ゲレーデ！ ゲレーデ！ ゲレーデ！

最近、テレビを買いました。
8インチ液晶テレビ。
生活のうえで、テレビに全く重きを置かない私には最適なサイズです。
カーナビで使われてるのより、ちょっと大きいくらいのサイズで。

テレビを普段ほとんど見ない私には、ほとんど確信がありまして、
日常性と俗悪性はテレビによって配信されてる、ってものなんですけど、
いざ、テレビを見てみると、なんつーか、

ゲレーデ！　ゲレーデ！　ゲレーデ！

って感じですね。
ゲレーデってのは、哲学用語で、饒舌って意味ですが、
かなり否定的に「無駄話」と訳すほうがよいかも。

テレビ番組自体がゲレーデというよりも、テレビがゲレーデを
促すような作りになってる。

例えば、秋田小1殺人事件でも、遺族の方々には悪いけど、これってあんなに
大きく報道されるようなもんか？
人の好奇心や批評精神をくすぐるようなもんでしかない、と思うんですが、
だからこそ、大きく報道されてるような気がする。

考えてみれば、日本のマスコミは、いつもいつもこんなんばっかしだと思う。

人間のリビドーって、なにかしら発散されないといけないわけで、
テレビはそれを、ゲレーデを促すという形で寄与してると思うけど、
ゲレーデだけではいかんやろ、と思うわけです。
リビドーって、もっと建設的なことに使わないといかんと思う。
だから、テレビは政治や経済をもっと本格的に伝えるべきだと思うけど、
それすらも、ゲレーデを促すような、一種のエンターテイメントとして
放映されてるのね。
普段、当たり前にテレビを見てる人は、全く違和感がないだろうけど、
殆どテレビを見てない私が、いわゆる普通にテレビを見てみると、
すごい違和感を感じるよ。

いろいろ、書きたいことがあるけど、どうも批判的なことしか
書けそうにないし、あまり批判的なことは書きたくないので、一旦
終わるけど、最後に一個指摘を。

テレビを普通に見てる人たちに言わせると、
「寂しいからなんとなくテレビをつけてしまう」
「音が鳴ってないとなんかいやだから、テレビをつけてるけど、見てはいない」
っての、多いけど、それって、問題あると思うよ。
音が鳴っててほしいなら、音楽なりラジオなりあるわけで、なぜテレビなのか？
「寂しいからテレビ」ってさ、例えば、「寂しいから携帯でメール」だったら、
すごい問題あるってすぐ分かるのに、どうしてそれが「テレビ」だと
問題を感じないのか、よく分からん。

テレビを見てて、痛切に思うのは、ゲレーデだけでは嫌だってこと！！
私は子供の頃、すごいテレビっ子だったんですが、完全にテレビ離れしたな、
と思う。
いわゆる普通にテレビを見てる人たちって、数が多いから「普通」ってことに
なってるけど、テレビ離れできてないだけだと思う。
日本人の幼稚性とテレビ離れのできてなさは、大いに関係があると思う。

ゲレーデ以外の言葉を語りたい！！！
もちろん、ゲレーデも重要なんだけどさ。