悩み（￣～￣）

今週の京阪杯に出走を予定しているある馬がいる。
２歳チャンピオンである。そう、彼だ。以前にも飲み屋に来ていた彼。
その彼がまたしても飲み屋へ。

ここは美浦トレセン近くにの道端にある飲み屋。店主は【クリスザブレイヴ】。
すでに常連と化している【マイネルレコルト】がやってきた。

レ『おやじぃ～ばんは～』
ク『おぉ、【レコルト】じゃね～か。まぁ座れよ』
レ『どうも、じゃあとりあえずウーロン茶でいいや』
ク『おっ、酒はいらね～のか？』
レ『今週京阪杯だからよ。控えてんだ』
ク『お～やる気だね～今度こそ久々の勝利なるか』
レ『う～ん。たぶんいい線まではいけると思うんだけどよ、不安があってな』
ク『なんだ？』
レ『今回よ～ブック読んだ限りでは騎手がよ、ごっちゃんじゃねーんだよ。
　　ルメールさんなんだよね』
ク『それが不安なわけ？』
レ『そう。今までず～っとごっちゃんに乗ってきてもらったからさ、
　　いきなりルメールさんって言われてもさ、気持ちの整理がさ・・・』
ク『おいおい、それを他の馬が聞いたらなんて言うかな。
　　ルメールに乗ってもらえるだけでも光栄なことなんだぞ羨ましがられるよ。
　　しかも、なんで後藤は愛称でルメールはさん付けなわけ？』
レ『そりゃずっと乗ってもらってるわけだからそれなりの愛着はわくでしょ。
　　ルメールさんは初めてだしさ、なんかね。
　　でもよ～羨ましがられてもオレはごっちゃんの方がいいわけよ』
ク『うんうん、よくわかるよその気持ち
　　オレもさず～っと東のユタカちゃんに乗ってもらってたからね』
レ『うん、聞いたその話。朝６時まで聞かされた』
ク『・・・まぁ、それくらい騎手は大事だよな。たしかに』
レ『だろ～だから今回は微妙かもしんね。だから期待しないでくれ』
ク『わかった・・・ってダメだろ一応競争してるんだから勝ちに行かないと』
レ『でも今までの話聞いてわかっただろ、オレはごっちゃんがいいの
　　だから今回はルメールさんがいくらうまく乗ってくれてもあんまり走らん』
ク『・・・おまえの決意がそこまで固いのなら何も言わないよ。
　　まぁ、飲めよ、ウーロン茶だけど』
レ『おぅ、おやじオレ、次の次あたりはがんばるよ』
ク『わかった・・・じゃあ次の次は期待してるぞ』

こうして夜が更けていく。
もしかしたら勝っちゃって、勝利報告しに来るかもね。

おしまい

京阪杯に出走する【マイネルレコルト】。
このレースは元来菊花賞で距離が長かった馬が適距離に戻って好走するレース。
よって３歳馬が強いのです。しかし今回登録段階で３歳馬はたった３頭。
その中での最右翼がこの馬。調子も上がってきているみたいだし、がんがれ

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