生まれてから死ぬまでの記録

人生とは、生まれてから死ぬまでの間のこと

自民党・憲法改正案に激しく萎える~公の秩序なんてクソくらえ

2005-09-28 22:51:40 | 日々の結構重要なような記録
憲法改正投票法案についての書き込みにトラックバックをたくさんいただいて、
全部見てみたら、大変勉強になりました。
自民党の憲法改正案の条文も読みましたけど、自民党員も、そして日本国民の
皆様も、あまり憲法をよくわかっていないような
自民党案では「公共の福祉」を「公の秩序」に変えてたりするんですが、
これなんて、憲法学者は怒り狂ってると思いますよ。私は怒ってますけどね

憲法は、国家権力からの自由を保障するための法律で、その核となるのが
基本的人権です。この基本的人権は、憲法によって保障されているものではなく、
「自然権」といって、法律で保障されるまでもなく、誰もが生まれながらに
持っているもので、それを憲法は成文化したにすぎない。
つまり、憲法>基本的人権、ではなく、基本的人権>>>憲法、なわけです。
その基本的人権を制限するものが「公共の福祉」ですが、「公共の福祉」の
一声でなんでもかんでも制限されたら基本的人権の意味ないじゃーん
なので、憲法学者はいろいろ考えて考えて、「内在制約説」といって
公共の福祉は、国家が人権を制限できる原理ではなく、他の人権との衝突を
調整し、共存するために人権が内在的に持っているものである、としたわけです。

も一度書きますが、公共の福祉は国家が人権を制限するための原理ではなく、
衝突の調整、共存のために人権に内在されてるものです。
それが、「公の秩序」て・・・
国家が人権を制限するための原理に後退してますやん
(昭和20年代は、公共の福祉は「外在制約説」といって、人権を制限するための
ものとして運用されてました)
これじゃあ昭和20年代に逆戻り&それで固定化されてしまう。
とんでもないっすよ

怒りを通り越して萎えるわ・・・。

他にもトラックバックを読んで、いろいろ感じた・考えたことがあるんですが、
多すぎて上手くまとまりません。
おいおい書いていきます。
とりあえず本日の締めは「公の秩序なんてクソくらえ」ということで

最新の画像もっと見る