果たすことはなにもしないままである。
 せいぜい、その職員の対応が視聴者に誤解を与えたことをお詫びするだけで、NHKとしての是正処置・再発防止処置は実施されていない。
 もっとも、その職員と直属上司を処分したと言うだけで、どのような処分が行われたかはニュースからは読めない。

 スタッフが不適切発言
   =総裁選報道は「自民党のPR」-NHK

         時事通信 2008年10月9日(木)17:30

 NHKの自民党総裁選報道をめぐる問い合わせに対し、視聴者コールセンターの業務を担当する関連団体職員が「(報道は)自民党のPRです」などと発言し、9日までに職員とその上司を処分していたことが分かった。

 NHK広報局によると、9月10日の「ニュース7」に総裁選候補者が出演して政策などを訴えたが、視聴者からコールセンターに「公平を欠く」などとの電話が約470件寄せられた。このうちの1件に対し、男性職員が問題発言をした。職員は「冷静を欠いていた」などと話しているという。

 同局では「極めて不適切な発言でおわびします。コールセンターのすべての担当者に対しても、NHKの報道姿勢に疑念を挟まれることのない懇切丁寧な対応を心掛けるよう改めて指導しました」とコメントしている。  


スタッフが不適切発言=総裁選報道は「自民党のPR」-NHK(時事通信) - goo ニュース

番組問い合わせに「自民党のPRです」、NHKが処分(読売新聞) - goo ニュース

総裁選報道への質問電話に NHK側『自民のPR』 東京新聞 2008年10月9日 夕刊 
    
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【関連記事】
やっぱりおかしい、NHK7時のニュース 内野光子のブログ  2008/9/10
「やっぱり、おかしいNHK7時のニュース」のその後の結末、何が変わったのか ~担当者の処分?決定したというが  内野光子のブログ  2008/10/9
NHKが内野さんに謝罪! 大津留公彦のブログ2 2008/9/18
NHKに自民党総裁選異常番組関係で再度メールを送りました。 大津留公彦のブログ2 2008/9/29
ブロガーの連携はNHKを揺るがし始めている ポラリス 2008/09/30(火)

7人の女弁護士

2008-06-12 22:45:22 | TVレビュー
釈由美子が主演する法廷ドラマ「7人の女弁護士」も残すところ1回となった。

       

「七人の」というと「七人の侍」とか、「七人の刑事」とか古くから番組が作られているが、「7人の女弁護士」の冒頭のタイトルバックでナレーターが語る「日夜闘い続けているのです。」という所は、「七人の刑事」と全く同じであり、この言い回しは「七人の刑事」のオマージュというか、強く意識したものであることは確かだ。

 ただ、脚本は少々類型的と言うかお決まりのと言うか、構成が弱い感じがしないではない。
「残された答えは一つです」という毎回同じ言い回しに拘っているせいか、解決の方向性も一つである。
 それ故、ドラマ中盤で真犯人が解ってしまい、興ざめのところもある。



 その「残された答えは一つです」と言う主役の藤堂真紀に扮する釈由美子が、今日2008年6月12日に30歳になったと言う。
 デビューが19歳と言うから、まだ足掛け11年しか経っていない訳だが、随分昔から出ているような気もする。

「7人の女弁護士」公式サイトは、ここをクリック

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釈由美子「ドラマ解放されたらアホになる」(スポーツニッポン) - goo ニュース

釈由美子、バースデー&主演ドラマ撮影終了間近で「オモローって言いたい!」 (マイコミジャーナル) - goo ニュース


Democracy 続き

2008-01-08 23:05:22 | TVレビュー
 昨日も取上げた、NHKで深夜再放送していた「民主主義」について、
NHKオフィシャルサイトを紹介する。

その番組一覧表は、ここをクリック
【NHK 33カ国共同制作】

私は、約半分を“見た”ことになる。
とはいえ、いつもブログを書きながらだったり、半分居眠りしたりで、
集中してみた訳ではない。
しかし、やっぱり日本の作品が最も低級であったことは確かだ。

