『夜の観覧車』って確か阿刀田高さんじゃなかったっけ
訂正いたします。
ほんとに久しぶりに、読書のカテゴリです。
『告白』があまりに面白かったので、溜まっている他の本を差し置き、『夜の観覧車』を購入してしまいました。
感想としては・・・ううーん、期待しすぎたか・・・って感じです。
とにかくいやーな人ばかり出てくるんです。
それは、情報として知っていて、そこが面白そうで読んだのですが、ほんとにそれだけっていう。
高級住宅地にすむ一家の向かいに住むエリート一家で殺人事件がおきてしまい、犯人が母、殺されたのは父。エリート一家の近所の人たちも何かし関わっているのですが。
殺人事件に関して、何らかのどんでん返しとかあるのかと思ったらそうでもなく、動機もはっきりしたものはなく、なんかもやもやしたまま読み終えてしまいました。
そこが狙いなのかもしれませんが、すっきりしない読後感です。
高校生のいやーな女の子が登場するのですが、これがまた「ウチのがきんちょ?」ってくらいヒステリックで。
暴れたりしないだけがきんちょのほうがましですが、人の気持を逆なでするところなんてほんとにそっくりで。
これ読んで、気がついてくれないかしらんって思います。