同じ日本列島でありながら、今夏の九州地方を襲った豪雨は、指宿に始まり、
熊本、佐賀、長崎、福岡とまさに九州を総なめにしました。本州、特にわたしの
方 は、梅雨でも雨量が少なく、近くの志摩用水のダムの水量もぐんと落ち渇水
状態を呈しています。
大雨による土砂崩れで家屋や道路、鉄道の線路にも大きな被害を及ぼし、
住民は避難を余儀なくされています。台風でもないのにこのような豪雨は
やはり異常気象がもたらすものでしょうか。
ヘリコプターでの救出
昨日東京大学名誉教授の月尾氏が話されていましたが、このようにいつも
危険にさらされる地域と言うのは、過去にも世界的にあり、その度に民族の
大移動があったと、日本もこうしたことはそろそろ考えなければならない時期
になってきたのではなかろうか。と言う意味のことでした。
わたしなど想定しない発想です。情的に考え、自分の土地を離れるということ
は、特に高齢者にとっては及びもつかないでしょう。地震災害の山古志村の
住民、噴火の恐れのある三宅島の住民もある程度おさまると、村や島へと
帰っていきました。長年住み慣れた地は永住の地であり、たとえその地で死を
迎えようと、の思いがあるのでしょう。
今後どんな災害がふって湧いてくるかもですが、危険から身を守るために移住
するか、故郷と運命を共にするか、考えねばならない時代が訪れることになるの
でしょう。
今日は七夕です。あいにくと梅雨空、牽牛と織女の出会いはどうでしょう。