第一夜(1月2日)の作品についてはすでに書いた。ここをクリック

第二夜(1月3日)の一本目は、イスラムを風刺したマンガを掲載した新聞が謝罪記事を掲載するべきかどうかという問題である。
言論の自由と宗教の尊厳を傷付ける自由があるのかという相克を描き、見応えがあった。
簡単に「言論の自由」と割り切れないという思いは私にもあった。
2本目(深夜1:25~)は、エジプトの作品だが、残念ながら始まって間もなく寝てしまった。

第三夜(1月4日)の一本目は、リベリアで行われている女性大統領と女性警察官など
女性パワーによる民主革命の成果と困難さである。
旧政権の失業した兵士達は「年金を寄越せ」と威圧的な運動を始める。
大統領は彼らの代表に会い、要求を全て聴き取った後で、
「あなた方の窮状も解るが、一方で多くの困窮した国民が居る。
 国民は私たちの家族を殺した兵士を優先するのかと言っている」
 と、代表者を一喝。 この展開はスゴイと思った。
2本目は、また寝てしまった。

第四夜は、パキスタンの作品である。過去に数回暗殺未遂に遭遇したムシャラフ大統領と夕食を伴にしながらの密着取材である。
ムシャラフ氏は、問題が山積してあちこちでテロや暴動が治まらないのは、教育が行き届いていないことと民主主義の訓練が行われていないことだと指摘し、今もっとも必要なのは、女性の解放と民主主義について国民の多数が理解し実践することだと言う。
いわゆるテロリスト(武装勢力)についても4種類に分類して明晰な分析を示した。
1)アフガニスタンやパキスタンの兵士くずれ
2)宗教的戦士ムジャヒディン(ジハード)
3)イスラム原理主義者
4)アメリカが訓練した兵士の残党
だったと思う。(正確性は保証できない)
私が見る限り、ムシャラフ氏は、頭脳明晰であり、国内でも評価する人も少なく無いようで、『米国の犬』に成り下がった人間には見えなかった。

この日(1月5日)の2本目は
インドのガンジー主義を見直す活動の紹介だが、これも途中でねてしまった。

そして、最終日(1月6日)が昨日紹介した中国と日本の作品であった。


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【関連リンク】
NHK・オフィシャル
WHY DEMOCRACY ? 英語サイト
ブログ「関心空間」
ブログ「憲法と教育基本法を守り続けよう。」

Democracy

2008-01-07 23:06:24 | TVレビュー
2008年1月7日

TV番組 【Democracy】 については、前に書いた。

これは、10回連続番組であるが、昨夜は中国の作品と日本の作品であった。

 中国の作品は、小学校での『民主主義』の訓練の風景である。
この作品をオンエアしているとき、私は昨日の分のブログを書いている最中だったので、ちゃんと見ていずに音だけ聞いていたが、中国語が解る訳ではなく、一部入る日本語のナレーションを聞きながら、たまに画面をみているだけであった。
 特にこの作品では日本語の解説が少なく、殆どが字幕であった。
と言う訳で、詳しくは見ていないのだが大体の所は解った。
 生徒会の役員に立候補して政見公約を述べ、『対立候補』や『有権者』とディベートをしながら鍛えられると言うものである。
 今の小学校ではどうか知らないが、我々の小学生の頃もこうした児童会役員選挙をやっていた。
 そういう意味では、中国は『社会主義の一党独裁』といまだに言われながらも、実際には、子どもの頃から『民主主義』の訓練をやっていることになる。

 次の日本の作品は、これまで放映された各国の作品と比べて極めてつまらないものであった。
 作者は、この作品を通じて『日本の民主主義』が、如何に形骸化されているかを伝えたかったのかも知れないが、『九条の会』の運動や、非正規雇用の人たちの運動という立派な民主主義の運動があるにも拘わらず、取上げた取材対象は市議補欠選挙に立候補した自民党候補の選挙運動である。
 彼は政策公約を述べず「小泉自民党の○○です」という連呼しかしない。
(この作品は2005年頃のもので、まだ小泉が首相だったころのものである。)
選挙参謀は「駅前で聴こえるのは3秒しかない。そのためには連呼するのが最も良いのだ」と、この候補者を指導する。
 結局、「おはようございます。小泉自民党の○○です。いってらっしゃい!」
とだけ連呼するのである。
 そうして、投票の結果、開票では民主党候補と鍔迫り合いをしながら、結局当選するのである。
 この候補者の当選で、この作品は終わる。
評価も批判も何も無い。ただ、垂れ流すだけだ。
 これが、全世界で代表作品(5百作品中の10作品)として放映されるとすると、日本の『民主主義』が、いかに堕落したものであるかを世界中に知らせることになってしまう。

