先日のシルエットの答えです。
ニコン「F3」。1980年発売、2000年まで生産されていた
かつてのニコンのフラッグシップ機。
どうしても今のうちにフィルムカメラを
「ちゃんと」経験しておきたくなりまして、どうせなら
「今なら買えなくもない価格に落ちている」
かつてのニコンの頂点機種が欲しくなり、
オークションで落としてしまいました。
F3は2000年まで生産されていたため、
メーカーの部品保有期限が2010年まであり、
「壊れてもまだメーカー修理が効く」
機種なこともポイントです。
あと、D40と一部のレンズが共有できるのもポイント。
入手した機体はファインダー部に小さな凹みが
ある以外はほとんどスレもなく、まず美品といっていい状態でした。
モータードライブと「Ai-S Micro Nikkor 55mm F2.8」も込みで入手。
レンズはゴミが入っているため、オマケとのことだったのですが、
見てみると「ゴミ?どこに?」って感じでした。
ラッキー!
先日、友人二人と、品川水族館と谷中・根津・千駄木を訪れて
試写を済ませてきましたので、どうぞご覧ください。
Nikon F3+Ai-S Micro Nikkor 55mm F2.8
品川水族館に向かう水上バスの船上にて。
フィルムはコダックのISO400のネガです。
ブランドは・・・覚えてません(汗)。
テストのつもりで安売りしてたの買ったもので・・・
Nikon F3+Ai-S Micro Nikkor 55mm F2.8
品川水族館にて。
Nikon F3+Ai-S Micro Nikkor 55mm F2.8
ユリカモメ。すごい数群れてました。
こっちに飛んできたのをスナップ。なんとか写ってくれました。
Nikon F3+Ai-S Micro Nikkor 55mm F2.8
水の表情もなかなかクリア。
Nikon F3+Ai-S Micro Nikkor 55mm F2.8
谷中にて。ここからフィルムチェンジ。
「FUJICHROME トレビ 100C」。
リバーサルフィルムです。
Nikon F3+Ai-S Micro Nikkor 55mm F2.8
さすがにリバーサル、いい発色です。
Nikon F3+Ai-S Micro Nikkor 55mm F2.8
紅葉が鮮やかでした。
今年はずいぶん遅れましたが、
ようやく東京にも秋がやってきた感じです。
Nikon F3+Ai-S Micro Nikkor 55mm F2.8
太陽の光があたたかでした。
Nikon F3+Ai-S Micro Nikkor 55mm F2.8
根津神社にて。
Nikon F3+Ai-S Micro Nikkor 55mm F2.8
言問通りにて。この発色、雰囲気があってなかなか好きです。
今回フィルムで撮って思ったのは、
やはり一枚一枚を大事に撮るようになるなあ、ということ。
デジタルカメラで撮っているとつい
「どうせタダだ」という意識が働いて、
「とりあえず撮っとけ」になりがちです。
少なくとも自分はそう。
そして気がつけば凄まじい撮影枚数に・・・爆。
多分それをやってると、いつまでたっても写真がうまくなりません。
失敗したら消せばいい、っていうのも作品作りの
意識としては明らかにマイナスで、
これはデジカメの欠点なんじゃないかとも思いました。
チャンスは一度しかなく、それをたった一枚のフィルムに映しこむ
つもりで撮影する。シャッター切ったらもう消せない。
だからちゃんと考えて撮るようになる。
コストのかかるフィルムでの撮影は、
その「コスト」自体に意味があるのだと思います。
まあ普段のフィルムはできるだけ安いの使いますけどね。
あと現像はダイソー(笑)。