 他の作品が高く評価できる内容であっただけに、日本の作品のレベルがあまりにも低すぎることが際立った。

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地球危機2008

2008-01-04 21:42:14 | TVレビュー
他局がお馬鹿番組をやっている中では、このテレビ朝日の番組は、力作であった。

【公式サイト】

お馬鹿番組の一つは「のだめカンタービレ」スペシャルであるが、これは私の好みのドラマなので、録画しておいて、あとでみることに。

【地球危機2008】 の案内は以下の通り
 人類によって破壊され続けている地球。その破壊によって激変する環境と、それに翻弄される人々、動物たちを世界各地で徹底取材。明らかになる衝撃の真実を、ふだん何気なく暮らしている人々に4時間以上にわたって伝える地球規模の環境スペシャル。
 無縁と思われている海外の環境異変に、私たち日本人が加担しているとしたら…。 地球温暖化を防ぐために、今、私たちにできることとは? まさに予測不能となっている私たちの未来を探っていく。  藤原竜也らによる世界各地からのリポートを紹介しながら、スタジオでは古舘伊知郎と月尾嘉男教授がこれまでにない切り口で地球温暖化問題を語っていく。
そのほか、日本でも起きている異常気象の数々を報告する。




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「Democracy」

2008-01-03 23:58:13 | TVレビュー
昨夜、NHK総合で、「民主主義」についての番組をやっていた。

全世界から数百の番組を収集し、厳正な審査のうえで選ばれた選りすぐりの10作品を順次紹介するという。

昨夜(1月3日午前0:35~)は、
アメリカの戦争捕虜に対する虐待を描いた「米国・闇へ」と
ボリビアでの民主主義革命の過程をリアルに描いた「ボリビア先住民革命」の
2本が放映されたが、いずれも考えさせるものであった。

「米国・闇へ」の方は、「大統領暗殺」や「Peace Bed」などでも使われた手法(おそらくアメリカでのドキュメントの定式的描き方なのだろう)で、多くの証言者からのインタビューで証言させながら映像を重ねるという手法である。
 この方法で、アメリカ軍が無差別逮捕した無辜の市民(中東系の人々)に対して、国際法にも違反する拷問や虐待で“自白させる”手法を告発している。
 米軍首脳部は、「完全に兵士個人の行き過ぎであり厳しく処罰する」という証言をしているが、インタビューは多くの証言者のインタビューを重ねる中で、米軍の組織的指令による虐待であることを明らかにしてゆく。
 淡々とした中にも字際は、極めて迫力ある告発番組であった。
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 ボリビアはチェ・ゲバラが亡くなった地でもありゲバラの人気は高いという。
 モラレス大統領は、ゲバラ主義ではないが、先住民出身の指導者として「社会主義的先住民革命」を議会を通じて民主主義的手続きで進めている。
 しかし、この番組「ボリビア先住民革命」では、主要な生産手段が米国追従の資本家が今なお独占しているという「財政困難」な中での「民主主義革命」の進展の『遅さ』に市民の不満が広がる実態を描いている。
 その中で、革命派の一部が「革命のために必要だ」として様々な“手数料”や“カンパ”を私的に集めて私物化している実態なども描かれ、革命派の分裂の危機を描いている。
 そういう困難な状況の中でエネルギー資源の国有化に着手する姿などを描いているが、「改革」の速度は、住民の期待する速度に追いついていない。
 その不満を「反革命派」が利用して分断を図る、など、どの国の革命過程においても問題になるであろうことをリアルに描いていた。

 深夜帯ではあるが、こういう番組を放映したNHK労働者にエールを送りたい。


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